舞台 『ドレッサー』THE DRESSER by Ronald Harwood口コミ感想ネタバレ 舞台 『ドレッサー』THE DRESSER by Ronald Harwoodあらすじ 公開上映中おすすめ舞台ミュージカル
「加納さん演じるノーマンのすごいセリフ量!」「しみじみとした哀愁!リアと道化の関係!」「戦時中の舞台公演の裏側を描いた作品!」
上映中【2018年2月23日(金)~3月11日(日)公開】
舞台 『ドレッサー』とは
第二次世界大戦下のイギリス。とあるシェイクスピア劇団では、若くて健康な俳優は軍隊に取られてしまい、年老いた座長(加藤健一)や座長夫人(西山水木)をはじめ、足の悪いオクセンビー(石橋徹郎)や老いぼれのジェフリー(金子之男)、新人のアイリーン(岡崎加奈)らわずかな劇団員でなんとか上演を続けていた。連日にわたる空爆の恐怖や劇団の現状に心身共に疲弊していた座長は、ある日突然町中で奇行に及び病院送りになってしまう。座長夫人と舞台監督のマッジ(一柳みる)は、今夜の演目『リア王』の中止を決断するが、長年座長に仕えてきたドレッサー(付き人)のノーマン(加納幸和)は、なんとか舞台の幕を開けようと孤軍奮闘を繰り広げる。
キャスト |
加藤健一 加納幸和(花組芝居) 西山水木 石橋徹郎(文学座) 金子之男 岡崎加奈 一柳みる(昴) |
スタッフ |
作=ロナルド・ハーウッド 訳=松岡和子 演出=鵜山仁 |
入場料・上演時間・その他 |
入場料金 前売5,400円/当日5,940円(全席指定・税込) *高校生以下¥2700(学生証提示・当日のみ)上演時間 約2時間40分(休憩あり) |
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舞台 『ドレッサー』THE DRESSER by Ronald Harwoodを観た人の感想、評価、口コミ
ドレッサー
本当に素敵な舞台です。
加藤健一事務所『ドレッサー』を観てきました。冒頭から加納さん演じるノーマンのすごいセリフ量!戦時中の舞台公演の裏側を描いた作品。すごく素敵な作品でした!
そしてロビーにはこんなおちゃめな加藤さんもお出迎え笑 3/11まで本多劇場にて上演しているのでお時間のある方はぜひ!
加藤健一さんは、座長が乗り移ったかのようで、何回か泣かされました。舞台監督役の一柳みるさんも、舞台監督の強さと弱さが、細やかに感じとれました。自分が年取ったせいかな?それぞれの気持ちが良く分かる。楽しかった。
『ドレッサー』(2時間40分、休憩15分、3/11迄)初日を本多劇場で観劇。舞台でリアを演じる座長を舞台袖、楽屋で支える付き人はじめスタップの視点から描いた、人間ですからきれい汚いはあるにせよ、舞台への愛は本物という舞台。劇場に本物の死は似合わない!蓋し名言です。
加藤健一『ドレッサー』 R・ハーウッド、鵜山仁。空襲の下、老優(加藤)が最後のリアを演じる。それを実現させる付け人(加納幸和=世話女房役、巧み)。老優を取り巻く3人の女: 夫人(西山水木)、新人(岡崎加奈)、舞台監督(一柳みる=内に秘めたる情念)。しみじみとした哀愁。リアと道化の関係。
ドレッサーは楽屋と舞台袖で話が進行するバックステージもので、舞台上ではリア王が上演されているという設定。明らかに東京サンシャインボーイズ「ショー・マスト・ゴーオン」の元ネタだなあ。あちらはマクベスだった。
「ドレッサー」本当に不思議な芝居だ。座長役と加藤健一さんはもう見分けがつかないし、加納幸和さん演じる付き人の名前はノーマン。舞台監督のマッジが舞台を見守る表情そのままに一柳みるさんは稽古を見てる。全員が虜になってる。