映画 芸能

なにわ男子・藤原丈一郎の進化:ユーモアと芯を持つ男が挑む英語×クールキャラクターの秘密

なにわ男子・藤原丈一郎の進化:ユーモアと芯を持つ男が挑む英語×クールキャラクターの秘密

関西の空気をそのまま連れてきたような軽快なトーク、そして誰からも親しまれる柔らかい笑顔。

なにわ男子藤原丈一郎といえば、そんな“ツッコミ役”の印象が強いかもしれません。けれど今、彼は“クール”で“英語を話す”謎の男という、これまでにないキャラクターに挑んでいます。

12月12日公開の映画『ロマンティック・キラー』で演じるのは、正体不明の特殊部隊「SAT」の一員。これまでのイメージからは想像もできないような“不敵な笑み”で登場し、まさかの全セリフ英語。観た人を驚かせずにはいられない、藤原丈一郎の新境地です。

「え、英語喋れる?」から始まった挑戦

出演が発表された特報映像では、バスの窓を蹴破って颯爽と登場し、主人公の女子高生に英語で的確な指示を飛ばすSATの藤原。

そのギャップに、同じグループの高橋恭平も「違和感すごかった」と思わず笑ってしまったほど。普段はコテコテの関西弁で場を盛り上げる彼が、英語でキメ顔を見せる──これは多くの人にとって、“丈くん”の新たな一面に触れる驚きの瞬間だったはずです。

本人もオファーを受けたときは「?(ハテナ)が浮かびました」と戸惑ったと語っています。それでも現場では堂々と英語を使いこなし、藤原らしいポジティブな姿勢で演技に臨んでいたのが印象的です。







演技に本気で向き合う、“芯のある男”

藤原丈一郎は、アイドルとしての華やかな活動と並行して、着実に俳優としての実績も積み上げてきました。

たとえば2023年のドラマ『ロンダリング』では、地上波の連ドラで単独主演を務め、社会問題を含む重いテーマを背負う難役に挑戦。

なにわ男子・藤原丈一郎の進化:ユーモアと芯を持つ男が挑む英語×クールキャラクターの秘密

ふだんの明るい印象とは異なる、内に秘めた葛藤や責任感を表現する姿が高く評価されました。

また『ペンディングトレイン』では、日常の中の繊細な心の揺れをリアルに演じ、自然体の魅力で視聴者の共感を呼びました。

なにわ男子・藤原丈一郎の進化:ユーモアと芯を持つ男が挑む英語×クールキャラクターの秘密

どんな役でも、表面だけをなぞるのではなく、その人物の“感情の奥”にまで入り込もうとする姿勢。それが藤原の演技の核にある“芯”なのかもしれません。

なにわ男子の“ムードメーカー”が見せた、静かな決意

グループではお調子者として、メンバーやファンからいじられることも多い藤原。ラジオやバラエティでは、その場を明るくする存在として欠かせないキャラクターです。

でも彼の芯にあるのは、意外にも“冷静な判断力”と“計算された間”。笑いを取るテンポや、トークの切り返しには、舞台やライブで鍛えられた経験が詰まっています。

今回のような“寡黙で謎めいた役”であっても、そのリズム感や間の良さが、英語のセリフの説得力やキャラクターの緊張感を生み出しているのではないでしょうか。







英語で演じるということ、それは新しい表現への扉

言葉が変わると、感情の伝え方も変わります。日本語では当たり前のようにできていた“感情のこもったセリフ”も、英語になると発声・イントネーション・表情の使い方がまるで変わってくる。

それでも、藤原はそこに挑んだ。

英語でセリフを発するというのは、単なる語学力の問題ではありません。自分が役にどう入り込むか、相手とどう感情を交わせるか。その全体の流れを掴んでこそ、ひとつの演技として成立する。そこに臆せず飛び込んでいった彼の姿勢は、まさに“次のステージ”に足を踏み出す俳優の覚悟です。

藤原丈一郎の“変化”は、ファンの誇りになる

今作では主演ではないものの、PVや登場シーンのインパクトから見ても、藤原の存在は確実に観る人の記憶に残ります。そしてそれは、“これまでの丈くん”をよく知っているファンにとって、誇らしい驚きとなるはず。

「え、藤原丈一郎が英語でカッコよく決めてる……!」

そう思わせるその瞬間は、アイドルでも俳優でも、彼が大切にしてきた“信頼される人間力”の延長線上にあるのです。







そしてこれから──“多面的な表現者”として

藤原丈一郎の進化は、まだ始まったばかりです。今回の挑戦を経て、英語を使う役や、クールで影のあるキャラクターなど、これまでとは違うタイプの作品にも扉が開くかもしれません。

もちろん、彼が持つ温かさや笑いのセンスは、これからも変わらず彼の魅力の中核にあるでしょう。でも、その上で「静けさの中に迫力がある」「多言語でも説得力がある」──そんな新しい表現力を備えた俳優・藤原丈一郎として、さらに評価されていく未来が楽しみです。

