ポップバースミックス

ポップカルチャーの交差点、あなたが主役のエンタメ宝庫の旅へ!

映画 邦画

映画『35年目のラブレター』35年かけて、あなたに伝えたい言葉【ネタバレ・読む映画】

映画『35年目のラブレター』35年かけて、あなたに伝えたい言葉【ネタバレ・読む映画】序章(導入)

「ありがとう」

このたった五文字の言葉を伝えるために、ある男は35年の時をかけた

映画『35年目のラブレター』は、実話を基にした感動の物語。文字の読み書きができない男が、最愛の妻に「ありがとう」を伝えるために、一から学び直す。普通のラブストーリーとは違う。これは“人生を懸けたラブレター”の物語だ。

主演は笑福亭鶴瓶×原田知世。さらに、若き日の二人を重岡大毅×上白石萌音が演じ、世代を超えた愛の形を描き出す。

もし、あなたが同じ立場だったら?

大切な人に気持ちを伝えることの大切さを、今一度考えさせられる作品だ。

起(発端)── 夫の秘密、妻の決意

舞台は昭和の大阪。

西畑保(にしはた たもつ)は、幼い頃に貧しい家庭で育ち、満足に学校へ通うことができなかった。その結果、彼は文字の読み書きができないまま大人になった

そんな保が出会ったのが、皎子(きょうこ)。明るく聡明で、どこか儚さを感じさせる女性だった。二人は恋に落ち、結婚する。しかし、保には誰にも言えない秘密があった。

「この書類、ちょっと書いてくれる?」

「……おう、ちょっと待ってな。」

仕事の契約書、病院の問診票、年賀状。どんな時も、保は皎子に頼り続けた。しかし、彼女はある日ふと気づく。

「あなた……もしかして、字が読めないの?」

その瞬間、時間が止まったように感じた。

「……すまん。」

保は、これで終わりだと思った。皎子が去ってしまうかもしれない。だが、彼女は違った。

「大丈夫。今日から、私があなたの手になる。」

それは、彼女なりの永遠の愛の誓いだった。

映画『35年目のラブレター』35年かけて、あなたに伝えたい言葉【ネタバレ・読む映画】

承(展開)── 35年の支え合い

それから35年間、皎子は保の“目”となり、“手”となった。

役所の書類は彼女が書き、店での注文も代わりに伝えた。二人は支え合い、穏やかな日々を過ごしていた。しかし、時間は確実に流れていく

定年を迎えた保は、ふと思う。

──「今までずっと支えてくれた皎子に、せめて自分の言葉で感謝を伝えたい。」

そして彼は夜間中学への入学を決意する

60歳を過ぎ、鉛筆を握る手は不器用だった。

「おはようございます」と書くだけで30分。

「皎子」と書くのに、何度も何度も書き直した。

それでも、保は学び続けた。皎子のために、たったひとつのラブレターを書くために。

転(危機)── 迫る時間、綴られる想い

ようやく手紙が書けるようになった頃、皎子は重い病に倒れる

検査結果は、余命わずか。

保は必死に看病しながら、震える手でラブレターを書き続けた。

「ありがとう。そして、大好きや。」

涙でにじんだ文字。何度も何度も書き直し、ようやく完成した。

「お前に、渡したいもんがあるんや……」

病床の皎子は、弱々しく微笑んだ。封を開け、ゆっくりと手紙を読む。そして、小さく震えながら、涙をこぼす。

「たもつ……ほんまに、ほんまにありがとう……」

その夜、皎子は静かに息を引き取った。

結(解決)── 愛の証

皎子がいなくなった日、保は言葉にならないほど泣いた。

しかし、彼はある日、皎子の引き出しの中から一通の手紙を見つける。そこには、タイプライターで打たれた文字が並んでいた。

「あなたが頑張る姿が、私の誇りでした。」

「私を、あなたの妻にしてくれてありがとう。」

皎子もまた、彼に伝えたかったのだ。

「俺、ちゃんと伝えられたんやろか……?」

保は、涙を流しながら、手紙を胸に抱いた。

終章(余韻)── 言葉の持つ力

その後、保は夜間中学を卒業し、文字の読み書きを身につけた。彼は言う。

「遅すぎることなんか、ないんやで。」

もし、あなたが誰かに伝えたい気持ちがあるなら、言葉にしてほしい。たとえ、うまく伝えられなくてもいい。たとえ、時間がかかってもいい。

「ありがとう」たった五文字が、人生を変えることもあるのだから。

『35年目のラブレター』を観るべき理由

🎬 感動必至!キャストの熱演

  • 笑福亭鶴瓶の“無骨な男の涙”
  • 原田知世の“静かで深い愛”
  • 重岡大毅×上白石萌音の瑞々しい演技

📽️ 映像美&音楽

  • 昭和のノスタルジックな雰囲気をリアルに再現
  • 心に染みる美しいメロディ

💌 人生を懸けた“ラブレター”に涙する

映画『35年目のラブレター』、絶賛公開中。

この感動を、ぜひ劇場で。

最新みんなのレビュー

お嬢と番犬くん

2025年3月15日

お嬢と番犬くんを見てきました。

テンポ良く進むラブコメ。

ジェシーくんがカッコよくて、良い作品になっていて嬉しい。

SixTONESのバリアもめっちゃ良かった!

つぶあん

見終われば、言いたいことを一刻も早く伝えたくなります

2025年3月14日

笑って泣いて、久々に心が良い運動をしたみたいに、見終わったらすっきりしていました。

そして、いくらか素直にもなれてたりします。

見た感想と一緒に、話に行ける理由になる、そんな素敵な映画です。

おんちゃ

自然と泣きました

2025年3月12日

久しぶりに映画館で泣きました。人の温かさに触れます。辛いシーンだけではなくところどころくすっと笑えて最後に大きな感動があふれる作品です。

はる

皆さんの観たお気に入りの映画のレビューを書いて盛り上げましょう♪

-映画, 邦画
-, , , , , , , , , , , , , , , ,