「開国前の日本がいかに海外を警戒していたか痛感した!」「観終わった後の余韻がたまらない」「上映時間の長さを感じさせず興味深い作品」「窪塚洋介と浅野忠信がMVP!」
17世紀の日本におけるキリシタン弾圧をポルトガル人司祭の目を通して描いた遠藤周作の小説を、巨匠マーティン・スコセッシ監督が映画化した歴史ドラマ。師の棄教の真実を探るため、日本を訪れる若き司祭をアンドリュー・ガーフィールドとアダム・ドライバーが演じるほか、窪塚洋介や浅野忠信らも重要な役で出演する。-Movie Walker-
映画『沈黙-サイレンス-』を観た人の感想、評価、口コミ
人間の強さや弱さ… とっても深い映画でした。
隠れキリシタンたちへの想像を絶する拷問が見るに耐えない。十字架に張りつけにされたまま、波に揉まれて死んでいくモキチたち。やるせないままの2時間40分。ラスト、意外な形で「救われたかも」と思えます。
外国人監督が江戸時代を描く特有の違和感もなく、原作の世界をみごとに描かれていた。約3時間、溶け込めた作品です。
みんな観た方がいいですよ。本も読んだらいいと思います。いろいろとズシンとくるので観終った後は疲れました。
歴史的な背景がわかるので入り込めたし信仰や宗教は好きなテーマだったので映像美と併せて感動しきりでした!難しいけどとても良い映画✨静かなテンポも良かった! ただ、スカッとする映画が好きな人にはあわないかな…暗くて重くて深い。
『沈黙 –サイレンス–』本日観ました。野火を観たときにとても似た涙 余韻が残っています。最初と最後の静かな虫の鳴き声と共に一生記憶に残る作品になると思います。益々スコセッシ教と塚本教の信者になりました。
映画先程観てきました。すごい映画だと思いました。また映画館に足を運びます。演技も最高でした。 2017年、この作品がアカデミー賞作品賞じゃなくして、何がとるのでしょう! とにかく、すごかったです。
『沈黙 -サイレンス-』観てきた。重い内容だが考えさせられながら観るから3時間近い上映時間も短く感じた。役者の演技も良くて心揺さぶられる作品だった。
沈黙見てきた〜。重かった〜
沈黙 サイレンスに込められた意味、、、 答えは自分の中、いつも自分の中に。 素晴らしい時間だった。
「沈黙 -サイレンス-」 観てきました。 興味深い内容で、話に引き込まれした。 でも観ているうちに、どんどん心が重くなるけどね! (^_^;)
沈黙-サイレンス-を観に行った。エンドロールの自然の音が印象深かった
映画『沈黙‐サイレンス‐』を見た。終盤、ロドリゴは「日本のような沼地(swamp)では教え広まらない」と観念する。日本で外来思想はキリスト教のみならず民主主義でさえも日本ではついに定着しなかったのだろう、と思う。
「沈黙-サイレンス-」、自然を映し出すその映像は美しさと残酷さをしっかりと捉えながら、劇中で音楽がほとんど鳴らない事おかげで、その重みや静寂さがとても深く感じられる物語だったと思う。
虫の鳴き声で始まり虫の鳴き声で終わる映画。一貫して虫の音が流れているが、しかし三人称の語り部はこれを指摘する事がない。ここにこの映画の本質がある。すなわちいくらか「日本人とは」を白人なりに認知した所で骨の髄まで我々はキリスト教徒なのだから日本人のことはわからないという判断だろう。その点で「サイレンス」という題名はうまいと思う。
日本人が何かを語った所で彼らの言葉は雑音であり聞こえない。しかし沈黙する神の言葉は明瞭に聞こえる。ある意味でキリスト教を愛しながら神父にならなかったスコセッシらしい作品と言えるだろう。
スコセッシ監督「沈黙 サイレンス」を見てきました。司祭たちはこの世の果て日本で信仰を棄てるようあらゆる責苦に晒されます。受難する側に立って映画をみるのは容易に思えますが日本人としてロドリゴとは別の葛藤を抱く瞬間があるかも。沈黙の中でスコセッシが拾う「音」にも耳を傾け、ぜひ劇場で。
『沈黙 サイレンス』スコセッシバイオレンスは今回も健在だけど、ひたすら不条理な暴力に観ていてどんどん辛くなる。拷問シーンは当たり前だけどキツかった
「沈黙-サイレンス-」後半の展開は時に強烈で、遣る瀬無さや無情さが増して行くその展開に釘付けになるしかなる。 己の罪と罰を自問自答しながら描かれて行くその描写に思わず息を呑む。
「沈黙-サイレンス-」は上映時間の長さを感じさせず興味深い作品だった。しかしキリスト教徒だったらもっと感銘を受けるんだろうなぁ。 良いように言えば信念がある、悪いように言えば意固地、意固地だから『汝の敵を愛せよ』と言いながら戦争を止められないんだろうか、キリスト教徒は。
沈黙-サイレンス- 淡々と、ただ淡々と。 映画に引き込まれてあっという間にエンディング。 深いなぁ…。
ものすごく感動しました。また映画館に足を運びます。最高のキチジロー役でした。最後の最後が、とくに感動しました。目力ありの最高の俳優です。
ストーリーの前半では、キリスト教を完全に捨てるという考えのもとで、「棄教」という言葉が使われていましたが、後半過ぎたあたりから、今持っている信仰を見直せという意味で「転ぶ」に変わって、理解しやすい作りでした。
『沈黙 サイレンス』あまりにも凄すぎる…。信仰を巡る2時間40分の濃密な人間ドラマに圧倒された。ロドリゴの旅を追体験しているような、純粋な映画体験をした気がする。最高に面白くて観終わると絶妙な後味の残る、容赦無く力強い大傑作だと思う
【沈黙 -サイレンス-】キリシタン弾圧下の長崎にやってきた宣教師が過酷な状況に直面し自身の信仰と向き合う様を描く。題材はキリスト教だけど、じつはものすごく日本的な映画であると感じた。一人ひとりの優しさと集団になったときの残酷さ、厳格な自然に神を重ね合わせる宗教観…必見の大傑作!
この日を本当に長いこと待っていました。待った甲斐がありました。私は遠藤周作が書く世界にいつも心が揺さぶられてきたし、その「心揺さぶる」部分を丁寧に映像化していたなあと思う。とても良かった。
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