ドラマ『Believe-君にかける橋-』6話あらすじ
逃亡の果てに。龍神大橋崩落事故の真相に迫る
驚愕の展開が続く「龍神大橋」建設現場崩落事故。無実を証明すべく刑務所から逃走した狩山陸(木村拓哉)は、静岡にある半田豊(田中哲司)の自宅に身を潜めていた。しかし、彼を追い続ける刑事・黒木正興(竹内涼真)がついに潜伏先を突き止める。
狩山は自ら黒木の前に姿を現し、半田を脅してかくまわせたと説明。逃走4日目にして再び逮捕されることに!その頃、「帝和建設」の社長・磯田典孝(小日向文世)の依頼を受けた弁護士・秋澤良人(斎藤工)は、狩山の妻・玲子(天海祐希)を訪ねる。玲子は夫から届いた速達を隠していたが、秋澤のある言葉に心が揺れる…。
一方、黒木は狩山を東京へ移送する途中、単独で事情聴取を開始。黒木の真の狙いとは何なのか!?そして、狩山を待ち受ける運命とは一体――。やがて、事態は予想外の方向へと進展する。崩落事故の背後に隠された“想像を超える深い闇”が徐々に明らかになり…!
ドラマ『Believe-君にかける橋-』6話 視聴率
視聴率:9.9%
ドラマ『Believe-君にかける橋-』6話ネタバレ
若松と瓜二つの男
ある日、陸は目の前に現れた黒木に驚きを隠せなかった。黒木は、亡き若松と瓜二つだったからだ。黒木が警察手帳を見せると、相棒の梶田刑事が逮捕状を手に、陸に向かって告げた。「東京まで移送します」。
陸は即座に反論した。「自分から脅されて静岡まで連れてこられたんです」。そして、彼が取り出したのは半田の家の物置で見つけた包丁だった。
半田の決意
半田は娘の弥生の事件以来、警察に対する不信感を抱き、陸を匿っていた。そのため、陸は黒木に向かって必死に訴えた。「もう一度捜査をしてください」。その後、陸は逮捕され、車で連行されることになった。
梶田は急ぎ連行しようとしたが、黒木は「下道を使って一泊して東京に戻ろう」と指示した。その様子を玄関から見ていた半田の娘、紗月。しかし、半田は家の中で葛藤し続けていた。その時、亡き弥生の幻影が現れ、真実を伝える決意をした半田は外に飛び出し、陸が乗った車を追いかけた。
陸の妻・玲子と秋澤弁護士
その頃、陸の妻・玲子の元には秋澤弁護士が訪れていた。秋澤は、陸が静岡にいる可能性を示唆し、取引先業者の名前を尋ねたが、玲子は知らない様子だった。玲子は「人として間違ったことをしない」と信じていたが、秋澤は「すでに間違ったことをしている」と告げた。
玲子は、陸から届いた手紙を見せた。警察には見せていないが、封を開けたような跡があると言う。秋澤は手紙を預かることにし、「やり方を間違っているので、警察に引きずり出してほしい、ぶん殴ってでも」と玲子は改めてお願いした。
半田の告白
車で連行される陸。その背後から半田が追いかけてきた。黒木は車を止め、窓を開けると半田が語り始めた。「無理やり陸を静岡に連れてきたのは、復讐を手伝わせようとしたため。包丁は娘を殺した犯人を殺すために用意したものだ」。陸は否定したが、黒木はすでに真相に気付いている様子だった。「狩山陸は犯人蔵匿の罪がかからないように嘘をついている」と黒木は言った。
半田は陸に向かって謝罪した。「申し訳なかった。俺はもう復讐なんて考えない。あんたも頑張れ。あんたの設計は悪くなかったと信じている。土木の世界では大きな金が動く。裏で何かあってもおかしくない。現場を仕切った人間なら気付くはず。あきらめるな!」。その言葉に、陸は胸を打たれた。
若松の弟と陸の決意
黒木は陸に告げた。「自分は帝和建設の下請け、若進建材と縁がある。龍神大橋の事故で死んだ若松博通の弟です」。陸は驚きつつも納得した。
翌日、ホテルの客室で休憩中の三人。黒木は陸と二人きりになり、事情聴取を始めた。陸は南雲の様態を尋ねたが、黒木は「ケガは重症じゃないが、まだ何もしゃべらない」と答えた。「かわいい部下のために捜査に協力しましょう」と言い、陸から話を聞き出そうとした。
磯田社長との対話
その頃、犬の散歩中の磯田社長のもとに秋澤弁護士が訪れた。秋澤は、陸が静岡に潜伏しており、警察もその居場所を特定していると告げた。「そうなると磯田社長も事情を聴かれることになるでしょう」と言う秋澤に、磯田社長は証言を拒否し続けた。「会社を守るためだ」と強調した。
秋澤は「力になりたいので、そろそろ全貌を教えて欲しい」と願い出た。「龍神大橋は黒鉄島再開発プロジェクトの一環。統括しているのは都知事。狩山さんがどこに向かっているのか知りたいです」と秋澤は訴えた。
黒木の目的とは?
