写真集 男性 芸能

荒木飛羽が語る、10代から大人への境界線。20歳目前に見せた“変化と覚悟”

荒木飛羽が語る、10代から大人への境界線。20歳目前に見せた“変化と覚悟”

10代の終わりを迎えるというのは、誰にとっても特別な瞬間だろう。

だが、それが俳優・荒木飛羽のように、常に多くの視線を集めながら成長してきた存在であれば、その“節目”はなおさら重みを増す。

9月に20歳を迎える荒木が、その直前にリリースするのが、写真集『20』だ。

15歳のとき以来となる今作は、彼自身が「自分でも見たことのない」と語る表情にあふれた、“変化”と“覚悟”の記録となっている。

着実に広げてきた俳優としての幅

荒木飛羽が語る、10代から大人への境界線。20歳目前に見せた“変化と覚悟”

荒木飛羽の名前を一躍広めたのは、話題作『あなたの番です』での登場だった。

その後も『るろうに剣心 最終章』や『First Love 初恋』など、ヒット作への出演が続き、視聴者の印象に残る“透明感と陰影の同居する存在”として成長を遂げていく。

最近では『スメルズ ライク グリーン スピリット』や『おとなりコンプレックス』といった作品で主演を務め、感情の機微を繊細に演じきることで、役者としての“芯の強さ”を見せ始めている。

どこか守られていた少年から、自らの意思で役柄に挑む“表現者”へ。

写真集は、その移ろいの瞬間を静かに、しかし確かに切り取っている。

“今しか撮れない姿”──7つの物語に込められた想い

写真集『20』は、7つの異なるシチュエーションで構成されている。

湖畔でボートをこぐ姿、窓辺で静かに思索するカット、濡れた髪に強い眼差しを宿した表情──それぞれがまるで短編映画のワンシーンのようだ。

中でも本人が“こだわった”と語るのが、ギターを使った撮影シーン。

実際に自身の私物であるアンプを現場に持ち込み、「自分の好きなもの」を詰め込んだという。演じるでもなく、作り込むでもなく、“素の延長線上にある荒木飛羽”がそこにはいる。

「カメラマンのMARCOさんをはじめ、スタッフの皆さんの力を借りて、自分でも見たことのない写真が撮れました」

そう語る表情には、少年のあどけなさと、俳優としての責任感が同居していた。

変化を恐れず、大人として踏み出す覚悟

荒木飛羽が語る、10代から大人への境界線。20歳目前に見せた“変化と覚悟”

10代を振り返りながらも、荒木の視線はすでに“その先”を見据えている。

「5年前に写真集を出したときとは、全然違う雰囲気になったと思います」と語る言葉の裏には、演技と向き合ってきた5年間の経験と成長がある。

役者にとって、「見た目の変化」よりも「表情の変化」のほうがよほど重要だ。

今回の写真集には、そうした内面の成長が滲み出ており、“撮られる側の覚悟”が一枚一枚ににじんでいる。

20歳という節目に、彼はただ「大人になった」と言いたいわけではない。

「変化を恐れずに、次へ進む」──その姿勢こそが、荒木飛羽という俳優の本質を映している。

誕生日にファンと直接会う、もう一つの“表現”

そして、もうひとつの大切な出来事が控えている。

写真集発売前日の9月28日(日)、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAにて開催されるお渡し会イベントだ。

20歳の誕生日当日という特別なタイミングでファンと直接会う機会に、荒木は「とても嬉しい」と笑顔を見せる。

演技ではない、“素の言葉”で向き合える場。

それは彼にとって、写真を通じて語るのと同じくらい、大切な表現のかたちなのかもしれない。

境界線に立つ、今この瞬間を忘れないために

写真集『20』は、記念でも記録でもなく、“通過点の証明”だ。

少年から大人へと変わりゆく中で、「今しかない感情」と「今だから出せる表情」を詰め込んだ一冊は、荒木飛羽にとっての自己証明でもある。

未来の彼が、ふとこの瞬間を振り返ったとき、どんな言葉が浮かぶのだろうか。

そして、今この変化の瞬間を見届ける私たちにも、きっと忘れがたい記憶となるはずだ。

🧩10代俳優が“大人の顔”を見せるとき──写真集というメディアが持つ力

俳優が写真集を出す理由は、一見シンプルなようでいて奥深い。

特に、荒木飛羽のように10代から注目を集めてきた存在にとって、「写真集」とは成長の“区切り”ではなく、“飛躍の布石”である。

写真は嘘をつかない。台本のない視線、セットのない風景、演技ではない呼吸。

だからこそ、荒木が本作で見せた“今しか撮れない姿”には、俳優としての覚悟と人間としての静かな決意が宿っている。

近年では、同世代俳優たちも続々と写真集を発表しているが、荒木の作品は“静かで強い”という異質な存在感を放つ。

派手さや演出に頼らず、むしろ“感情の余白”を写すことに成功しているのだ。

また、写真集の中には「MyFavorites20」と題された質問コーナーやインタビューも収録されており、そこでは荒木自身の趣味嗜好や現在の内面が赤裸々に語られている。

