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仮想通貨市場に異変!XRP ETFの期待とソラナ企業買い続報、Bitgetロールバック問題の波紋とは?

仮想通貨市場に異変!XRP ETFの期待とソラナ企業買い続報、Bitgetロールバック問題の波紋とは?

🔰 仮想通貨市場に吹く「選別と再評価」の風

2025年春、仮想通貨市場がにわかに騒がしくなっています。

リスクオフの流れが金とビットコインを押し上げる中、「デジタルゴールド」としてのBTC再評価が進行。さらに、XRPのETF化に向けた期待感や、Solanaを巡る企業買いの動きが相場に波紋を広げています。一方で、Bitgetによる「ロールバック問題」は、業界の信頼を揺るがす出来事として注目を集めています。

今回は、これら3つのトピックを軸に、仮想通貨市場の今を多角的に掘り下げます。

🪙 ビットコインは再び「安全資産」へ─金と連動し強まる存在感

2024年末以降、米中対立や金利政策の不透明さを背景に、金とビットコインが連動して上昇しています。株式市場が不安定な一方、BTCは87,000〜88,000ドルの水準を堅調に推移。ゴールドが3,400ドル台を超えるなか、「ビットコイン=デジタルゴールド」という見方が再び注目を浴びています。

特に、企業によるBTC買い増しが市場に安心感を与えているのがポイント。Strategy社による6,500BTCの追加購入、Metaplanetによる330BTC取得など、明確な動きが価格の下支えとなっています。

📈 XRP ETFへの期待が再燃─「その時」は近いのか?

暗号資産XRPにとって、ETF承認の可能性は価格トリガーになり得る要素です。

最近では、XRPとビットコインのボリンジャーバンドの幅が急接近しており、テクニカル的には「大きな動きの前兆」とされています。SEC(米証券取引委員会)によるETF関連の承認判断が注目されており、市場では「次はXRPでは?」という期待が高まっています。

もし実現すれば、BTC・ETHに続く“ETFトリオ”の誕生として、アルト市場全体への波及効果も見込まれるでしょう。

🔥 ソラナ(SOL)を企業が続々と買う理由とその影響

Solana(ソラナ)は、スピードと手数料の低さを武器にエンタープライズ向け活用が急増中です。

Janover社やMoeko社によるSOL買いの影響で、一時は数ドルだった関連銘柄が20ドル超に急騰する場面もありました。さらに、独自チェーンを活用したアプリ展開や、ステーキング報酬の改善など、エコシステムの成長が企業参入を後押ししています。

このような「企業主導の買い」が増加することで、SOLは単なる投機銘柄から“業務インフラ資産”へと進化しつつあるのかもしれません。

⚠ Bitgetのロールバック問題「不可侵領域」に踏み込んだ代償

今回の最もセンセーショナルなトピックは、Bitgetによる“ロールバック対応”でしょう。

Polygonチェーン上の「Voxelトークン」で異常価格が発生し、Bitgetが「市場操作の可能性がある」として、取引データを巻き戻す=ロールバック対応を決定しました。

この行動に対しては、「ブロックチェーンの原則に反する」「取引所による恣意的介入だ」と批判が集中。特定アカウントの操作を疑う一方で、Bitgetの取引アルゴリズムに問題があるのでは?という声も根強く残っています。

本来、「ロールバックは最終手段」「オンチェーンは不可逆」が暗号資産業界の鉄則。それが破られたという事実は、取引所の信用に大きな影を落としました。

🧮 米国と韓国で進む規制強化─ステーブルコインと銀行免許の攻防

今、Stablecoinを巡る環境も大きく変わろうとしています。

CircleやCoinbase、Paxosなどが銀行免許取得を目指す動きを見せており、仮想通貨事業者の“正規金融機関化”が進行中。一方で、BIS(国際決済銀行)や韓国中央銀行は、ステーブルコイン規制を強化しようとしています。

また、USDT(Tether)よりもUSDC(Circle)の発行量が急増しており、「透明性」と「規制対応力」でUSDCが主導権を奪う構図も浮上。

Stablecoinは、今や仮想通貨市場の屋台骨。その信頼性と合法性が市場全体の安定を左右すると言っても過言ではありません。

🔍 まとめ:今後注視すべき3つの視点

  1. ETF承認がもたらす“爆発的資金流入”

  2. 取引所の透明性と信頼性の再構築

  3. 規制に順応できるプロジェクトが生き残る時代へ

仮想通貨市場は「ただの価格変動」だけでなく、制度・企業戦略・技術革新のクロスロードに立っています。表面上の値動きだけでなく、その背景にある「構造変化」こそ、見逃してはいけません。

🧩 ロールバック問題から考える「中央集権vs分散型」の本質

ロールバックは“ブロックチェーンの禁忌”とされています。その背景には「一度記録されたデータは改ざんできない」というブロックチェーンの不変性(immutability)の原則があるからです。

💡 ロールバックの過去事例

  • イーサリアムDAO事件(2016年):史上最大のロールバックが行われ、ETHとETCに分裂。

  • Binance(2019年):ハッキング時にロールバック検討→最終的に見送り。

それほど「ロールバック=非常手段」なのです。

Bitgetの今回の対応は、中央集権取引所であっても「中立性」が求められる時代になっていることを象徴しています。一方で、こうした事態が起こるたびに、分散型取引所(DEX)への信頼性が高まるのもまた事実。

✅ DEXとCEXの本質的な違い

項目中央集権型取引所(CEX)分散型取引所(DEX)
管理者存在する(企業)不在(コードに基づく)
透明性限定的フルオンチェーン
ロールバック可能性あり不可能
信頼性運営企業次第コードとコミュニティ次第

今回の件を通じて、ユーザーは「どこに資産を預けるのか」をより慎重に判断する必要が出てきたといえるでしょう。

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この記事を書いた執筆者・監修者
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ポプバ暗号通貨部:松 朴李

2017年から仮想通貨投資を開始。DeFi、NFT、IEO、草コインまで幅広く実践してきた現役トレーダー。現在はBitgetやBybitを中心に資産運用を行いながら、最新の市場動向やアルトコインの将来性、リスク管理術を解説。トレード歴7年以上、累計取引高は数億円規模。初心者にもわかりやすい解説を心がけています。 過去にはBTC・ETHの暴落を複数回経験しながらも、長期的な視点で安定した利益を確保。海外取引所の動向や日本の税制、ステーキング・レンディング・コピートレードなど、実際に使ってみたからこそわかる“リアルな情報”を発信中。 日本国内の仮想通貨関連メディアでも複数寄稿歴あり。現在は自身のメディアを運営しながら、定期的にメルマガやX(旧Twitter)で相場速報やニュース解説を配信している。

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