
2026年春、**超ときめき♡宣伝部にとって大きな節目となる発表があった。
メンバーの杏ジュリアが、2026年3月29日をもってグループを卒業することが明らかになった。卒業公演は、3月28日・29日に神奈川・ぴあアリーナMM**で開催されるワンマンライブ「ときめき♡春の晴れ舞台2026」。この2日間が、杏ジュリアにとって最後のステージとなる。
発表と同時に公開された本人のメッセージは、感情的な言葉で彩られたものではなく、時間をかけて考え抜いた末の率直な思考が淡々と綴られた内容だった。
本記事では、杏ジュリアという人物に焦点を当て、これまでの歩みと、卒業という選択に至るまでの背景、そして現在地を整理していく。
2018年加入──グループの成長とともに過ごした時間
杏ジュリアは2004年1月15日生まれ、東京都出身。2018年10月、埼玉・大宮ソニックシティ 大ホールで行われたライブイベント「アニ玉祭2018」にて、超ときめき♡宣伝部の新メンバーとして初お披露目された。
当時14歳。グループの活動がすでに軌道に乗り始めていたタイミングでの加入は、本人にとっても新しい環境への適応が求められるスタートだったと考えられる。メンバーカラーは超ときめき♡パープル。ライブや楽曲の中では、その色が示す通り、場面ごとに役割を担いながらステージに立ち続けてきた。
加入から約7年。その間にグループは規模を拡大し、活動の幅も大きく広がった。杏ジュリアは、その変化の過程を一貫してメンバーとして経験してきた存在だ。
卒業理由に綴られた、現在進行形の思考

卒業に際し、杏ジュリアはグループ公式サイトに本人名義のメッセージを掲載している。そこでは、同級生が大学を卒業する年齢になったことに触れながら、同世代が次の進路へ進んでいく現実を意識するようになったと明かしている。
あわせて、自身の将来、学業、これまで深く考えきれていなかった人生設計について、改めて向き合う時間が増えたことも率直に記されていた。グループが成長を続け、夢や目標がより大きくなっていく一方で、自分自身がその流れの中で何を選び、どう生きていくのかを考えるようになったという。
これらは、勢いや一時的な感情による判断ではなく、長い時間をかけた話し合いと熟考の末に導き出された結論であることが、文面から読み取れる。
「時間が止まってほしい場所」だったという実感

杏ジュリアは、超ときめき♡宣伝部という場所について、「夢のように温かくて、楽しくて、本当に居心地のいい場所」と表現している。
「もし時間が止まってくれるのであれば、ずっと走り続けていたい青春」という言葉も、公式メッセージの中で語られていた。
この表現は、グループ活動が彼女にとって単なる一時的な経験ではなく、かけがえのない時間だったことを示している。同時に、時間が止まらない現実の中で、自分自身と向き合い続けた結果として卒業を選んだ、という文脈もはっきりと示されている。
「今後」を急がないという選択
杏ジュリアは、卒業後の具体的な進路や活動については明言していない。その代わり、「やるべきこと」「叶えたい夢」「挑戦してみたいこと」はたくさんあるとしたうえで、その時々の自分と向き合いながら決めていきたいと述べている。
明確な将来像を先に掲げるのではなく、現在の自分の状況や気持ちを重視する姿勢は、本人の言葉に基づいたものだ。アイドル卒業後の道筋を断定せず、慎重に選択していくというスタンスが示されている。
卒業公演が持つ意味
3月28日・29日に行われる「ときめき♡春の晴れ舞台2026」は、杏ジュリアにとって最後のワンマンライブとなる。卒業日は29日だが、2日間にわたる公演は、これまでの活動をファンと共有する時間として位置づけられている。
このステージは、何かを否定したり断ち切ったりする場ではない。これまで積み重ねてきた時間を振り返り、区切りをつけるための場として受け止めることができる。
杏ジュリアの卒業が受け止められている理由
杏ジュリアの卒業発表が大きな反発を招いていない背景には、その説明の仕方がある。
成功や挫折といった単純な物語に回収せず、「自分の人生を軸に考えた結果」という一点に絞って語っている点は、多くの読者が冷静に受け止めやすい要素だ。
グループの成長を認めつつ、自身の将来についても同時に考える。その過程を丁寧に言葉にしたことで、この卒業は「前向き」「後ろ向き」といった単純な評価ではなく、現実的な選択として共有されている。
立ち止まらないために、道を選び直す。杏ジュリアが示したのは、その判断に至るまでの誠実なプロセスだった。