ファンにとっては、映像では見えない“地続きの荒木飛羽”に出会える貴重な機会となるだろう。

写真集とは、ただの作品紹介ではなく、“感情を共有するツール”でもある。

10代最後の姿を受け止め、これからの未来に期待を馳せる──

そんな役割を、この一冊は果たしてくれる。

📘書誌情報

  • タイトル: 荒木飛羽写真集『20』

  • 発売日: 2025年9月29日(月)

  • 価格: 3,850円(税込)

  • 撮影: MARCO

  • 出版社: ワニブックス

  • お渡し会イベント: 2025年9月28日(日)@HMV&BOOKS SHIBUYA

  • チケット発売: 8月4日(日)18:00〜(ワニブックス公式サイトにて)

今すぐ読む!

みんなの気になるランキング

「目が合ったら終わり…」目だけで落とされる!“目力・視線が武器”な俳優ランキングTOP10

2025/11/20

「目が合ったら終わり…」目だけで落とされる!“目力・視線が武器”な俳優ランキングTOP10

「その目に見つめられたら、もう抗えない——」感情を奪う“視線の破壊力”に落ちる。 近年、ドラマや映画で「目で語る俳優」が急増中。派手なセリフより、視線ひとつで“全てを語る”俳優に心を持っていかれる人が続出しています。 今回は、「目が合ったら終わり」と話題の“目力・視線が武器”な俳優たちを徹底調査!SNSでの反響、視線シーンの名場面、そして“瞳に宿る演技力”を総合評価し、TOP10を決定しました! 第10位:奥平大兼(俳優・20代前半) “無垢と狂気のあいだ”を見せる瞳の破壊力 コメント: ・「目が泳がない ...

20代女性が選ぶ恋人にしたい有名人ランキング【2025年最新版】

2025/11/20

20代女性が選ぶ恋人にしたい有名人ランキング【2025年最新版】

“付き合いたい”のリアルな温度感。2025年、恋の主役はこの10人(ポプバ調べ) 「恋人にしたい」と思うその瞬間、人はどんな魅力に惹かれているのか――。 SNS投稿、検索トレンド、日常会話の中に散りばめられた“推し”たちの存在感をもとに、PopVerseMix編集部が20代女性の“本音”にフォーカスしたランキングを作成! 今年ならではの価値観が透けて見えるラインナップに、あなたもきっと「わかる〜!」と頷くはず。 次の推し活の参考にも、ぜひご一読を! 第10位:赤楚衛二(俳優・30歳) 距離感のうまさが“恋 ...

「この人とならGWずっと一緒にいたい!」20〜30代女性が選ぶ“最高のデート相手”ランキングTOP10!

2025/11/20

「この人とならGWずっと一緒にいたい!」20〜30代女性が選ぶ“最高のデート相手”ランキングTOP10!

この人となら、GWが一生の思い出になる——。 “恋の理想形”が詰まった、10人の彼と過ごす想像の旅。(ポプバ調べ) 今年のゴールデンウィーク、もしも誰かとずっと一緒に過ごせるとしたら…? そんな夢のような妄想に、20〜30代女性たちが“ガチで選んだ”理想の相手をランキング化!SNSの声や検索トレンドをもとに、今の時代を映す“最高のデートパートナー”TOP10をお届けします。読者のみなさんも「私だったら誰と過ごしたい?」と想像しながら、ぜひご覧ください! 第10位:佐藤寛太(俳優・27歳) 飾らず自然体、だ ...

この記事を書いた編集者
この記事を書いた編集者

ポプバ編集部:Jiji(ジジ)

映画・ドラマ・アニメ・漫画・音楽といったエンタメジャンルを中心に、レビュー・考察・ランキング・まとめ記事などを幅広く執筆するライター/編集者。ジャンル横断的な知識と経験を活かし、トレンド性・読みやすさ・SEO適性を兼ね備えた構成力に定評があります。 特に、作品の魅力や制作者の意図を的確に言語化し、情報としても感情としても読者に届くコンテンツ作りに力を入れており、読後に“発見”や“納得”を残せる文章を目指しています。ポプバ運営の中核を担っており、コンテンツ企画・記事構成・SNS発信・収益導線まで一貫したメディア視点での執筆を担当。 読者が「この作品を観てみたい」「読んでよかった」と思えるような文章を、ジャンルを問わず丁寧に届けることを大切にしています。

記事執筆依頼お問い合わせページからお願いします。