ドラマ『アンチヒーロー』10話 最終回あらすじ
法廷で繰り広げられる宿命の対決!12年前の真実が暴かれる
新たな裁判が開幕しました!被告人は明墨(長谷川博己)、罪状は証拠隠滅。緊張感漂う法廷で、彼を追い詰めるのは担当検事の伊達原(野村萬斎)です。二人の宿命的な対決が始まります!
この裁判の鍵を握るのは12年前の事件。当時、志水(緒形直人)が冤罪に陥れられました。その真相は一体何なのか?法廷で暴かれる過去の秘密に、皆が息を飲むことでしょう!
「正義」とは何か?アンチヒーローの運命はどうなるのか?これまで隠されてきたすべての真実が、今明かされます!お見逃しなく!
アンチヒーロー 10話 最終回 視聴率
視聴率:12.2%
ドラマ『アンチヒーロー』10話 最終回ネタバレ
長谷川博己が演じる明墨が逮捕されたという衝撃のニュースが駆け巡った!彼を挑発するのは、野村萬斎が演じる伊達原だ。「危ない橋を渡っているといつかはこうなる」と冷ややかな目で言い放つ。彼は秋田の田舎出身で、権力に対する強い憎しみを持っている。
伊達原の挑発
明墨は、伊達原の言葉を聞き、「歪んだ正義感だ」と一刀両断。しかし伊達原も負けじと、「大切な家族に危険が迫った時、自分がナイフを持っていたらどうするか?」と問いかける。
「殺します」と即答する明墨。このやり取りから、二人の間に激しい火花が散る。
善意で残されたもの
岩田剛典が演じる緋山も警察に拘束される。証拠のジャンパーを持ち出した大島優子演じる白木とは連絡が途絶え、緋山や白木の証言により、明墨の起訴は避けられない状況だ。北村匠海が演じる赤峰と堀田真由が演じる紫ノ宮は、平塚が改ざんを後悔して善意で残したものを探すために奔走する。
白木と偶然再会した二人。「殺人の証拠を隠すなんておかしいでしょ。悪いとは思ってないから」と言い放つ白木の言葉が響く。
第1回公判:証拠隠滅罪
いよいよ明墨の裁判が始まる。担当検事は伊達原と木村佳乃が演じる緑川だ。白木が明墨法律事務所で見つかった血染めのジャンパーについて証言し、鑑定結果は緋山が殺人時に着ていたものであることを明らかにする。
「私が殺しました」と罪を認める緋山。そして、明墨からジャンパーを隠すよう指示されたことも認める。
伊達原が事件と証拠隠滅の関わりを問うと、緋山は「自分が撮った映像が冤罪を示すことを話す」と答える。しかし、その動画は存在しない。
第1回公判:再び
伊達原は、東京中央新聞に掲載された志水死刑囚の冤罪疑惑について触れる。記者の沢原は明墨の元依頼人であり、明墨は冤罪だと確信する根拠を説明する。桃瀬が遺したファイルには、刑事の深澤が志水のアリバイを示す動画があったが、伊達原に揉み消されたと記されている。
「その動画が存在するのですか」と問う伊達原に対し、緋山は「ありません」と答える。明墨は証拠隠滅をした事実や理由を認め、弁護士の赤峰が「この法廷で何か言いたいことはありますか」と尋ねると、「必ず、志水さんの冤罪を晴らします」と語る。
第2回公判:新証拠の提出
明墨は、科捜研の資料室から見つかった薬毒物検査の改ざんを示す新証拠を提出する。鑑定の改ざんの根拠は、伊達原が動画をもみ消した疑いと、当時の検察が差し迫った状況にあったことの2つだ。
伊達原は、簡易検査の結果ボツリヌストキシンとタリウムの両方が検出されたと説明。しかし、弁護側の提出した鑑定結果はボツリヌストキシンだけであり、伊達原は「あなたたちの書類、偽造書類ですよね!」と指摘する。
伊達原の暴露
科捜研の資料室で伊達原が何かを探している動画が法廷で流れる。伊達原は「平塚」と書かれたファイルを取り、書類を抜き出していた。その書類は、弁護側が提出した薬毒物鑑定だったが、明墨が部下に指示して用意した偽物だった。
伊達原が断言した理由は、自らが持ち去ったからだった。しかし、真実は、緑川が科捜研の資料室に入ったということだった。緑川が、検察としての使命を果たすために、資料室に潜入して証拠を手に入れたのだ。
志水の再審へ
明墨は鑑定の改ざんをもって志水の再審を請求することを表明する。「殺人犯を無罪にするのとどっちが重いのでしょうね!」と伊達原を叱責し、緑川は「十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜を罰する勿れ」と呟く。
伊達原の起訴
緑川の尽力もあり、伊達原の起訴が決まる。伊達原は、再審に通じる証拠を隠滅した罪で立件されることとなる。
最終対決
法廷にて、明墨と伊達原の最後の対決が繰り広げられる。「意図せず足を踏み外すことは誰にでもある。それでも同じことを娘さんに言うんですか。それが世の中だと」と明墨は問いかける。伊達原は「キレイごとを言うな」と叫ぶが、明墨の言葉が響く。
アンチヒーローが必要
緋山は、罪と向き合い生きることを決意する。紫ノ宮は倉田と面会し、緑川は桃瀬の墓に花を供える。志水の再審が決定し、釈放された志水は娘の紗耶と再会する。
明墨の最後の言葉
赤峰は明墨に「なぜ僕を事務所に入れてくれたんですか」と尋ねる。明墨は「君を部下に持てて誇りに思う」と感謝の言葉を述べる。そして、赤峰は「今度は僕があなたを無罪にしてさしあげます」と告げる。
法廷で、明墨が「あなたは本当に人、殺したんですか」と問いかける場面で物語は終わる。