ホテルに戻り、陸は「龍神大橋の崩落事故は若松の不正発注が原因だった」と告白した。若松は多額の負債を抱えており、その補填のために安価なケーブル材を発注し、差額を着服しようとしたという。その事実を裁判で言わなかった理由は、帝和建設を守るためだった。
黒木は「逃亡したのに証拠は手に入れなかった。設計者なのに考えが甘い」と陸を責め立てた。その頃、別の部屋で仮眠を取っていた梶田刑事は上司からの電話で目を覚ました。上司は、黒木が事件関係者の身内であるため、東京に戻ったら捜査から外れてもらうと告げた。
再び陸と黒木のやりとりが始まった。「逃亡したことで、崩落事故にもう一度注目が集まる。警察に捕まった場合、別の裁判の場で発言の機会が与えられる」と陸は言った。それを聞いた黒木は「今更あんたが告発したら、亡くなった兄はどうする?批判の嵐で会社もつぶれる」と再度陸を責めたが、陸は「真実を明らかにする」と決意を示した。
「だまれ、その橋の工事で俺の兄貴は死んだんだよ」と怒りをにじませた陸。すると扉の外から梶田がノックし、黒木が若松の身内であることがばれたと告げた。黒木は出発するので車を用意するよう指示した。
龍神大橋の崩落事故の真相
二人きりになり、黒木は陸に語りかけた。「若松の身内であることがばれたので、これ以上捜査はできなくなった」と告げた。陸は「あなたに取り調べをして欲しかった」と言い、「若松さんの弟のあなたなら、事件を真剣に追及してくれると思ったから」と続けた。
黒木は「もう動けなくなった。リスクを冒してでも捜査がしたかった。日本の司法が正義や真実を証明してくれるとは限らない」と答えた。二人は一瞬、やりきれない気持ちから無言になった。
黒木は陸に、「龍神大橋の事故は単純なものじゃない。兄が安いケーブルに変えたというのは間違い。兄が金に困っていたのは確かだが、不正を行ったわけではなかった。誰かに金をつかまされて事故を起こした可能性がある」と語った。
それを聞いた陸は「有り得ない」と思ったが、事故の際に若松だけ橋に戻って死んだことが気にかかっていた。「この事件の絵を描いた人物がいる…」と考えた陸。
証拠のSSDと陸の逃走
その頃、帝和建設社長室では磯田社長、桑原常務、秋澤弁護士が証拠のSSDを廃棄する決意をしていた。秋澤弁護士の手で、SSDはコーヒーの中に投入された。
一方、東京に向かう車の中で、黒木は「陸の取り調べに立ち会わせて欲しい」と梶田に頼んだ。梶田が電話を掛けに行く間に、陸は手錠を外して逃走を図った。
黒木は陸を追い、発砲したが、これは威嚇のためだった。黒木は陸を故意に逃がしたのだ。梶田は「それでも刑事ですか?」と問い詰めたが、黒木は「クビになるまではな」と答えた。
陸は逃げおおせ、山道を抜けて海沿いの町にたどり着いた。そこで電話をかけたのは玲子だったが、玲子は電話に出なかった。その時、玲子は磯田社長の元に訪れていた。玲子は迷惑をかけていることを詫び、「本当のことを世間に知らせていただけませんか?」と頼んだ。
しかし、磯田社長は「事故は終わっている。狩山君の判決が出たときに」と言い、陸の愛した会社を健全に守って行くのが自分の使命だと頭を下げた。
帝和建設を出た玲子は、腹部を押さえ体調が悪そうだった。公園で座りスマホを見ると、非通知の一件の着信が気になっていた。
その頃、陸は理髪店で髭を切り、眼鏡をかけて服を着替えた。そして、「橋屋」と名乗って磯田社長に電話をかけ、「聞きたいことがあるので会いたい。今でもあなたの言葉を信じています」と言った。
磯田社長は「君の顔はニュースでも出ている。警察に見つからずに来ることが出来ますか?」と尋ねたが、陸は「ええ行きます。どこへでも…」と答え、商店街を歩いて行った。
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