※本記事は『ONE PIECE』最新話(1157話)までの内容を含みます。未読の方はご注意ください。
ゴッドバレー事件――“歴史の空白”に潜む最大の謎
『ONE PIECE』の世界には、表向きの歴史から意図的に抹消された出来事が数多く存在します。その中でも、ひときわファンを惹きつけてやまないのが 38年前の「ゴッドバレー事件」 です。
ロジャー、ロックス、ガープといった伝説級の人物が一堂に会したとされるこの事件。しかし、なぜ彼らが同じ場所に集結する必要があったのか――長年その理由は謎に包まれてきました。
そして2025年現在、最新話で明かされた新事実により、「事件を引き起こした“宝”の正体」が大きな注目を浴びています。
最新話で浮かび上がった“アイドル”の存在
第1157話「伝説のBAR」では、過去編の中心人物として シャクヤク(通称シャッキー) が描かれました。
彼女はかつて九蛇海賊団の船長を務め、そのカリスマ性はまさに“アイドル”。当時の海賊たちから熱狂的に崇拝され、ロックスやロジャーでさえ彼女に心を奪われていたといいます。
そんなシャクヤクが突然、九蛇海賊団を離れ、ロックス海賊団の拠点「ハチノス」でバーを開いた瞬間から、歴史が大きく動き出したのです。
作中のナレーションでは「島の宝」と呼ばれる存在になったと語られ、さらに “奪われる”未来 が示唆されていました。
ゴッドバレーと「人間狩り」
では、なぜゴッドバレーが事件の舞台となったのか。
背景には、天竜人による残酷な娯楽「人間狩り」があります。奴隷や罪人、先住民を狩るこの行為は、世界貴族にとっての“遊び”。38年前、西の海に位置する島・ゴッドバレーが、その舞台に選ばれました。
そこに現れたのがロックス海賊団、そしてロジャー海賊団。両者の目的は単なる破壊活動ではなく、「奪われた宝を取り返すため」 だった可能性が高いのです。
海軍本部から応援要請を受けたガープも、「アレは海賊島の宝だ。取り返しに来るのは当然」と語っており、その“宝”こそがシャクヤクを指していると考えるのが自然でしょう。
ロジャーもロックスも惹かれた“女性”
シャクヤクが“宝”だった可能性を裏付ける場面は、第1096話にも散見されます。
ゴッドバレー上陸の際、シキは「手に入れた者勝ち」と言い放ち、ビッグ・マム(リンリン)は「おれがいただく!」と宣言。するとカイドウが「お前に意味はないだろ!」と突っ込む場面が描かれました。これは「女性だから」という皮肉であり、対象が“女性の人物”だったことを示唆していると解釈できます。
さらに、ロジャーまでもがシャクヤクに惚れ込み、九蛇海賊団を何度も襲撃していたことが過去編で明らかになっています。つまりロジャーもロックスも、同じ女性を求めて動いた――これがゴッドバレー事件の発火点だったのかもしれません。
ゴッドバレー事件=“アイドル争奪戦”だった?
(出典:©︎週刊少年ジャンプ2025年36・37合併号)
ここまでの描写を総合すると、ゴッドバレー事件は「ひとりの女性をめぐる争奪戦」であった可能性が高まります。
- ロックス海賊団 → “奪われた宝=シャクヤク”を取り返すため
- ロジャー海賊団 → シャクヤクを求めて介入
- 海軍 → 天竜人を守るための派遣
この三者が入り乱れた結果、歴史を揺るがす大事件となったと考えられます。
現在のシャクヤクが落ち着いた達観した態度を見せるのも、かつて世界の大事件の中心に立たされた経験ゆえでしょう。また、ハンコックの恋心を瞬時に見抜いた鋭さも、この過去に通じているのかもしれません。
依然として残る“不可解な点”
ただし、シャクヤクがなぜ九蛇海賊団を突然抜けたのか、その動機は依然として謎に包まれています。
- レイリーへの想いからロジャーに接近したのか?
- それともロックスに取り込まれることで得るものがあったのか?
ここが解明されない限り、ゴッドバレー事件の全容は語れません。
ゴッドバレーの真相はまだ続く
現時点で見えてきたのは、「ゴッドバレー事件の“宝”はシャクヤクだった可能性が極めて高い」ということ。
しかし、彼女がなぜ歴史の中心に立たされ、そしてなぜ自由を奪われる未来が示唆されたのか――真相はまだ先に隠されています。
今後の展開で、ロックスとロジャー、そしてシャクヤクの“三角関係”がどのように描かれるのか、目が離せません。
ゴッドバレー事件は“Dの意志”とも関係するのか?
もうひとつ注目すべきは、ゴッドバレーに「ロジャー」「ロックス」「ガープ」といった“Dの意志”に深く関わる人物が同時に集まった点です。
- ロジャー:世界の真実に最も近づいた人物
- ロックス:世界政府が最も恐れた“危険思想の体現者”
- ガープ:海軍でありながら天竜人に従わず、自らの正義を貫いた人物
そこに“宝=シャクヤク”が絡むとなれば、単なるアイドル的存在にとどまらず、「世界の均衡を揺るがす存在」 だった可能性も否定できません。
たとえば、シャクヤク自身が 古代兵器や天竜人の秘密に関わる血筋 を持っていたとしたら……?
そう考えると、天竜人がわざわざゴッドバレーで彼女を拘束し、海賊たちが奪還に動いたという構図にも合致します。
なぜ“宝”は抹消されたのか?
ゴッドバレー事件そのものが「歴史から消された」という点も重要です。
世界政府にとって不都合な真実――すなわち、天竜人が一人の女性を“所有物”のように扱い、ロジャーやロックスまでもが動かざるを得なかった事実。それこそが歴史から隠蔽された理由かもしれません。
シャクヤクとハンコックの繋がり
シャクヤクとハンコックの関係にも注目です。
「恋は盲目」という感覚を誰よりも理解している彼女が、ルフィに惚れたハンコックを的確に言い当てたのは、自身がかつて ロジャーやロックスを翻弄した“経験者” だからこそ。
つまり、ゴッドバレー事件はただの戦争ではなく、後の「女ヶ島の思想」や「ハンコックの恋愛観」にまで繋がる、大きな歴史の分岐点だった可能性があります。
結論?
ゴッドバレー事件の“宝”は、シャクヤクである可能性が極めて濃厚。
彼女をめぐる争奪戦こそが、ロジャー・ロックス・ガープらを同時に動かした理由だったのでしょう。
まだ語られていない彼女の動機、そして天竜人との因縁が明らかになったとき――“空白の100年”と同等の衝撃が走るはずです。
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