2025年度前期、NHK朝ドラ第112作目となる『あんぱん』が、ヒロインに女優の今田美桜さんを選出しました。この選出に至るまでの激動のオーディションから、ヒロインの役柄や制作陣のコメントまで、ファン垂涎の情報が続々と明らかになりました。
『あんぱん』とは?
2025年、戦後80年を迎えるこの特別な時代背景で繰り広げられるのは、やなせたかしと小松暢夫婦をモデルにした物語。80年の時を経て、失意に暮れながらも夢を忘れずに生き抜いた二人の感動的な人生が描かれます。物語は、愛と勇気に満ちた喜びに満ちており、視聴者に心温まるメッセージを届けてくれることでしょう。
ヒロイン・今田美桜さんの魅力
ヒロインに決まった今田美桜さんは、2019年の『おかえりモネ』以来の朝ドラ出演で、これが二度目の挑戦となります。彼女が演じるのは、高知で愛情に包まれながら育った三姉妹の長女・朝田のぶ。その足の速さで県大会で優勝し、勇敢で男勝りな性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」と呼ばれる役柄に注目が集まっています。
今田美桜さんは、オーディションでアンパンマンのマーチを歌う場面に挑戦し、「新しい経験だったなと。楽しかったです」とコメント。やなせたかしについては「温かくて面白い方だなと。ずっと笑顔だったんじゃないかな」と感じた様子。また、アンパンマンの好きなキャラクターがドキンちゃんで、高校生の頃にキーホルダーをつけていたことも明かしました。
制作者陣の舞台裏
制作統括・倉崎憲 チーフプロデューサーは、3365人の応募者に感謝を述べ、オーディションの舞台裏に触れました。今回のヒロイン決定に至るまでの激しい競争について「3365通りのそれぞれの想いをぶつけていただき、我々も全身全霊でオーディションに向き合わせていただきました」と述べました。そして、最も心を揺さぶられたのが今田美桜さんであり、「朝田のぶを演じている今田さんが想像でき、撮影だけで約一年に及ぶ長期戦を一緒に走り続けたいと心から思えました」と熱く語りました。
ドラマ情報
連続テレビ小説 『あんぱん』は、2025年春に放送予定で、制作スケジュールは2024年初秋にクランクイン予定です。脚本は中園ミホ、制作統括は倉崎憲。プロデューサー陣には中村周祐、舩田遼介、川口俊介が名を連ね、柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大らが演出を担当します。
期待の新たな朝ドラが、今田美桜さんの熱演とともに、視聴者に感動と共感を届けてくれることでしょう。