ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』9話あらすじ
記憶のかけらを追い求めて!運命が交差する瞬間
「会いたくて」とフラワーショップを訪れたまこと(生見愛瑠)。彼女は胸の中で静かに公太郎(瀬戸康史)への想いを燃やしていました。お守りとして大切にしていた指輪のネックレスが、いつの間にかなくなっていたことに気づき、不安を抱えながらも…。
一方、朝日(神尾楓珠)は、まことに振られたことを香絵(丸山礼)に打ち明けます。香絵から「まことにストーカーがいたかもしれない」という話を聞き、彼の表情は一気に険しくなります。まことの安全を案じる朝日の心中は、複雑な思いで揺れ動いていました。
そんな中、街歩きデートに繰り出したまことと公太郎。笑顔と共に過ごす楽しいひと時が流れます。カフェでひと息ついていると、周囲を小走りで見回す井口(肥後克広)の姿が目に留まります。話を聞くと、千草(片平なぎさ)の行方が分からなくなったという知らせが!
心配する井口に共感し、まことと公太郎は千草を探すために行動を開始。街中を駆け巡り、手がかりを探し続けます。そして、ついに公太郎の目の前でまことの記憶が蘇る瞬間が訪れます…!
ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』9話 視聴率
視聴率:5.5%
ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』9話ネタバレ
久しぶりにまことが公太郎の店を訪れる。彼女の首元から、お守りとして身に着けていた指輪のネックレスが外されていることに、公太郎はすぐに気づいた。
運命のネックレス
「そのネックレス、どうしたの?」と公太郎が尋ねると、まことは少し恥ずかしそうに微笑んで答える。「前に進むために外したの」。
公太郎は驚いたが、内心では嬉しかった。「そっか、まことの大きな一歩だね!」
くま太もその場にいた。「本当にすごい決心だね、まこと!」
まことは公太郎とのデート場所に悩んでいたと打ち明ける。それを聞いて公太郎は、「連絡くれればよかったのに」と優しく言った。結局、行きたい場所が決まらず、二人は街をぶらぶら歩きながら決めることにした。
朝日の報告
一方、朝日はまことに振られたことを香枝に報告している。きっぱりと振られたが、友達というポジションに満足している様子の朝日。しかし、香枝の「まことにストーカーがいた」という話で少し心配になる。
その頃、律は自宅でまこととのツーショットの写真を見ながら「苦しくなってきた…」と呟き、前回怪我をした足の痛みに苛立っていた。
くろこも心配そうに言う。「律とまことの過去が本当に謎のままだね…」
公太郎とのデート
デートの日、まことと公太郎は美味しいスイーツを食べ歩きながら街を散策する。まことは甘い匂いを嗅ぎ分けるのが得意で、美味しいものをシェアしたいタイプだと判明する。一方、公太郎は実は虫が苦手だと打ち明ける。
雑貨屋で、指輪を選んでいるカップルを見つめるまことに、公太郎はレインボー柄の傘をプレゼントする。「これ、君に似合うと思うんだ」と公太郎が言うと、まことは嬉しそうに笑った。
オープンカフェで休憩しようとした時、クリニックの先生に遭遇する。先生は妹の千草さんが行方不明になって探し回っていたのだ。
「千草さんは若年性認知症だから心配だね…」とくろこが心配する。
千草を探す
二人は一緒に千草を探し始める。方々探し回った結果、花屋で困っている千草を発見。花選びを手伝う公太郎は、千草の名前をイメージしたグリーン系の花を提案する。嬉しそうに花を見つめる千草のところに、先生が走ってくる。
千草は、「結婚記念日おめでとう」と先生に花を渡す。なんと千草さんは先生の妹ではなく、妻だったのだ。認知症のため夫のことを忘れていた千草さんが、急に思い出したのだ。
先生は嬉しさで涙ぐむ。その様子を見つめながら、まことは忘れられた側の辛さを感じ、忘れた側の自分を責めてしまう。そんなまことの手を、公太郎が優しく握りしめた。「君がどう感じても、僕がそばにいるよ」
記憶に悩むまこと
家に帰ったまことは、買ってきたキャンディを取り出した瞬間、同じものを過去に朝日からもらったことを思い出す。「あれ?朝日は、ほとんど喋ったことないって言ってたのに?」
更に、公太郎の記憶もよみがえる。「ごめん、そういうつもりで見たことないから」と公太郎から冷たく言われる記憶。そして、泣きながら「待ってよ」と叫ぶ律の姿が浮かび上がる。この記憶は何?どういうこと?
クリニックでの相談
まことはクリニックを訪れる。自分の記憶と周りの話に齟齬があることに悩むまことに、先生は「自分の気持ちに嘘も正解もない」と伝える。まことはこれまでの公太郎との思い出を思い出し、今の自分の気持ちに正直になろうと決め、公太郎の店に向かう。
「次のデートは食べられる花があるところに行こう!」と公太郎を誘うまこと。公太郎はまことに「記憶がなくても戻ってもそばにいるから」と伝える。もし指輪の相手を傷つけたとしても、俺がまことを笑わせるから、と。
甘い匂いのする花びらを口につけたまことに、公太郎がそっとキスをする。まことの花びらが公太郎の口につき、「本当だ、甘い」と言いながら、再びキスをする公太郎。
くま太も感動する。「最終回のような展開…」
記憶のフラッシュバック
その瞬間、まことの記憶がフラッシュバックする。過去に律とキスをしたこと、デートをしたこと、律との様々な思い出が蘇り、混乱するまことは店を立ち去る。
まことはゆっくりと記憶を整理し始める。公太郎に初めて花をもらった日のこと、香枝と廊下ですれ違った日、職場で朝日と仕事をしていた記憶、そして律とデートし、水族館でキスをした記憶。一年記念のクリスマスに花束をもらった記憶。
律と付き合っていたことを思い出したまこと。「あれ?じゃあ、公太郎と付き合っていた記憶は?」
その瞬間、ピンポーンとドアのチャイムが鳴る。恐る恐るまことが開けると、ドアの前には公太郎が立っていた。