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【レビュー】映画『愛にイナズマ』の感想・評価・口コミ・評判

2023年10月24日

【2023年10月27日公開,140分】

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INTRODUCTION(イントロダクション)

『舟を編む』をはじめ、発表する作品がいずれも国内外で高く評価されてきた石井裕也が、監督史上最もポップ&ハッピーなタッチで描く『愛にイナズマ』は、今の社会を予見したかのような”アフターコロナ”の“現代”が舞台。社会の理不尽さに打ちのめされた恋人同士の花子と正夫が、10年ぶりに再会したどうしようもない家族の力を借りて反撃の狼煙を上げる、愛と希望とユーモアに満ちた痛快なストーリー。しかし、そんなどうしようもない家族が抱える“ある秘密”が明らかになった時、物語は思いもよらぬ方向へと進んで行く…。

膨大なセリフ量と喜劇要素を随所に散らしながら、“今描くべき物語”として圧倒的熱量で練り上げられた石井監督オリジナル脚本は、製作陣はもちろん多くの役者陣の心を突き動かし、高い人気と確かな実力を伴った演技巧者たちが奇跡的に勢ぞろい。日本映画界をけん引する俳優陣のハイレベルな演技合戦は必見だ。

主題歌は、かつて監督が何度も聴き込み心を奮い立たせたという、エレファントカシマシの1998年の名曲「ココロのままに」を起用。立ちふさがる理不尽な現実の壁に何度傷つけられても、決して戦うのをやめない花子と正夫の2人に寄り添うパワフルな歌声が、見る者の背中を力強く押してくれる。

ユーモア溢れる痛快な反撃の物語は、いつしか大きな愛の物語となって、観客をとめどなく溢れる涙で満たしていく――。タイトル『愛にイナズマ』の真意が明かされるラストは、まさに雷にうたれたような衝撃と、とめどない感涙をもたらすだろう。この秋、観たこともない愛と笑いと感動の物語が誕生する!

 

【監督・脚本】石井裕也【主題歌】エレファントカシマシ「ココロのままに」

【キャスト】

折村花子 松岡茉優
舘正夫 窪田正孝
折村誠一 池松壮亮
折村雄二 若葉竜也
落合 仲野太賀
携帯ショップの女 趣里
ホテルの社長 高良健吾
MEGUMI
荒川 三浦貴大
芹澤興人
笠原秀幸
佐々木智夫 鶴見辰吾
配送会社の社長 北村有起哉
鬼頭三郎 中野英雄
則夫 益岡徹
折村治 佐藤浩市

 

作品情報

映画『愛にイナズマ』松岡茉優×窪田正孝 W主演!主題歌にはエレファントカシマシ「ココロのままに」

折村花子松岡茉優

26歳の女性。昔からの夢、映画監督デビューが目前に迫っていたが、冷酷で無責任なプロデューサーに騙され、全てを奪われてしまった。
正夫の励ましに支えられ、再び立ち上がる決意をし、10年以上音信不通だった「ダメダメ」な家族に頼ることを選んだ。

舘正夫窪田正孝

魅力的だが空気は全く読めない男性。折村花子(松岡茉優)と運命的な出会い。
失意のどん底に突き落とされた花子を励みますように、「夢を諦めるんですか」挑戦を込めて問う。

折村誠一池松壮亮

花子(松岡茉優)の兄。口が達者な長男。

落合仲野太賀

新人俳優。社会によって理不尽で衝撃的な仕打ちを受ける。

ホテルの社長高良健吾

時代錯誤なパワーハラスメントを行う社⻑。

MEGUMI

責任を上手く回避しようとする卑劣な映画プロデューサー。

折村治 役佐藤浩市

10年以上花子(松岡茉優)とは音信不通だった。
理不尽な社会に立ち向かうかおうと決意する花子が頼るのは何もかもがうまくいかない“ダメ親父”。

主題歌/エレファントカシマシ「ココロのままに」

宮本浩次(Gt.Vo)・石森敏行(Gt)・高緑成治(Ba)・冨永義之(Dr)からなる、日本の4人組ロックバンド。
映画『愛にイナズマ』の主題歌は、エレファントカシマシの1999年の名曲「ココロのままに」。
この曲は、理不尽な社会に対抗して、勇敢に反撃する花子の痛み快い物語を力強く支える楽曲となってる。

 

あらすじ<STORY>

26歳の折村花⼦(松岡茉優)は気合に満ちていた。幼い頃からの夢だった映画監督デビューが、⽬前に控えていたからだ。だが物事はそううまくはいかない。滞納した家賃は限界で、強制退去⼨前。花⼦の若い感性をあからさまにバカにし、業界の常識を押し付けてくる助監督からは露⾻なセクハラを受け怒り⼼頭だ。そんな時ふと⽴ち寄ったバーで、空気は読めないがやたら魅⼒的な舘正夫(窪⽥正孝)と運命的な出会いを果たし、ようやく⼈⽣が輝きだした⽮先……。卑劣で無責任なプロデューサーに騙され、花⼦は全てを失ってしまう。ギャラももらえず、⼤切な企画も奪われた。失意のどん底に突き落とされた花⼦を励ますように、正夫は問う。

「花⼦さんは、どうするんですか?映画諦めるんですか?」
「舐められたままで終われるか!負けませんよ、私は」

イナズマが轟く中、反撃を決意した花⼦が頼ったのは、10年以上⾳信不通の家族だった。妻に愛想を尽かされた⽗・治(佐藤浩市)、⼝だけがうまい⻑男・誠⼀(池松壮亮)、真⾯⽬ゆえにストレスを溜め込む次男・雄⼆(若葉⻯也)。そんなダメダメな家族が抱える“ある秘密”を暴き、⾃分にしか撮れない映画で世の中を⾒返してやる!と息巻く花⼦。突然現れた2⼈に⼾惑いながらも、 花⼦に協⼒し、カメラの前で少しずつ隠していた本⾳を⾒せ始める⽗と兄たち。修復不可能に思えたイビツな家族の物語は、思いもよらない⽅向に進んでいく。そして、“ある秘密”がもたらす真実にとめどなく涙が流れる…。

映画『愛にイナズマ』を観た人の感想・評価・口コミ・評判

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@HinatakaJeF Follow
イナズマ試写感想。
タイトルからどういう
映画か想像しづらいと思いますが、観れば納得!
これは「哀愁漂うコメディドラマ」の傑作ですよ…!
松岡茉優のキレ芸
ゲラゲラ笑って、窪田正孝の優しさグッと来て、家族の物語ホロッとする。
石井裕也監督の集大成を見届けました。
@POPMASTER Follow
イナズマ試写
理不尽な業界でもがき苦しむ松岡茉優が、
映画監督デビューの夢向かって奮闘する物語…と思いきや、
中盤以降は泣き笑いの家族ドラマ

優しさ成分が隅々まで染み渡る窪田正孝の芝居が最高。
そしていよいよ石井裕也
漂ってきた巨匠の風格。
@tal0408mi Follow
イナズマ試写
新人の女性
映画監督がキャリアを潰され、疎遠だった家族を映画撮ろうと決心。
「いまは女性が活躍する時代」といいながら個を無視して
上の世代が旧弊的な価値観で傀儡のよう
扱う過ぎない映画界、
コロナ禍における社会や政治の欺瞞を風刺する描写
力があった。

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