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【2025年9月末最新版】映画興行収入&動員数まとめ|『鬼滅』『8番出口』『チェンソーマン』ほか38作データ&来月の注目作も解説!

2025年9月30日

熱狂と話題に包まれた2025年夏の“決算”

2025年の夏興行は、シリーズものの続編やIPアニメ、予測不能のバズ作品まで、多様な作品がしのぎを削ったシーズンとなりました。

なかでも、300億円を目前に控えた『鬼滅の刃 無限城編 第一章そしてSNS発バズムービー『8番出口』、テレビアニメの続編で高稼働を見せた『チェンソーマン レゼ篇』は、まさに夏興行の三大主役。

この記事では、2025年9月28日時点の最新データに基づき、38作品の動員数と興収を完全収録。

さらに、10月以降の注目作や秋冬の興行トレンドについても掘り下げ、映画ファン・興行関係者・メディア読者が実用的に使える“映画データの保存版”としてお届けします。

📊 興行データ一覧|2025年9月末時点(38作品)

作品名公開日数動員数興行収入
鬼滅の刃 無限城編 第一章73日2426万6753人350億6433万1400円
チェンソーマン レゼ篇10日196万7539人29億8951万8900円
8番出口31日301万8689人42億5364万5900円
TOKYO MER 南海ミッション59日379万3743人51億1899万400円
ジュラシック・ワールド 復活の大地52日318万8274人48億6627万7970円
クレヨンしんちゃん 灼熱のカスカベダンサーズ52日187万3695人22億7626万6200円
国宝115日1092万1821人154億55万3400円
KING OF PRISM Your Endless Call94日記載なし10億7130万9250円
ヒプノシスマイク220日96万3313人23億7172万1150円
近畿地方のある場所について52日114万113人15億4798万2960円
雪風 YUKIKAZE45日70万1908人9億3006万6660円
キミとアイドルプリキュア♪17日74万786人9億1946万2920円
ブラック・ショーマン17日125万5211人17億3354万5400円
ベートーヴェン捏造17日23万8000人3億1800万円
不思議の国でアリスと31日8万6000人1億1400万円
ベスト・キッド:レジェンズ31日20万9341人2億8939万8460円
愛はステロイド31日2万3603人3383万5780円
ヒックとドラゴン24日28万6575人4億4098万9900円
シャッフル・フライデー24日3万4974人4745万1000円
カラダ探し THE LAST NIGHT24日42万322人5億1791万1180円
ひゃくえむ。10日18万2813人2億7021万4400円
Dear Stranger17日1万1345人1603万596円
ザ・ザ・コルダのフェニキア計画10日4万3485人6370万9340円
スマーフ/おどるキノコ村10日6890人908万6510円
宝島10日28万6575人3億9075万7490円
俺ではない炎上3日6万9000人9500万円
オリバーな犬 MOVIE3日2万5383人3804万4360円
Aqours Documentary3日2万6584人4558万800円
テレビの中に入りたい3日4720人688万8680円
アバター(7日限定リバイバル)3日1万6211人3084万8200円
沈黙の艦隊 北極海大海戦3日19万5328人2億8223万3100円
レッド・ツェッペリン:ビカミング3日2万3180人6177万1700円
ブラックバッグ3日8433人1215万3140円
ラスト・ブレス3日5495人772万1460円

🔥 鬼滅の刃 無限城編|350億円超えの怪物級興収

わずか73日間で2400万人超を動員し、350億円突破。

この数字は『無限列車編』以来の衝撃であり、「アニメ映画=動員力が強い」時代の到来を決定づけた作品と言えるでしょう。

🧟‍♂️ 8番出口|都市伝説×SNSバズの勝利

8番出口

内容はシンプルながらも、ループ性や考察性が高く、SNSとの親和性が抜群。

31日間で300万人動員・42億円突破という成績は、“話題性先行型映画”の新たなモデルケース。

🔪 チェンソーマン レゼ篇|10日で30億目前の特大スタート

10日間で200万人近くを動員・約30億円というスタートダッシュは驚異的。

TVアニメ1期の反響と原作人気を確実に興収へ繋げた構成・上映戦略が見事にハマっています。

🎬 ジャンル別傾向と市場の動き

🎞️ アニメ映画の圧倒的存在感

2025年も上位10作品中6作がアニメ関連

IP・シリーズ・女性ファン層の支持が特に強く、リピート観賞・コラボグッズなどの「周辺戦略」も業績に寄与。

🧑‍⚕️ 実写映画も数字を伸ばす

『TOKYO MER』『ブラック・ショーマン』『ヒプマイ』など、実写映画の健闘も今年の特徴

キャスト人気やドラマ原作など、入口の“分かりやすさ”が鍵になっています。

🧩 ジャンル特化型・イベント上映が定着

『アバター』再上映、『宝島』『Dear Stranger』のようなドキュメンタリー/芸術系も、短期集中で成果を上げるモデルが定着傾向。

🔮 10月以降の注目作と展望【徹底調査】

作品名公開日注目ポイント
愚か者の身分10/24北村匠海&綾野剛出演。闇バイトがテーマのサスペンス
秒速5センチメートル 実写版10/10新海誠原作の名作が初の実写化
呪術廻戦0(復活上映)10/17リマスター上映で話題再燃か
もののけ姫 4K10/24ジブリIMAXリバイバルの一環。過去のデータでも成功傾向あり
アニメ「ひゃくえむ。」後編10月中前編好調。スポーツ×成長譚の続編

