
Number_iが、米国のタレントエージェンシー WME(William Morris Endeavor-ウィリアム・モリス・エンデヴァー) と「エージェント契約」を結んだ——この一報は、2026年2月に各メディアで報じられ、TOBE公式でも発表されています。
ただ、ニュースの核心は「海外進出が楽しみ!」だけではありません。ポイントはズバリ、WMEが担う“代理業務”とは何か、そしてWMEという会社がどれほど“交渉と成立”に強い組織なのかです。
まず整理:WMEは「代理業務」、TOBEは「マネジメント」を継続
TOBE公式の発表では、契約後も TOBEがNumber_iのマネジメントを継続しつつ、全世界における代理業務をWMEが担うとされています。
ここ、誤解されやすいので言い切ります。
所属が“移った”話ではない
「運営・制作の舵取り」はTOBEのまま
「外部案件の交渉・成立の窓口」をWMEが担う
この分担が分かると、今回の契約は「体制の強化」だと捉えやすくなります。
WMEとは何者?一言でいえば「才能を“仕事として成立させる”代理人集団」

WMEは公式サイトで、自社を「125年以上の経験を持ち、書籍・デジタル・ファッション・映画・音楽・スポーツ・テレビ・舞台など創造産業の幅広い領域でクライアントを支える」エージェンシーとして説明しています。
つまりWMEの価値は、単に露出先を増やすことではなく、もっと実務的です。たとえば海外案件では、
出演やコラボの条件交渉(ギャラ、露出条件、稼働日数)
権利の設計(映像・音源の二次利用、配信地域、期間)
ブランド案件の契約(肖像の使い方、広告表現、競合制限)
企画自体の組成(誰と組むか、どこで出すか、どう広げるか)
こうした“ややこしい部分”を、相手側の商習慣に合わせて前に進めるのが、エージェンシーの真骨頂。WMEはここを大規模な組織力で回せる会社、というのが大枠です。
「世界最大級」と言われる理由:拠点網と守備範囲の広さ
WMEは拠点展開を明示しており、LinkedIn公式ページでも「本社はビバリーヒルズで、ロンドン、ニューヨーク、ナッシュビル等を含む拠点」を記載しています。
加えて、公式サイト上で音楽を含む複数分野を横断して扱う姿勢を掲げています。
ここがNumber_iにとって何を意味するか。ざっくり言えば、海外で仕事を作るときに必要な「紹介」「交渉」「契約」「運用」を、地域・分野ごとに分業しながら同時進行しやすくなる、ということです。個人の人脈頼みより、組織の“型”で回るのが強い。
そもそも“代理業務”って何?マネジメントとの違いを噛み砕く
今回の発表で使われている「代理業務」は、一般的には 案件の獲得・交渉・契約に寄った領域です。一方で「マネジメント」は、日々の活動設計や制作・運営側の意思決定に寄ります。
TOBEがマネジメントを担い続けると明記しているため、Number_iの活動の中核(制作や運営の軸)は保ったまま、外側の交渉力を上積みしたと整理できます。
WMEの“歴史”が示すもの:老舗であることは、海外では交渉の武器になる
WMEのルーツは、1898年創業のWilliam Morris Agencyにさかのぼり、2009年にEndeavor Talent Agencyとの統合で現在につながる流れが知られています。
こうした歴史自体が直接「良い・悪い」を決めるわけではありませんが、海外のビジネスでは「この相手なら契約を結んでも運用が安定する」という信用が重要で、老舗エージェンシーはそこが強い傾向があります。
近年の動き:Endeavorの非公開化と「WME Group」へのブランド転換
WME周辺の直近の大きなトピックとして、Endeavorは 2025年3月24日にSilver Lakeによる買収完了(非公開化)を発表しています。
また、買収後に「WME Group」へブランド転換していく動きも報じられています。
ここから言えるのは、「WMEの代理業務」という柱をより前面に出す方向性が示されている点。Number_iの契約は、そうした流れの中で“世界市場向けの窓口”を得た形になります。
じゃあ何が変わる?“起こりやすい変化”を現実ベースで
いちばん起こりやすい変化は、派手な話ではなく地味な話です。つまり、
海外案件で発生する「契約の壁」「調整の壁」を、越えやすくなる可能性がある。
海外のフェス出演、配信企画、コラボ制作、ブランド案件は、条件交渉が複雑になりがちです。ここで交渉・契約に強い窓口がつくと、案件が「検討中」のまま止まりにくくなる。結果として、活動の選択肢(出方の種類)が増える——Number_iがコメントで触れている「可能性や表現の幅」という方向とも噛み合います。
※ただし、契約した瞬間に海外案件が量産されると断定はできません。発表されているのは「代理業務をWMEが担う」という事実までです。
なぜ今「WMEの代理」が効くのか——海外展開の“現場の詰まり”をほどく視点

海外展開の難しさって、「英語ができるか」「現地で人気が出るか」以前に、もっと手前のところで詰まりがちです。たとえば出演やコラボが持ち上がったとして、そこから先に待っているのは契約書の世界。ギャラや稼働だけじゃなく、映像・音源の二次利用、配信地域、期間、プロモーション義務、肖像の扱い、競合制限、キャンセル条項……と、決める項目が一気に増えます。ここが曖昧なままだと、企画は「良さそう」で止まり、誰も悪くないのに流れます。海外案件あるあるです。
この“詰まりポイント”に対して、WMEのような大手エージェンシーは、個人技ではなく組織の分業で突破しやすい。拠点網と専門領域を掲げ、音楽を含む幅広い分野でクライアントを支えると明示しているのは、まさにそのための体制です。
さらに、Endeavorの非公開化(2025年3月24日)を経て、WMEを軸にした「WME Group」へブランドを寄せる動きも報じられています。 これは、代理ビジネスの“中身”にリソースが集まりやすい状況とも読めます。
だから今回の契約は、海外の大舞台に立つかどうかの話に還元しすぎない方が、たぶん正確です。むしろ注目したいのは、Number_iが今後選べる「活動の形」が増えるかどうか。フェス出演、コラボ、映像企画、ブランド案件、リリースの出し方——それらが“実務として成立する”確度が上がると、表現の幅は結果として広がりやすい。発表で示されているのは代理業務の委任という事実ですが、その先に起こり得る現実的な変化は、こういう地味で強い部分にあります。
Number_iが契約したWMEとは?何を担う会社?世界最大級エージェンシーの正体と“代理業務”で変わること
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