
2028年1月に放送が予定されているNHK大河ドラマ『ジョン万』は、幕末という激動の時代を生き抜いたひとりの青年の実話をベースにした物語です。
主人公は、土佐の漁師の家に生まれながら、漂流をきっかけにアメリカへ渡り、日本の未来に影響を与える存在へと成長した人物——中濱万次郎。その波乱に満ちた人生を、山﨑賢人が演じます。
「大河ドラマでこの題材?」と驚いた人も多いはず。しかし本作は、従来の戦国・幕末英雄譚とは一線を画す、“世界を舞台にした成長と選択の物語”です。本記事では、『ジョン万』のあらすじ、キャスト、そして見どころを、史実とドラマの魅力を織り交ぜながら丁寧に解説していきます。
『ジョン万』作品概要|2028年大河ドラマの基本情報
まずは作品の基本情報を整理しておきましょう。
- タイトル:ジョン万(NHK大河ドラマ第67作)
- 放送開始:2028年1月予定
- 主演:山﨑賢人(中濱万次郎役)
- 脚本:藤本有紀
- 演出:保坂慶太・泉並敬眞・石川慶
- 舞台:19世紀(日本・アメリカ・太平洋)
脚本を手がける藤本有紀は、『カムカムエヴリバディ』で知られる実力派。人物の感情の機微と時代背景を絡めたストーリー構築に定評があり、本作でもその手腕が期待されています。
あらすじ(ネタバレなし)|“帰れない国”から世界へ
物語は1840年の土佐から始まります。貧しい漁師の少年・万次郎は、初めての遠洋漁に出た際、嵐に巻き込まれて漂流してしまいます。命の危機の中で彼を救ったのは、アメリカの捕鯨船でした。
当時の日本は鎖国体制。海外に出た者が帰国すれば、厳しい処罰を受ける可能性がある時代です。それでも万次郎は、「もっと知りたい」という思いに突き動かされ、アメリカ行きを決意します。
異国の地で彼を待っていたのは、言葉の壁、文化の違い、そして差別という現実。しかし同時に、努力次第で評価される社会でもありました。学校で学び、航海術を身につけ、やがて一人の船乗りとして認められていく万次郎。
やがて彼の中に芽生えるひとつの決意——「日本へ帰る」。それは母との再会のためであり、同時に、自らが得た知識と技術を祖国へ持ち帰るためでもありました。
キャスト解説|山﨑賢人が挑む“成長の長編ドラマ”
山﨑賢人(中濱万次郎役)

これまで『キングダム』や『今際の国のアリス』などで知られる山﨑賢人が、本作で初の大河ドラマ主演を務めます。
彼が演じるのは、少年期から青年期、そして国を背負う存在へと変化していく万次郎。単なるヒーローではなく、迷い、葛藤しながら前に進む“等身大の人物像”が求められる役です。
身体表現に定評のある山﨑にとって、航海・サバイバル・異文化適応といった要素が絡む本作は、新たな代表作となる可能性を秘めています。
見どころ①|「戦わない大河」という新機軸
これまでの大河ドラマは、武将や政治家を中心に描かれることが多く、“戦い”が物語の軸になるケースが主流でした。
しかし『ジョン万』は違います。主人公は武士ではなく、名もなき漁師の少年。彼が武器にするのは剣ではなく、「知識」と「経験」です。
異文化の中で学び、自らの価値を証明し、そして祖国に還元する。この流れは、従来の大河ドラマにはなかった視点であり、現代的な共感を呼びやすい構造になっています。
見どころ②|日米をまたぐスケール感
物語の舞台は、日本国内にとどまりません。太平洋を横断し、アメリカ社会の中で生きる日本人という視点が描かれます。
産業革命期のアメリカという時代背景も重要なポイントです。技術革新が進む社会の中で、万次郎が何を学び、それをどう日本に持ち帰るのか。この“知の輸入”こそが、物語の核となっています。
見どころ③|「なぜ今、ジョン万次郎なのか」
ここは本作を語るうえで欠かせない視点です。
グローバル化が進む現代において、「外の世界を知り、それを自国に活かす」というテーマは、決して過去の話ではありません。むしろ今だからこそ、リアルに響く物語です。
また、身分や出自に縛られず、学びと行動で人生を切り開く万次郎の姿は、現代のキャリア観とも重なります。歴史ドラマでありながら、どこか“今の自分ごと”として見られる点が、本作の大きな魅力です。
放送時期と今後の注目ポイント
『ジョン万』は2028年1月に放送開始予定で、2027年初夏にクランクインが予定されています。
今後の注目は以下の通りです。
- 追加キャストの発表
- 海外ロケの有無
- 英語シーンの比重
- 史実とドラマ演出のバランス
特に海外描写のリアリティは、本作の完成度を大きく左右するポイントになるでしょう。
“情報を持ち帰った男”が変えたもの

中濱万次郎という人物を深く理解するためには、「漂流して帰ってきた人」という表面的なストーリーだけでは不十分です。むしろ注目すべきは、彼が日本に何をもたらしたのか、という点にあります。
万次郎がアメリカで学んだのは、単なる語学や航海術ではありませんでした。民主主義的な価値観、合理的な思考、そして技術革新が社会を動かすという実感。これらは当時の日本にはほとんど存在しなかった概念です。
帰国後、彼は通訳や教育者として活動し、幕末の要人たちにも影響を与えたとされています。ここで重要なのは、「知識を持ち帰っただけでは意味がない」ということです。それをどう伝え、どう活かすかが問われる。万次郎はまさにその橋渡し役でした。
この構造は、現代にもそのまま当てはまります。海外で学んだ人材が日本に戻り、その経験をどう社会に還元するか。企業でも個人でも、この課題は今なお続いています。
また、万次郎の人生は“選択の連続”でもありました。帰国すれば処罰されるかもしれない。それでも帰る。なぜか。それは単なる愛国心ではなく、「自分が得たものを還元したい」という意志だった可能性があります。
ここに、この物語の本質があります。ただの成功譚ではなく、「得たものをどう使うか」という問い。これは視聴者自身にも突きつけられるテーマです。
『ジョン万』が単なる歴史ドラマで終わらない理由はここにあります。異文化、学び、帰還、そして還元。この一連の流れをどう描くかによって、本作は“過去の物語”ではなく、“未来へのヒント”として機能するはずです。
漂流からアメリカへ——2028大河『ジョン万』とは?山﨑賢人が挑む中濱万次郎の壮絶人生
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