なぜ今、向井康二×タイBLが注目されるのか?
2025年に放送されるタイ発のBLドラマ『Dating Game~口説いてもいいですか、ボス⁉~』が、アジアのエンタメファンの間で話題沸騰中。その理由のひとつが、Snow Manの向井康二が日本人として初めて、タイ語のみで主演を務めるという前代未聞の挑戦にある。
タイと日本の文化をつなぐハイブリッドなプロジェクトとしても注目される本作は、BLジャンルにとどまらず、国際的な俳優の交流・文化的架け橋としても見逃せない作品だ。
『Dating Game』とは?あらすじと制作陣に注目
本作は、全編タイロケ×タイ語セリフで構成された、ラブ・ロマンス・コメディ。ゲーム業界を舞台に、恋愛経験ゼロの青年と、厳しすぎる鬼上司との距離が徐々に縮まっていく様子を描く。
脚本はタイの売れっ子脚本家陣が手がけ、監督は『Lovely Writer』などで知られるコビ=チャクリー・ルジウィパット。
制作には日本のエイベックスも参加し、クオリティは折り紙付き。
キャラクター相関図&キャスト紹介
キャラクター構成は以下の通り。
ジュンジ(向井康二)
ゲーム制作会社「PRISMSTAR」タイ支社のカリスマ社長。厳格で仕事には一切妥協を許さないが、実は心優しい一面も。ヒル(マーチ=チュターウット)
元オタクの青年。乙女ゲーム『Yuka! Love Me Please』に影響され、見た目も中身も劇的に成長したプログラマー。パット(フルーク=ナタット)
ジュンジの親友で、有名レストランのオーナーシェフ。料理と恋の両方でアドバイザー的な存在。ナム(ユド=タンタット)
ヒルの同僚にして、会社のムードメーカー的プレイボーイ。時に恋の指南役、時に波乱の火種にも。
ドラマの公式サイトではキャラ相関図も公開され、恋愛模様と人間関係の“ニアミス”が描かれている。
メイキング映像で明かされた“リアルな関係性”
5月にクランクアップを迎えた本作。公開されたメイキング映像では、向井がマーチにSnow Manの楽曲「SBY」や「ブラザービート」の振り付けを教える姿が話題に。
和気あいあいとした雰囲気の中にも、互いに言葉の壁を超えて通じ合おうとする真剣さが垣間見え、ファンの間では「現場の空気がそのままドラマに反映されていそう」と期待が高まっている。
向井康二、タイ語での主演に挑んだ理由とは?
向井は「寝言までタイ語になるほど、ずっとタイ語のことを考えていた」と語っており、その熱量は画面越しにも伝わる。
「母が喜んでくれるから」「ずっと夢だった」と、タイにルーツを持つ彼だからこそ実現した本作には、彼自身のアイデンティティと挑戦が詰まっている。
キャスト陣からのコメントが胸アツ
マーチ:「毎日向井くんと過ごした時間が本当に濃密でした」
フルーク:「笑いに満ちた現場。またみんなと仕事したい」
ユド:「まだ終わってほしくなかった。シーズン2希望!」
それぞれが友情・成長・別れの寂しさを語っており、現場で生まれた絆がドラマの空気にそのまま乗ると期待されている。
『Dating Game』の魅力3選
文化と感情のクロスオーバー
日本×タイの文化が織り交ぜられた演出で、どの国の視聴者でも感情移入できる。ジャンルを超えるラブコメディ
BLの枠にとらわれず、普遍的な“人を想う気持ち”にフォーカス。キャスト同士のリアルなケミストリー
演技だけでなく、プライベートでも仲が良いからこそ生まれる自然なやりとりが魅力。
放送&配信情報
放送開始:2025年、タイWorkpointTVにて放送
日本での視聴方法は公式SNSにて随時発表予定
公式サイト:https://datinggame.jp
X(旧Twitter):@DatingGameJP
Instagram:@DatingGameJP
なぜ日本人主演のタイBLは“アジア戦略の鍵”になるのか?
アジアのコンテンツ市場は今、急速に「グローバル前提」の制作体制へと移行している。そんな中、日本人俳優がタイ語でBL主演を務めるという本作のスタイルは、極めて戦略的だ。
日本とタイのファン層は重なりも多く、相互市場の拡大はエンタメ業界全体の追い風になる。さらに、NetflixやYouTubeなどのグローバル配信を想定すれば、多言語×多国籍キャストは“標準仕様”になりつつある。
この作品がその“新しいスタンダード”になる可能性は十分にある。