2024年春クールの月9ドラマ『119 -エマージェンシーコール-』が、ついに最終回を迎えました。
消防局の通信指令センターというこれまでにない舞台設定、そしてリアルな緊迫感で視聴者を魅了してきた本作。
そんな中、主演の清野菜名さん、瀬戸康史さんをはじめとする司令課3係のメンバーがクランクアップを迎えた現場の様子や、作品に込めた思いを語りました。
通信指令センターという“静かなる最前線”に光を当てたドラマ『119』
本作は、消防の通信指令室(ディスパッチセンター)を舞台に、事件・事故・災害など命に関わるあらゆる通報に対応する“声のプロ”たちに焦点を当てた群像劇。
舞台裏には横浜市消防局の全面協力があり、セットには実際の指令センターで使用されているシステムを忠実に再現。マルチディスプレイやリアルタイム映像通信システムなど、本物さながらの環境で撮影が行われました。
電話の向こうの“声”だけを頼りに人命を救おうとする彼らの姿に、視聴者は自然と引き込まれ、「これまで知らなかった職業へのリスペクトが生まれた」との声も多数寄せられました。
「命をつなぐ人々に、心からの敬意を」──清野菜名が語った想い
4カ月にわたる撮影を終え、清野菜名さんは次のように語りました。
「この現場、本当に楽しかったんです。毎日ウキウキしながら現場に来ていました(笑)。でも、そんな楽しい時間の中にも、現実の“命をつなぐ仕事”を背負う方々への尊敬と感謝の気持ちがどんどん大きくなっていきました。
撮影中に救急車が通ったとき、運転手の方が敬礼してくださったんです。その瞬間、消防の方々もこのドラマを応援してくれているんだ、と胸が熱くなりました。」
彼女の言葉には、役を超えて“命と向き合う人々”を真摯に見つめてきた視点がにじみ出ています。
瀬戸康史「プロフェッショナルの集まりが“兼下”という役を作ってくれた」
瀬戸康史さんは、冷静かつ熱い心を持つ指令管制員・兼下役を演じました。現場への思いをこう語ります。
「衣装を着てメイクをすると自然と“兼下”が自分の中に戻ってくるんです。これは、自分一人の力じゃなくて、スタッフさん一人ひとりのプロフェッショナルな仕事があってこそ。
あっという間に駆け抜けた日々でした。まだ実感がないくらいですが、また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。」
他キャストのコメントも感動的!
他のレギュラーキャストも、撮影を振り返りながらそれぞれの想いを口にしました。
見上愛:「英語や画面操作に戸惑いながらも、スタッフの熱意に支えられて乗り越えられました」
一ノ瀬颯:「4話で本当に通報を受けている感覚になれた。この経験が大きな自信に」
前原滉:「大変だったけど、明るく終われたことが最高。スペシャルとか映画があるかも?(笑)」
中村ゆり:「ドラマを見て、友人が命を救う行動を取れたという話も聞きました」
佐藤浩市:「現場でもたくさん声をかけていただいた。最終話も楽しみにしています」
SNSでも“泣ける”“心に残る”と話題に
最終回では、司令課3係のメンバーたちが最後の通報に全力で対応する姿が描かれ、視聴者の心を打ちました。
Twitter(X)やInstagramでは以下のような声が広がっています:
「台詞のひとつひとつが重い」
「静かに泣けるドラマ、最高だった」
「続編希望!このチームでもっと見たい!」
実際の命を救うドラマに:視聴者の行動が現実に影響
中村ゆりさんのコメントでも触れられていたように、このドラマを観て行動できた人が実際にいたという事実は、作品の力を物語っています。
フィクションであっても、伝え方次第で現実の命を守る“力”になり得る──そんなことを強く実感させてくれるエピソードです。
ディスパッチャーという仕事に、初めてスポットが当たった意義
多くのドラマが消防士や救急隊員に焦点を当ててきた中で、『119』が光を当てたのは“電話の向こうで人命をつなぐ人”たち。
その仕事のリアルさと責任の重さは、今回初めて多くの人に知られることとなりました。
声だけで状況を読み取り、指示を出し、現場へ最適な部隊を送り出す──
そのプロフェッショナルたちの仕事が、どれほどの命を救ってきたか、考えさせられる作品でした。
最後に──“続編希望”の声は現実になるか?
最終回を終えてなお、SNSでは「もっと観たい」「スペシャル希望」「映画化して!」という声が止まりません。
あの緊張感、あのチームワーク、そして心に沁みるストーリー。『119』は一度終わっても、多くの人の心に残り続ける作品となったのは間違いありません。
続編や特別編の発表を、心待ちにしましょう!