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清野菜名が語る『119エマージェンシーコール2026』見どころ 横浜大停電が描く“119番通報”のリアル

清野菜名が語る『119エマージェンシーコール2026』見どころ 横浜大停電が描く“119番通報”のリアル

2026年1月3日21時30分、フジテレビ系で放送されるスペシャルドラマ『119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT』

2025年1月期の月9ドラマとして放送され、社会的な反響を呼んだ『119エマージェンシーコール』が、約1年ぶりに完全新作で復活する。主演は前作に引き続き 清野菜名。舞台は「横浜全域が大停電に陥る」という極限状況だ。







数字が示した前作の“影響力”

119エマージェンシーコール

連続ドラマ版『119エマージェンシーコール』は、TVer・FODの無料見逃し配信で各話200万再生超を記録。

全11話平均の個人全体視聴率は4.6%と、フジテレビ月9枠では異例の安定した数字を残した。

注目すべきは、放送後に約1万件のジャンクコールが減少したとされる点だ。ドラマがエンターテインメントにとどまらず、“119番通報の使い方”を社会に問いかけた作品だったことが、この事実からも読み取れる。

“オール新作”で描かれる司令課の現在

今回のスペシャルドラマは、ストーリー・事件ともにすべて新作。司令課のメンバーも再集結する。

清野菜名のほか、瀬戸康史見上愛一ノ瀬颯前原滉、さらに 中村ゆり佐藤浩市 らが名を連ねる。

新たに司令課3係のメンバーとして長野博莉子 が参加。AIエンジニア役には 柏原収史 が起用され、現代的な要素も加わった。

清野菜名が語る“指令台の緊張感”

医療ドラマ好きが心震わせた一作『119エマージェンシーコール』——通信指令員の戦いが新章へ

清野は、久々の撮影現場について「指令台に座ると独特の緊張感がある」と語っている。

通報を受けながらモニターを操作し、状況を整理し、次の指示を出す。一つのミスが命に直結する現場は、セリフ以上に集中力が求められる。

瀬戸康史も「やはり緊張する」と話しており、このドラマならではのリアリティが、演じる側にも強く影響していることが伝わってくる。







副台に座る雪が示す“成長”

清野が演じる粕原雪は、前作では1列目の指令台に座る場面が中心だった。しかし今回は、2列目の副台に入るシーンが増える。

これは単なる配置換えではない。現場全体を見渡し、後輩を支え、判断を補佐する立場へと雪が確実に成長していることを示す演出だ。

連続ドラマを見てきた視聴者ほど、この変化に気づき、物語の深みを感じられる構成となっている。

横浜大停電が突きつける“119番通報の現実”

医療ドラマ好きが心震わせた一作『119エマージェンシーコール』——通信指令員の戦いが新章へ

本作最大の見どころは、横浜が大規模停電に陥るという設定だ。

通信網が不安定になり、情報が錯綜する中で鳴り続ける119番。ヘリコプターの出動、限られた判断材料、刻一刻と変わる状況。

スペシャルドラマならではのスケール感で描かれる一方、物語の軸にあるのは「声だけで命をつなぐ」という、連続ドラマから一貫したテーマだ。

「119番通報の在り方」を伝え続ける理由

清野は今回の放送について、「このドラマが“119番通報”の在り方を、改めてお伝えできれば」と語っている。

前作で実際にジャンクコールが減少したという事実は、ドラマが現実の行動に影響を与えた証でもある。

本作でも、いつ119番をかけるべきか、どう伝えればよいのか視聴者が自然と考えさせられる構成が意識されている。

■ 放送情報まとめ

  • 作品名:119エマージェンシーコール2026 YOKOHAMA BLACKOUT
  • 放送日:2026年1月3日(土)21時30分
  • 放送局:フジテレビ系
  • 脚本:橋本夏
  • 演出:水田成英
  • 主題歌羊文学「声」

なぜ『119エマージェンシーコール』は共感を集めるのか

このシリーズが支持される最大の理由は、“ヒーローを描かないヒューマンドラマ”である点にある。

司令課の仕事は、顔の見えない相手と声だけで向き合い、限られた情報から最善を導き出すこと。そこに派手さはないが、現実と地続きの重みがある。

横浜大停電という非常事態を通して描かれるのは、「もし自分が通報する側だったら」という問いだ。

『119エマージェンシーコール2026』は、視聴後に行動を少し変えたくなるドラマ。その静かな影響力こそが、本作最大の見どころと言えるだろう。

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この記事を書いた執筆者・監修者
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ポプバ ドラマ部:佐伯・Pちゃん

脚本家の視点でドラマを深掘る、雑食系オタクライター。
幼少期からドラマと映画が大好きで、物語を追いかけるうちに自然と脚本を書き始め、学生時代からコンクールに応募していた生粋の“ストーリーマニア”。現在はドラマのレビュー・考察・解説を中心に、作品の魅力と課題を両面から掘り下げる記事を執筆しています。
テレビドラマは毎クール全タイトルをチェック。「面白い作品だけを最後まで観る」主義で、つまらなければ途中でドロップアウト。その分、「最後まで観る=本当に推したい」と思える作品だけを、熱を込めて語ります。
漫画・アニメ・映画(邦画・洋画問わず)にも精通し、“ドラマだけでは語れない”背景や演出技法を比較的視点で解説できるのが強み。ストーリーテリング、脚本構造、キャラクター心理の描写など、“つくる側の目線”も織り交ぜたレビューが好評です。
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