■なぜ予習が必要?『隻眼の残像』は“コナン初心者殺し”かも!?
いよいよ2025年4月18日に公開される劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』
本作は、ただの事件解決ものでは終わりません。舞台は長野、そして“警視庁の元エース”毛利小五郎が20年ぶりに本格主役として帰還!
だが、例年のコナン映画と違って今回は“予備知識ゼロ”で臨むと、重要な人間関係や背景が理解しきれず見落とし注意の伏線ラッシュとなる可能性も……!
そこで本記事では、
- 劇場版を最大限に楽しむために必要な事前情報
- 長野県警メンバーの関係性
- キーマン・毛利小五郎の過去エピソード
- 見逃せない過去回や設定
などを徹底的に整理&わかりやすく解説します!
■『隻眼の残像』ってどんな話?ざっくり世界観&あらすじ
舞台は雪深き長野県。
物語は、捜査中に雪崩に巻き込まれた隻眼の刑事・大和敢助が、再び現場へ戻ってきたことから始まります。
一方で、東京では毛利小五郎の元同僚が、長野での事件ファイルに彼の名前を発見。再会を約束するも、その場に響いたのはまさかの銃声……。
本作の最大の特徴は、
- 小五郎と長野県警の関係
- 10年前の雪崩事故の真相
- 国家権力(公安)との接点
といった、過去と現在が交錯する重層的な構成にあります。
■今回は“眠らない”!毛利小五郎の覚醒に注目せよ
普段は「眠りの小五郎」ですが、今回は違う──。
若き日の小五郎は、警視庁でも一、二を争う射撃の名手であり、柔道も全国レベルの実力者。
それが劇場版では20年ぶりに本気モードで活躍。
実は、彼が最初から真犯人を見抜いていた過去エピソードもあり、今回も“覚醒モード”の推理力に期待がかかっています。
今回の映画は、“ただの三枚目じゃない小五郎”を知るベストチャンスです。
■長野県警組を知らないと損する!濃厚キャラ相関図

©︎劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』
今回の劇場版では、原作・アニメファンにはおなじみの“長野県警トリオ”がメインで登場します。
🔹大和敢助(やまと かんすけ)
隻眼・杖をつく風貌が印象的な熱血刑事
過去の雪崩事故で左目と脚に重傷を負った
上原由衣とは幼なじみ以上の関係?
🔹上原由衣(うえはら ゆい)
聡明で行動力のある女性刑事
一時は刑事を辞め、捜査のために別の家に嫁いだ過去が
大和への想いが切なすぎる…
🔹諸伏高明(もろふし たかあき/通称コウメイ)
冷静沈着で東大法学部卒、ノンキャリアながら切れ者
幼少期に両親を殺害され、弟・景光(スコッチ)も殉職
意外と熱血で、仲間を守るためには手段を選ばない
この3人の背景と関係性は、まさに本作の“心臓部”といっても過言ではありません!
■「風林火山」編を10秒で予習!劇場版とどう繋がる?

©︎名探偵コナン 隻眼の残像
長野県警組が初めて登場したのが、TVシリーズ「風林火山 迷宮の鎧武者」。
このエピソードでは、大和が雪崩に巻き込まれる事件の背景が語られており、本作の核心と直結。
由衣が“虎田家の嫁”として登場したのもこの回。つまり、彼女がなぜ結婚していたのかの謎が、すでに仕込まれていたわけです。
このエピソードを知っていれば、『隻眼の残像』がどれほど長い伏線の集大成なのかがわかります。
■伏線&考察ポイントまとめ|公安・黒田・亡霊たちの影
今回の映画、ただの長野×刑事ドラマではありません。
予告映像や設定から、公安の関与も強く示唆されています。
降谷零(安室透)が「知る必要のないこと」と発言
小五郎の同僚の死に関する隠された真相
黒田兵衛の過去と、大和の事故との奇妙な共通点
さらに黒田は公安の裏理事官であり、降谷の上司。長野県警にも一時期出向していたという点で、雪崩事故の背景に“国家機密レベル”の闇がある可能性も否定できません。
『隻眼の残像』をもっと深く楽しむ!背景知識&裏テーマまとめ
ここでは本作の“裏の見どころ”をいくつかピックアップして深掘りします。
▷テーマ1:「大人たちの再起と絆」
毛利小五郎の復活、大和の生還、由衣の再出発──。
本作の根底には、「再び立ち上がる大人たち」の姿があります。
また、友情・愛情・正義感といった感情が、時に理屈を超えて人を突き動かす──そんな人間くさいドラマが詰まっているのも魅力。
▷テーマ2:「伏線の回収劇としての魅力」
TVシリーズで長年張られてきた細かな伏線が、今回一気に回収されていく構成。
特に「由衣の結婚の理由」や「高明の弟・景光とのつながり」などは、長年のファンにとっても感慨深い展開です。
▷テーマ3:「公安の存在が意味する“真の黒幕”」
もしも小五郎の同僚の死や、雪崩事故の裏に公安案件があるとしたら──?
“知るべきではない真相”がそこにあるなら、それはシリーズ最大のタブーに触れることになるかもしれません。
つまり本作は、“劇場版コナンの中でも異色のサスペンスドラマ”といえるのです。
🎬まとめ:これで準備は万端!あとは劇場で真実を目撃せよ
『隻眼の残像』は、事件を解くだけの映画ではありません。
人間の過去と未来、正義と個人の想い、国家権力と個人の矛盾──そういった要素を“コナンらしいエンタメ性”の中で描く作品です。
長野県警組の濃厚な背景を知っているかどうかで、映画の「感情の深み」はまったく変わります。
ぜひ、この記事を“予習ツール”として活用し、劇場で100倍楽しんでください!