
2017年はNintendo Switchの大躍進と共に、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(BotW)が世界中で話題をさらった一年でした。ファミ通が実施した「クリエイターが選ぶ2017年ベストゲーム」アンケートでも、ゼルダBotWが圧倒的1位 を獲得。その評価はゲームファンだけでなく、ゲーム制作に携わるプロフェッショナルからも絶賛されています。
ランキング結果(ファミ通調べ)
1位:ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
2位:ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
3位:ニーア オートマタ
4位:スプラトゥーン2
5位:スーパーマリオ オデッセイ
※2017年1月~12月中旬に遊んだタイトルを対象に、クリエイターがベスト5を選出。順位に応じてポイントを加算して集計。
なぜゼルダが“ぶっちぎり”で選ばれたのか
1. 自由度の高さと遊びの設計
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崖登り・滑空・パラセールといった移動の自由さ
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物理・化学エンジンを駆使した直感的な謎解き
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「シチュエーションとゴールを提示するだけで多様な解法が生まれる」デザイン
2. 技術とデバッグへの信頼
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世界中のオブジェクトが一貫したルールで動作
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300人の開発者が総テストプレイを行い、大規模なデバッグを実施
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「自由度が高いのに致命的なバグがない」と業界人からも驚きの声
3. ゲームデザインの哲学
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単に“広いオープンワールド”ではなく「能動的な遊びを生む仕組み」を構築
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GDCやCEDECでの開発講演でも、理論に基づくデザインが称賛された
他タイトルとの比較で語られる評価
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DQXIは「伝統を守りながら完成度を高めた安心感」
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ニーア オートマタは「ストーリーと演出の革新性」
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スプラトゥーン2やマリオデも任天堂タイトルとして高評価
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しかし、ゼルダは「次世代の基準を作った作品」として一段上の扱い
ファンや業界人の声(要約)
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「開発者なら誰もが目指す理想のゲーム」
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「ゼルダの後に他のゲームを遊ぶと、つい崖を登ろうとしてしまう」
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「オープンワールドの概念を刷新し、別ジャンルと呼ぶべき作品」
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「30年積み重ねた謎解きノウハウが、広大な世界に見事に融合した」
まとめ
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ゼルダBotWは2017年を代表する作品であり、クリエイターからも絶賛された
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圧倒的な自由度・緻密な設計・革新的な遊びが評価の理由
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Switch本体と共に、ゼルダは2017年のゲーム業界を象徴する存在となった
追加情報:BotWが残した“基準”
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、単に「ゼルダシリーズ最新作」ではなく、オープンワールドゲームの新しい基準 を提示しました。プレイヤーが自由に遊べる世界、そして開発者が理論的に設計したルールの融合。この哲学は、今後のゲーム開発に大きな影響を与え続けるでしょう。











