アイドル、俳優、そして“声優”へ――佐久間大介の新章が始まる
人気グループ・Snow Man のメンバーとして圧倒的なパフォーマンスを見せる一方、アニメ愛と声の表現力で新たなステージに立とうとしている男がいる――佐久間大介だ。
そんな彼が今回、新たに挑戦するのが テレビアニメでの主演声優。
オリジナルTVアニメ『風を継ぐもの』で、記憶をなくした青年・立川迅助という難役に挑む。
「アニメオタク」では終わらない。
「Snow Manの佐久間」だけでもない。
その先にある“声優・佐久間大介”という存在が、いま静かに立ち上がろうとしている。
Snow Man・佐久間大介という存在
1992年7月5日生まれ、東京都出身。2005年にジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)に入所し、2020年にSnow ManとしてCDデビュー。デビュー後は国民的グループの一員として、音楽・舞台・映画・テレビ・CMなど幅広いジャンルで活動してきた。
そんな中でも、佐久間が常に発信してきたのが“アニメへの情熱”だ。
- アニメ鑑賞は日課
- 声優業界へのリスペクトを公言
- キャラや声優の名を即答できる知識量
- ラジオ番組『Snow Man 佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』でもアニメ語りが止まらない
もはや「ガチオタ」の枠を超え、作品と業界へのリスペクトを軸に、自ら表現者として関わりたいという姿勢が明確に伝わる。
『風を継ぐもの』で主人公・立川迅助役に
佐久間が今回主演を務めるTVアニメ『風を継ぐもの』は、アニプレックス×Live2D×ドライブによるオリジナル時代劇アニメ。
舞台は動乱の幕末、壬生浪士組(後の新選組)を軸に、刹那の青春を描く群像劇だ。
◼︎ 佐久間が演じるのは「立川迅助」
記憶を失った青年として物語の幕を開ける
壬生浪士組のもとに現れ、仲間との関係性の中で自らの過去や運命に向き合っていく
精神的な揺れや迷い、時代に翻弄される“人間らしさ”が求められる難役
佐久間はこの役を、オーディションで勝ち取り、自らの言葉でこう語っている:
「記憶を失った迅助の様に、新鮮な気持ちで、全力でアフレコに立ち向かわせていただきます」
「まさか大好きなANIPLEX作品の、しかもオリジナルアニメーションに参加できる日が来るとは……」
アイドルである前に、アニメファンとして、声の表現者として、作品への“感謝”と“覚悟”がにじむコメントだ。
豪華キャストと注目のスタッフ陣
佐久間と共演するのは、声優界のトップランナーたち。
梶裕貴:沖田総司役(壬生浪士組の副長助勤)
悠木碧:小金井兵庫役(皮肉屋でヤンチャな隊士)
スタッフも注目の布陣だ。
監督:河村友宏(代表作:『ブレンド・S』ほか)
脚本:成井豊(舞台『銀河鉄道の夜』など演劇界で高評価)
音楽:岸田繁(くるり)
これまでにない“青春×時代劇×Live2D演出”という化学反応がどのように作品を形作るのか、放送前からすでに話題を集めている。
佐久間の“声”がもたらす可能性
これまで舞台でもアニメでも「声」に関わる場面はあったが、TVアニメの主演は今回が初。
それでも、彼が注目される理由は大きく3つある。
① 演技力の土台は舞台経験
Snow Manとしての舞台出演歴は豊富。
歌とダンスだけでなく、セリフ劇・殺陣・感情表現まで含めて培われた演技力は、声だけでの表現にもつながる。
② キャラ理解力と分析眼
「この声優さんは、この呼吸のタイミングでキャラの心を読ませる」「このシーンの背景の音が好き」など、ラジオでも見せる“オタク目線の解像度”が高い。
キャラの内面をどう描くか、どう“声”に乗せるかを知っているのは大きな強みだ。
③ 声質と感情の振れ幅
高音の張り、低音の囁き、笑い声、怒鳴り声。バラエティやラジオでも見せるように、“声で遊ぶ”ことができる天性の才能がある。
ファンにとっての見どころはここ!
✔︎ 「立川迅助=佐久間大介」となるか?
単なる台本の読みではない、“キャラを生きる”演技力が問われる。
視聴者に「この声以外ありえない」と思わせられるかが真価。
✔︎ Snow Manとの両立はどうなる?