🔮 今後の焦点:秋冬の映画市場はどう動くか?

2025年の秋冬シーズンは、映画市場全体が“第二の山場”を迎えるタイミングです。

特に注目されているのが、シリーズ作品の続編ラッシュと、国際映画祭からの逆輸入的な注目作の国内展開。

10月は『秒速5センチメートル』の実写版や『愚か者の身分』といった話題性のある邦画が登場。11月以降には『呪術廻戦0』の復活上映やジブリ作品の4Kリバイバルなど、IPファンを意識した企画が立て続けに展開される予定です。

また、ベネチア国際映画祭やトロント国際映画祭で評価された日本作品・海外作品が、国内でも順次公開予定。芸術性や社会性の高い映画が都市部のミニシアターを中心に回り始めることで、夏とは異なる「大人向けの映画熱」がじわじわと広がる気配があります。

さらに、感染症対策の段階的な緩和により、各地で“応援上映”や舞台挨拶などの観客参加型イベントも復活。これにより、再観賞・リピート観賞の文化が再び活性化し始めており、特定ファン層によるロングラン支援型ヒットも増加傾向にあります。

一方で、2025年末から2026年にかけては、ハリウッド大作のラインナップがやや手薄になると予測されており、国内製作の作品が市場の牽引役として注目される時期とも言えるでしょう。

数字の向こうにある「物語」と「戦略」を読む

2025年9月末時点の映画市場を見渡すと、“ヒットの型”が複数共存する時代に入ったことがはっきりと読み取れます。

ひとつは、アニメ作品が圧倒的なIPパワーで市場を牽引する王道型ヒット

『鬼滅の刃』『チェンソーマン』『プリキュア』などは、固定ファンの熱量を武器に高い動員と興収を記録しました。

もうひとつは、SNS時代における話題化戦略が功を奏した“バズ型ヒット”

『8番出口』のように、斬新な構成とユーザー考察を促す設計が、数日で大爆発する現象が定着しつつあります。

さらに、実写映画や音楽ドキュメンタリー、復活上映といった多様なジャンルの“特化型作品”も短期間で確実に数字を残しています。

『TOKYO MER』『ヒプノシスマイク』『ジブリIMAX』『レッド・ツェッペリン』などは、その象徴です。

これからの映画市場では、単に「面白い」だけでなく、

  • 誰に届けたいのか
  • どんな体験を提供するのか
  • どのように話題を波及させるのか

というマーケティング視点+ファン心理の設計が、ヒットの明暗を分ける鍵になるでしょう。

秋冬の映画シーズンは、こうした“狙い”と“熱量”がぶつかり合う戦場です。

ヒットの背景にある物語を読み解きながら、次なるブレイクを予測する――

それもまた、映画を楽しむ大きな醍醐味ではないでしょうか。

最新みんなのレビュー

いろいろ考察が捗ります!見た人と語りたくなる

2025年11月30日

映画「ナイトフラワー」公開初日に

鑑賞しました

いろんなことを考えさせられる作品で

1回目に見たとき

2回目に見たとき

それぞれに発見があって

一緒に観た友達と語りたくなる考察が捗る

味わい深い映画でした

#ナイトフラワー

Dahlia

俳優陣の演技の凄み

2025年11月29日

まず、主演の北川景子さんを始め子役の2人が本当の親子のように自然な演技でスッと感情移入できました。渋谷さんもリアルに怖かったです。あと何と言っても森田望智さんがすごかった!佐久間さん演じる海との関係性が初なくも美しくもっと掘り下げて観たかったほどです。

りんりん

少なくても3回は観るべき作品❗

2025年11月28日

日タイ共同制作からどんな内容かとても期待してました。W主演の2人が繰り広げる両片思いのもどかしい行動としぐさがとても素敵でした。1回目はただ泣いてしまい、2回目はちょっとしたしぐさの動きで泣いて、3回目は顔の表情から現れる切なさでまたまた泣いてました。

日本とタイを往復しながら撮影に真剣に向かっていた2人の作品は今も静かに上映され、グッズやノベライズも重版だとか。何か賞を出して欲しい作品だと思います。

りかりんご

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