『ロマンティック・キラー』は、2025年12月12日(金)全国公開。

藤原丈一郎の“新しい顔”に、ぜひ劇場で出会ってみてください。

スクリーンとステージを往き来する男、なにわ男子・高橋恭平の今

2025/12/6

スクリーンとステージを往き来する男、なにわ男子・高橋恭平の今

アイドルとしての歩みと、広がり続ける活動領域 高橋恭平は、なにわ男子としてステージに立つ日々と、俳優としてカメラの前に向き合う時間を往復しながら、等身大の魅力を積み重ねてきた。 大阪で生まれ育ち、2014年に芸能活動をスタート。2018年10月にグループ結成メンバーに選ばれ、2021年11月には「初心LOVE」でCDデビューを果たした。それ以降はライブ、バラエティ、ドラマ、映画と、活動フィールドをしなやかに広げ続けている。 俳優として評価が高まった“静かな芝居”の魅力 最近では“ギャップ”という言葉で語ら ...

なにわ男子・藤原丈一郎が語る「30歳への決意」──舞台『じょうのにちじょう』から見える現在地

2025/11/16

なにわ男子・藤原丈一郎が語る「30歳への決意」─舞台『じょうのにちじょう』から見える現在地

30歳を迎える藤原丈一郎の“いま” 藤原丈一郎という人を語る時、どうしても彼の明るいリアクションや野球談義の熱量が先に浮かび上がる。 しかし、近年の活動を追っていくと、彼はそうしたイメージの枠に収まりきらないほど表現の幅を広げている。 1996年2月8日生まれ。2026年の誕生日で30歳という節目を迎えるタイミングで、自ら構成と演出を担うセルフプロデュース舞台『じょうのにちじょう』に挑むと発表した。自分自身を題材にした一人舞台という選択からは、等身大の自分を観客にそのまま届けたいという強い意思がうかがえる ...

美しくも鋭く――なにわ男子・長尾謙杜が切り拓く俳優としての新章

2025/11/10

美しくも鋭く――なにわ男子・長尾謙杜が切り拓く俳優としての新章

静けさの奥に宿る変化 華やかなアイドルグループ「なにわ男子」の中で、最年少ながら印象的な落ち着きを見せる長尾謙杜。 デビュー当初は“無邪気な末っ子”として多くのファンに愛されてきたが、ここ数年で彼の表現は明確に進化している。 2026年2月27日公開予定の映画『木挽町のあだ討ち』では、物語の核を担う若侍・伊納菊之助を演じる。端正な容姿に鋭さと儚さを同居させるその姿は、“俳優・長尾謙杜”の新たな地平を告げるものとなりそうだ。 俳優としての歩み:少年から物語を紡ぐ人へ 長尾謙杜は2002年8月15日、大阪府生 ...

2025/10/25

【レビュー】映画『恋に至る病』の感想・評価・口コミ・評判

【2025年10月24日公開,109分】     INTRODUCTION(イントロダクション) 斜線堂有紀の同名小説を、『おいしくて泣くとき』の長尾謙杜と『山女』の山田杏奈のダブル主演で実写化。 内気な高校生とクラスの人気者の少女――一見瑞々しい青春の裏で、連続不審死と疑念が静かに広がっていく。 監督は『月の満ち欠け』の名匠・廣木隆一。繊細な心理描写と緊張感を併せ持つ映像で、愛と死が交錯する青春の闇を描き出す。 共演には醍醐虎汰朗、中井友望、前田敦子ら実力派が集結。 純愛の光が、いつ ...

大西流星(なにわ男子)が語るセルフケアの流儀|バスタイム習慣とSABONイベントの裏話

2025/11/5

大西流星(なにわ男子)が語るセルフケアの流儀|バスタイム習慣とSABONイベントの裏話

なにわ男子の大西流星が、東京・渋谷で開催された「SABON NOIR Discovery Lounge」オープニングセレモニーに登場した。美容好きとして知られる彼は、新商品の魅力を語ると同時に、自身のセルフケアのこだわりや家族とのエピソードも披露。ファンにとっては、大西流星という人物像をより立体的に知ることのできる場となった。 美容オタクとしての顔 大西が手に取ったのは、9月25日発売の新商品「フェイスポリッシャー クラリファイング」。実際に使用感を体験した彼は、スクラブ特有の刺激がなく、むしろ心地よい感 ...

なにわ男子・藤原丈一郎の進化:ユーモアと芯を持つ男が挑む英語×クールキャラクターの秘密

2025/9/19

なにわ男子・藤原丈一郎の進化:ユーモアと芯を持つ男が挑む英語×クールキャラクターの秘密

関西の空気をそのまま連れてきたような軽快なトーク、そして誰からも親しまれる柔らかい笑顔。 なにわ男子の藤原丈一郎といえば、そんな“ツッコミ役”の印象が強いかもしれません。けれど今、彼は“クール”で“英語を話す”謎の男という、これまでにないキャラクターに挑んでいます。 12月12日公開の映画『ロマンティック・キラー』で演じるのは、正体不明の特殊部隊「SAT」の一員。これまでのイメージからは想像もできないような“不敵な笑み”で登場し、まさかの全セリフ英語。観た人を驚かせずにはいられない、藤原丈一郎の新境地です ...

