
アイドルとして、歌手として、俳優として――その多彩なキャリアを経て、山下智久が今また、新たな転機を迎えています。
日本国内で長年にわたり活躍してきた彼が、「国境を越えた映像作品」に主演し、さらに“制作側”としても関わるという動き。今回は、彼の人物像を中心に据えつつ、今回話題となっている海外ドラマ「神の雫/Drops of God」を軸に、俳優・山下智久がどこに向かおうとしているのかを深掘りします。
アイドルから“俳優山下”へ
千葉県船橋市出身、1985年4月9日生まれの山下智久。まず芸能界入りは1996年に入り、ジュニア時代を経て2004年にはアイドルグループ NEWS のメンバーとしてデビュー。
その後、歌手活動と並行して俳優としても数々の作品に出演し、“歌って踊れるアイドル”から“演技で魅せる俳優”へとステップを踏んできました。

彼の魅力は、多面的であること。音楽・演技・そして近年では国際的な映像作品という領域にまで視野を広げています。また、国内で一定のキャリアを築いたうえで、新たな挑戦を選んでいる点にも“俳優として成熟しつつある”という印象があります。
最新プロジェクト:『神の雫/Drops of God』シーズン2での挑戦
今回、山下智久が主演を務めるとともにエグゼクティブプロデューサーに名を連ねているのが、海外ドラマ 『神の雫/Drops of God』シーズン2。
まず本作の概要から整理します。原作は漫画家 亜樹直 と画家 オキモト・シュウ による『神の雫/Drops of God』。これを、日仏米の合同製作ドラマとして映像化した作品です。シーズン1は2023年4月21日に配信開始。
シーズン2では、山下が扮するワイン評論家・遠峰一青(とおみね・いっせい/英語表記 “Issei Tomine”)と、フランス人女性カミーユが世界を舞台に旅をするという構成で、フランス・ギリシャ・スペイン・ジョージア・日本という5カ国を巡るロケも含まれています。(配信は2026年1月21日から。日本国内での配信時期については別途発表待ち)
山下はこの作品について「スタントなしでフリーダイビングに自ら挑んだ」「ワインをめぐるミステリーだけでなく、人と人の向き合い方を描いている」と語っています。
なぜ“世界”へ? その理由を探る

このタイミングで山下智久が海外という舞台に目を向ける理由を、以下の観点から整理します。
キャリアの成熟と拡張
国内で俳優としての実績を重ねた後、「次は何を自分に課すか」が彼のテーマになっていると言えます。国際共同製作という新たなフォーマットに挑むことで、演技スタイルや役柄の幅を広げていると考えられます。
グローバルな視野と作品作りへの意識
出演だけでなく、プロデュースという立場を得ることで、「どんな作品を作るのか」「どんな世界観を提示するのか」にも関与している。言語・文化が異なる環境で作品をつくるという経験は、俳優としてだけでなく、映像表現者としての成長を促すはずです。
テーマの普遍性と共感性
ワイン、旅、遺産、家族、価値観…といった物語の構成要素は、国・文化を越えて理解される“人間ドラマ”です。山下自身も「日本の視聴者には“心と心のつながり”を感じてほしい」と語っており、日本発でありながら世界にも通じるテーマを意識しています。
こうした背景から、彼は“国内俳優”という枠を抜け、“国際的な俳優/クリエイター”としてのポジションを築きつつあると言えるでしょう。
今後に期待される“ステージ”とファンへのメッセージ
山下智久のこれからに注目すべきポイントを整理します。
演技+製作視点の融合
役を演じるだけでなく、自ら作品のどこに関与するかを選べる立場に移行しつつある。今後は、俳優として“出る”だけでなく、“つくる”という領域も増えていく可能性があります。
海外/国内のクロスオーバー
国際的なプロジェクトをスタート地点に、日本発の作品を世界に広げていく動きも期待されます。ファンとしては、“山下智久×海外”という構図が身近なものになっていくかもしれません。
ファンとのつながりの維持
規模の大きなプロジェクトになっても“彼自身の表現”を大事にしているため、国内のファン層にも安心感があります。“人と人の向き合い”というテーマを掲げていることも、ファンとの心の距離を保つうえで重要です。
まとめ
山下智久は、これまで築いてきた「アイドル」「歌手」「俳優」という階段を経て、今、新たな段階に足を踏み入れています。ドラマ『神の雫/Drops of God』というプロジェクトは、その変化を象徴するものです。俳優としての表現力だけでなく、作品を生み出す側へと活躍の場を広げる彼を、私たちは“次のステージ”で見ることになるでしょう。ファンとしても、映像を愛する者としても、今後どのような挑戦を彼が選び、どのように進化していくのか、目が離せません。
おまけ:なぜ今、海外へ? 山下智久の挑戦を支える時代背景と可能性

● 日本の俳優が海外プロジェクトへ進出する潮流
近年、国内で築いた俳優/クリエイターが海外の製作会社・ストリーミングサービスとの提携を通じて国際的な舞台へ進出する事例が増えています。言語・文化・撮影条件の異なる環境を経験することは、表現者としての幅を広げる上で重要なステップです。山下の今回の動きも、まさにこの潮流の中に位置づけられると言えます。
● 漫画原作・国際共同製作というフォーマット
『神の雫/Drops of God』は元々日本の漫画作品が原作でありながら、日仏米という異なる文化圏のクリエイターが集まって製作されたドラマです。こうした「原作は日本」「製作・配信はグローバル」という枠組みは、日本の俳優・クリエイターが世界市場にアクセスするためのひとつのモデルになりつつあります。
● 俳優からクリエイター/プロデューサーへの転換
俳優として作品に出演するだけでなく、「どんな作品に関わるか」「どんな形で発信するか」を選ぶ側になるという転換は、表現者としての成熟を象徴しています。山下が“エグゼクティブプロデューサー”として名を連ねることは、自身を“映像を生み出す人”として定位しつつあることの証です。
● “文化を越える”テーマ性が鍵に
ワイン文化、旅、家族、遺産といったモチーフは、国を越えて共感されやすい“人生ドラマ”の要素です。山下自身がこのテーマ性に注目していることも、彼の挑戦が単に“海外進出”に留まらないことを示唆しています。視聴者が国内外問わず“自分ごと”として捉えられる作品づくりを目指しているわけです。
● 今後の展望に向けてファンができること
ファン・視聴者として注目すべきは、彼がどんな役を選び、どんな作品に関わるかという“選択の軌跡”です。海外プロジェクトの発表、共演者・スタッフの国際的な顔ぶれ、撮影ロケ地の多彩さ――これらが今後の出演作や関わり方を読み解くヒントとなるでしょう。そして、作品を観た後には「彼の挑戦がどのように演技や制作に反映されているか」を意識することで、俳優としてだけでなくクリエイターとしての山下智久をより深く楽しむことができます。

神の雫/Drops of God
カミーユは母親の反対を押し切り東京へ行く。そこには大きなサプライズが待ち受けていた。それは遠峰一青という人物だった。
山下智久の次なるステージ ― 海外ドラマ主演からプロデュースまで
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