多忙なグループ活動の中で、アフレコとの両立をどう果たすのか。
スケジュール面だけでなく、“モードの切り替え”という面でも見逃せない挑戦。
✔︎ アニメ業界との今後の関わり
この出演を機に、他のアニメ作品や吹き替えなどにも出演が広がる可能性は十分。
アニメイベントや舞台挨拶など、佐久間の“声優活動”が本格化する未来が見えてきた。
「風を継ぐもの」作品自体の魅力にも注目を
本作『風を継ぐもの』は、単なる歴史ファンタジーではない。
“時代劇×青春群像劇×記憶喪失”という設定からは、人間の葛藤と希望を描く重厚なテーマが見えてくる。
- 記憶を失った迅助=過去の呪縛からの解放
- 若者たちが命を懸けて生きる=刹那を生きるエネルギー
- 新選組という舞台=現代にも通じる「正義と仲間」の物語
さらには、村松まつりによるコミカライズも決定しており、作品の世界観が“シリアスとゆるさ”の両面で展開されることも大きな話題だ。
声優・佐久間大介の幕が開く
「Snow Manの佐久間」ではなく、「佐久間大介という表現者」がどこまで広がっていくのか――。
このアニメで彼がどんな“声の物語”を紡ぐのか、ファンならずとも注目すべきポイントだ。
初のTVアニメ主演という節目は、彼にとってきっと大きな通過点となる。
だがその一歩が、次なる表現の扉を開く鍵となることは間違いない。
【レビュー】映画『火喰鳥を、喰う』の感想・評価・口コミ・評判
【2025年10月3日公開,108分】 INTRODUCTION(イントロダクション) 戦死したはずの先祖の名が墓から消え、突如もたらされた日記が“生への執念”を告げる――。 水上恒司と山下美月が挑むのは、現実が侵食されていく戦慄の超常サスペンス。不可解な事件が連鎖する中、宮舘涼太演じる超常現象専門家が告げる「死者は生きている」という言葉が、新たな現実を呼び起こす。生と死、歴史と現在が交錯する、異形のオカルト・ミステリーだ。 【監督】本木克英【原作】原浩【脚本】林
“銀髪”から主演へ─Snow Man佐久間大介の新たな幕開け
Snow Manの 佐久間大介 が、映画単独主演を務める作品 『スペシャルズ』。 公開は2026年春とまだ先ですが、先行して解禁された特報映像が早くも注目を集めています。 “銀髪姿”で知られる彼が、今なぜ主演俳優としてスポットを浴びるのか。その背景には、これまで積み重ねてきた多面的な活動と、本人のキャラクターが持つ強さが見えてきます。 Snow Manの“ムードメーカー”から表現者へ 佐久間といえば、Snow Manの中でも明るさと軽快さを象徴する存在。 アニメや声優業界への熱烈な愛情から、バラエティやラ
翔太、世界へ。渡辺翔太がミラノで見たもの、感じたもの
世界の扉を開いた瞬間 2025年9月26日(現地時間)、Snow Man の 渡辺翔太 が、イタリア・ミラノで開催された TOD’S(トッズ)2026年春夏コレクションに招かれ、ミラノコレクションへ初参加を果たしました。 この舞台は世界のファッションシーンをリードする場。渡辺にとっては初めての挑戦であり、新しい価値観や刺激を得るきっかけとなりました。 渡辺翔太という存在 ― 美意識と表現の幅 Snow Man のメンバーとして高い人気を誇る一方で、渡辺翔太は美容意識の高さでも知られています。スキンケアやラ
Snow Man、5thアルバム『音故知新』と5大ドームツアー決定|進化を続ける9人の現在地
Snow Man、止まらない挑戦 2025年の冬、Snow Manがまた大きな一歩を踏み出します。 5枚目のフルアルバム『音故知新』が11月5日にリリース。そして同時に発表されたのは、史上最大規模となる5大ドームツアー「Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON」。 デビューから5年余り。歌もダンスも、個人活動も確実に広がりを見せている9人が、グループとして再び集まり「今」を形にします。アルバムとツアー、二つの大きなプロジェクトに込められた意味を、じっくり掘り下げていきましょう。 『音
目黒蓮という二面のヒーロー 役者・アイドルの枠を超えて挑む“SAKAMOTO DAYS”とこれから
「Snow Manの目黒蓮が演技で魅せる時代」が、確実に到来している。 2026年GWに公開予定の映画『SAKAMOTO DAYS』で主演を務める目黒蓮。これまで数々のヒット作で見せてきた繊細な演技力、誠実な表現、そして真摯な姿勢を武器に、今回はまったく新しいジャンル――アクション×コメディ×ハートフルという複合的な世界に足を踏み入れる。 アイドルと俳優、その2つの顔を自在に行き来しながら進化を遂げてきた目黒が、今度は「1人で二役に近い演技」とも言える、難役・坂本太郎に挑む。 ■ 俳優・目黒蓮の現在地|“
Snow Man 佐久間大介、初のTVアニメ主演で見せる新たな声と覚悟
アイドル、俳優、そして“声優”へ――佐久間大介の新章が始まる 人気グループ・Snow Man のメンバーとして圧倒的なパフォーマンスを見せる一方、アニメ愛と声の表現力で新たなステージに立とうとしている男がいる――佐久間大介だ。 そんな彼が今回、新たに挑戦するのが テレビアニメでの主演声優。 オリジナルTVアニメ『風を継ぐもの』で、記憶をなくした青年・立川迅助という難役に挑む。 「アニメオタク」では終わらない。 「Snow Manの佐久間」だけでもない。 その先にある“声優・佐久間大介”という存在が、いま静