みんなの気になるランキング

「本気で付き合うなら誰?」 30代・40代女性が選ぶ“嵐メンバー恋人にしたいランキングTOP5”

2025/11/20

「本気で付き合うなら誰?」 30代・40代女性が選ぶ“嵐メンバー恋人にしたいランキングTOP5”

「大人の恋は、“安心感”と“素”が決め手だった──」 「もし、嵐のメンバーと本気で付き合えるとしたら?」 そんな妄想、30代・40代女性なら一度はしたことがあるはず。 今回は、PopVerseMix編集部が独自にSNS投稿・恋愛観トレンド・世代別コメントを分析し、“大人の本気の恋愛目線”で選ばれた「恋人にしたい嵐メンバーランキングTOP5」を大発表! 「ときめき」だけじゃない、「安心」「会話」「未来」が見える5人とは? 第5位:櫻井翔(42歳) 「理知的な安心感と、大人の余裕が染みる男」 コメント: ・「 ...

料理上手じゃなくてもいい!“君の味”が食べたい。20〜30代男性が選ぶ「手料理してほしい女性芸能人ランキング」TOP10!

2025/11/20

料理上手じゃなくてもいい!“君の味”が食べたい。20〜30代男性が選ぶ「手料理してほしい女性芸能人ランキング」TOP10!

上手じゃなくていい。ただ、君が作ってくれたそれが食べたい。(ポプバ調べ) 「男って単純。」そう思うかもしれないけれど、実はそこに深いリアルがある。料理が得意じゃなくてもいい、レストランの味みたいじゃなくていい。ただ“君の手から生まれた一皿”が、何よりもうれしい――。今回は、20〜30代男性たちの声をもとに、「手料理してほしい女性芸能人」を徹底調査!食卓に並ぶのは料理だけじゃない。そこに宿る“ぬくもり”と“関係性”に、今の時代の価値観が詰まっていた! 第10位:あの(アーティスト・年齢非公表) 飾らないのに ...

彼女に真似してほしい!20代30代男性が憧れる女性有名人ランキングTOP10

2025/11/20

彼女に真似してほしい!20代30代男性が憧れる女性有名人ランキングTOP10

“もし彼女が彼女だったら…” 想像だけで幸せになれる、理想の女性像TOP10 SNSやYouTubeで見せる素顔、ナチュラルなファッション、何気ない言動に「こんな彼女だったらなあ…」と思ったこと、ありませんか? 今回は20代30代の男性たちが「彼女が真似してくれたら最高!」と感じる、憧れの女性有名人TOP10を調査。“リアルな理想像”を妄想全開で語ってもらいました。あなたの推しはランクインしてる? 第10位:石井杏奈(女優・29歳) ナチュラル美と芯の強さが滲み出る“等身大の彼女感” コメント: ・「外見 ...

最新みんなのレビュー

ピュアラブ

2025年12月2日

13回見ました

中毒性があります。

何回見てもまた見に行きたくなる。

言いたいのに言えないもどかしさ、2人の表情、

綺麗なBL

最高でした。

ぴー

いろいろ考察が捗ります!見た人と語りたくなる

2025年11月30日

映画「ナイトフラワー」公開初日に

鑑賞しました

いろんなことを考えさせられる作品で

1回目に見たとき

2回目に見たとき

それぞれに発見があって

一緒に観た友達と語りたくなる考察が捗る

味わい深い映画でした

#ナイトフラワー

Dahlia

俳優陣の演技の凄み

2025年11月29日

まず、主演の北川景子さんを始め子役の2人が本当の親子のように自然な演技でスッと感情移入できました。渋谷さんもリアルに怖かったです。あと何と言っても森田望智さんがすごかった!佐久間さん演じる海との関係性が初なくも美しくもっと掘り下げて観たかったほどです。

りんりん

皆さんの観たお気に入りの映画のレビューを書いて盛り上げましょう♪
この記事を書いた編集者
この記事を書いた編集者

ポプバ編集部:Jiji(ジジ)

映画・ドラマ・アニメ・漫画・音楽といったエンタメジャンルを中心に、レビュー・考察・ランキング・まとめ記事などを幅広く執筆するライター/編集者。ジャンル横断的な知識と経験を活かし、トレンド性・読みやすさ・SEO適性を兼ね備えた構成力に定評があります。 特に、作品の魅力や制作者の意図を的確に言語化し、情報としても感情としても読者に届くコンテンツ作りに力を入れており、読後に“発見”や“納得”を残せる文章を目指しています。ポプバ運営の中核を担っており、コンテンツ企画・記事構成・SNS発信・収益導線まで一貫したメディア視点での執筆を担当。 読者が「この作品を観てみたい」「読んでよかった」と思えるような文章を、ジャンルを問わず丁寧に届けることを大切にしています。

記事執筆依頼お問い合わせページからお願いします。