
嵐がグループとしての歩みを締めくくる日が、いよいよ刻一刻と近づいている。2
020年12月末に活動休止へ入り、約5年の“空白”を経て、2025年に再び5人が姿を見せたことは、ファンにとって大きな出来事だった。そして彼らは2026年春にラストツアーを行い、2026年5月31日の東京ドーム公演をもってグループ活動を終了する。
これは“終わり”を宣言するというよりも、5人がファンに向けて丁寧に「ありがとう」を届けるまでの旅。その現在地を、あらためて丁寧にたどっていく。
活動休止から再集結へ──「再び5人で立つ場所」を選んだ理由

嵐が活動を休止したのは2020年12月31日。各メンバーが自分の道へ向かい、それぞれの表現の場を深めていった日々が続いた。
転機は2025年5月。ファンクラブ向け動画にて、嵐が2026年春にラストステージを設け、そこをもって活動終了とする方針を伝えた。この動画では、あくまで報道各社の要約によれば、メンバーが「再開してまたすぐ止まるような形にはしたくなかった」「ファンに直接感謝を届ける場をつくりたい」といった趣旨を口にしていたとされている。
同年11月3日には、ファンクラブ限定配信「生配信だヨ嵐会2025」で久々に5人が揃って登場。休止期間を経ても“5人の時間”が自然に流れていることを実感させるひとときとなり、活動終了だけが近づいているわけではなく「その前に、5人でやるべきことがある」という空気感がはっきりした。
■ ラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026 “We are ARASHI”」が描くもの
そして2025年11月、嵐は2026年春のラストツアー日程を正式に発表した。
タイトルは 「We are ARASHI」。25年以上のキャリアの集大成にふさわしい、シンプルで力強い名前だ。
《2026年 ラストツアー日程》
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3月13日〜15日:北海道・大和ハウス プレミストドーム
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4月1日・2日:東京ドーム
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4月6日〜8日:バンテリンドーム ナゴヤ
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4月24日〜26日:みずほPayPayドーム福岡
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5月15日〜17日:京セラドーム大阪
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5月31日:東京ドーム(活動終了の公演)
5大ドームを巡る全15公演。これまでのツアー規模を思い返せば“当然”とも見えるが、活動終了を控えたスケジュールとしては十分すぎるほど。ここに「一人でも多くのファンに会いたい」という彼らの姿勢がにじむ。
発表時、嵐の公式アカウントは「活動が終了するその瞬間まで、一緒に走り続けてもらえたら嬉しい」といった内容のメッセージを投稿。最後の最後までファンとともに歩む意志が示された。
また、会場へ足を運べない人に向けて映像配信の準備も進んでいると紹介されており、誰一人取りこぼさないスタンスが徹底されている。
“今”の嵐──5人の個の活動と、グループへの向き合い方
活動休止中の約5年間で、5人はそれぞれのジャンルで経験を積み、個人の色をより濃くした。俳優業、音楽制作、バラエティ、クリエイティブワーク、アート活動など、活動の幅はかつて以上に広がった。
ただ、その中でも“グループに戻る”選択をしたのは、誰かの意向だけでなく5人全員の意思が整った結果だと読み取れる。特にラストツアーの位置付けは、「節目を自分たちで締めくくりたい」という思いが根底にあると考えられる。
ファンの反応も多様だが、SNSを見るかぎりでは「5人そろった姿を肉眼で見られる日が来るとは思わなかった」「最後を見届けたい」という声が多く、再集結と活動終了の発表が同時に訪れたことに対する大きな感慨が共有されている。
ラストまでの道のりでファンが意識しておきたいこと
● チケットの競争率は過去最大級になる可能性
全15公演といえど、“最後”が明確に決まっているツアーであるため、例年以上に応募が集中することが予想される。
● 映像配信の可能性は心強い
現地に行けないファンにとって、配信対応は大きな救済になる。詳細は今後順次明らかになる見込みだ。
● 個人活動の動きにも目を向けたい
2026年以降、嵐としての活動は一区切り。でも、5人はそれぞれの道で表現を続けていく。
「グループの時間」と「個人の時間」がどうすみ分けられていくのか、静かに注目したい。
─“終わり”ではなく、“ありがとう”の旅の終着点へ

嵐が今歩いているのは「終わりへ向かう道」ではなく、「感謝を伝えるための旅」。
休止から約5年を経て再び集まり、ファンクラブ向けの動画を通じて丁寧に状況を説明し、最後のステージを用意し、そのうえでツアーの規模まで最大限に広げた。準備のひとつひとつに、ファンと一緒に歩くための心配りが見える。
2026年5月31日、嵐はひとつの章を閉じる。
でもそれは決して“別れ”ではない。
25年以上の時間をともにしたファンへ向けた、最後のメッセージを届ける瞬間だ。
その一歩一歩を、私たちは静かに、確かに受け取っていくことになる。
ラストツアーの裏側と“嵐が残した時間”の読み解き
嵐のラストツアーは、単純な「ラストライブ」以上の意味を持つ。
まず特徴的なのは、ドーム公演を各地3日ずつ配置している点だ。この組み方は公演数をただ増やすのではなく、滞在型のスケジュールでファンとの接点を最大化する狙いがあると考えられる。移動負担を抑えつつ、ステージづくりにも時間を割ける設計だ。
また、ツアータイトル「We are ARASHI」は、ファンとの共作だった25年を象徴しているように見える。ファンを“ARASHI”の一部として捉える感覚は、彼らがデビュー当時から一貫してきたスタンスだ。CDセールス、ライブ動員、SNSの盛り上がり――数字の大小ではなく、「共に積み重ねた時間」が嵐というグループを形づくってきた。
さらに注目したいのは、活動終了が「解散」ではなく「一区切り」として語られていること。2026年以降の“5人の関係性”について具体的な言及はないが、言葉の選び方からは、扉を完全には閉じていないニュアンスが感じられる。ファンの間でも、「また5人で集まる日があるかもしれない」という期待を抱く声は少なくない。
ただし、この記事ではあくまで「報道・公式発表で明確になっている事実」だけに基づき、未来を断定することはしない。
確実に言えるのは、2026年のツアーは“これまでの5人”を見届ける最後の瞬間であるということ。そして、そのためにメンバーが準備してきた時間は、休止期間も含めれば実に長い。
嵐は活動休止前も後も、“誠実な準備”を大切にするグループだった。何かを急に発表することはなく、常に順序を踏み、ファンに丁寧に伝える姿勢を守ってきた。今回の活動終了発表とラストツアー決定も、その延長線上にある。
この“ありがとうの旅路”は、グループの終着点であると同時に、それぞれのメンバーが次のステージへ向かうためのスタートでもある。ファンは、その瞬間を見守る特別な立場にいる。
2026年春、嵐は最後のステージへ向けて歩みを進める。そこに込められているものは、間違いなく「感謝」であり、25年以上を一緒に過ごしたファンへの贈り物だ。
“ありがとう”の旅路──嵐が描く、活動終了までの現在地とラストツアー
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