ポップバースミックス
ポップカルチャーの交差点、あなたが主役のエンタメ宝庫の旅へ!
西村奏(石原さとみ)は、信濃大学の法学部で仲間と共に司法試験の合格を目指すが、ある日、事件が起こる。それから12年後、念願の検事になった奏の前に消息不明だった同級生が現れ――。20年の時をかけたサスペンス×ラブストーリー。
脚本: 吉田紀子
音楽: 得田真裕
ゼネラルプロデューサー: 中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー: 浜田壮瑛(テレビ朝日)、森田美桜(AOI Pro.)、大古場栄一(AOI Pro.)
監督: 新城毅彦、星野和成、中村圭良
制作協力: AOI Pro.
制作著作:テレビ朝日
梅田。話を全部知っていたのに4人で話している時に、初めて聞きました。のあの顔!
思い返すとわらけてきた笑
予告見る限り、4人仲良く推理ごっこしそうだけど、婚約者いるからなんかモヤモヤ。。結婚してないから不倫じゃないしセーフって感じもあんまり好きじゃない。
20年越しの真相!運命の最終章へ突入
横浜地検中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)は、ニュースで民事党総裁就任報告を見ていたとき、20年前の『環境エネルギー汚職事件』を思い出していた。奏の父、辻英介(佐々木蔵之介)はその事件で東京地検特捜部の主任検事を務め、弁護士・野木浩一郎(仲村トオル)の力で無罪を勝ち取った東正太郎議員(馬場徹)の一件で命を絶ったのである。
その瞬間、奏はテレビ画面に映る男に目を奪われる。正太郎の父親で元総理の東忠男(伊武雅刀)、そしてその傍らで拍手している男、秋葉洋二(川島潤哉)が映っていた。秋葉は『野木邸放火事件』の現場で目撃された容疑者であり、宅配業者の証明写真に写り込んでいた人物だったのだ!
国会議員便覧で秋葉の正体を確認した奏は、急いで入院中の浩一郎の元へ向かう。父の死、友人・及川カオリ(田中みな実)の事故、真樹の失踪、そして放火事件、すべてが繋がっていると確信した奏は、浩一郎に真実を教えてほしいと懇願する。
20年前、『環エネ事件』の公判で検察側の証拠を覆し、東正太郎議員を無罪に導いた弁護士・浩一郎。その彼の自宅を放火し、命を狙ったのが秘書の秋葉だったという事実を突きつけ、「とても無関係だとは思えない。あなただけが知っていることがあるはず」と切実な思いで問いかける奏に、浩一郎はとうとう重い口を開くのだった…。
一方、病状が進行した真樹は、貴志(安藤政信)の執刀で手術を受けることを決断する。しかし、この手術が二人の運命にどのような影響を及ぼすのか…!?
驚愕の真相がついに明かされ、20年越しのサスペンスとラブストーリーが交錯する最終章。奏と真樹の運命的な恋の結末はどうなるのか? その目で確かめてください!
視聴率:8.3%
まだ事務所を立ち上げたばかりの新人弁護士だった野木浩一郎。彼は元総理の東忠男(演: 伊武雅刀)に呼び出され、息子が証拠捏造で冤罪に陥れられたとして、信念をもって弁護を引き受けることに決めました。野木はその頃、理想を持ち、正義を信じる若き弁護士でした。
「絶対にあなたの息子さんを救います!」と、野木は東に誓いました。しかし、その後の展開は彼にとって衝撃的なものでした。
辻英介(演: 佐々木蔵之介)という尊敬すべき先輩がいた野木。しかし、東の一言がきっかけで、辻の不正が東によって仕組まれていたことが明らかになりました。これを知った時の野木のショックは計り知れませんでした。
「まさか、あの東さんがこんなことを…」
野木もまた東に騙されていたのです。この事件の影響で、野木の仕事は一気に忙しくなり、弁護士としての名を挙げることとなりましたが、心の中には深い後悔が残りました。尊敬していた辻が自殺したこともあり、その後悔はさらに強まりました。
そんなある日、カオリが野木を訪ねてきました。カオリは真樹と奏が同級生で付き合っていることを知っており、事件について調べるうちに不審な点が多く出てきたと言います。
「調べれば調べるほどおかしなことが出てきます」とカオリは言いました。
その後、カオリが事故に遭い、彼女の死についても詳細は語られないままでした。
東の秘書が野木を訪ねてきた時、「奏に会っているのか?」と尋ねられた直後に、野木の家が放火されました。毎日のように白い花が送られ、東たちは野木を抹殺しようとしていることが明らかでした。
東正太郎は総理の座を守るために必死でした。野木は秘書からの証拠の写真を見て、奏に言いました。
「良く見つけてくれたね。君が戦うのであれば、全力で応援するよ。やるとしたら今がその時だ。」
野木は弁護士としての人生を捨てる覚悟で、全てを話すことにしました。
奏はその後、支部長の大畑節子(演: 高畑淳子)に全てを報告しました。大畑から、事務官の加地が秋葉と繋がっていたこと、全てが監視されていたことを知らされます。奏は秋葉洋二(演: 川島潤哉)の取り調べで事件の真相にどこまで迫れるかが勝負だと言われました。
奏は真樹に全てを告白しました。「本当に父親を信じられるの?」と問いかける真樹に、奏は「父親は君を大事な息子だから生きていて欲しいと言っていた」と答えます。
真樹は手術を受ける決意を固めました。
奏は過去の事件について調べ始め、秋葉の部屋から押収されたガラケーを発見しました。データは削除されていましたが、ずっと契約が継続されていたことに疑問を抱きました。
そしてついに、秋葉の取り調べが始まりました。秋葉は犯行を否定し続けましたが、ガラケーが出されると少し表情が変わりました。奏は汚職事件のメール捏造データについて説明し、ガラケーのデータが携帯会社のデータ保存サービスに保存されていたことを指摘しました。
東に命じられてメールを捏造したことを追及し、さらに放火も命じられたのではないかと問いかけました。秋葉は観念し、データを東からの脅迫に対する切り札として持っていたことを認めました。
一方、真樹の手術は見事に成功しました。術後に駆け付けた奏に元カレの貴志が「今後どれだけ回復するかが鍵だ」と説明し、奏は深々と頭を下げました。
「本当にありがとうございました。」
貴志は「医師としての使命を果たしただけです」と答え去っていきました。
麻酔から覚めた真樹の前にいたのは奏でした。「生きてる…」と言うと、奏は笑顔で「真樹は生きてるよ」と言いました。
その後、秋葉は起訴され、東も殺人教唆などで逮捕されました。20年前の汚職事件についても、奏の父親の汚名を晴らすことができました。
ラストはカオリの墓参りにやってきた4人。カオリのお墓にカオリの好きだったメロンソーダの缶を置いた真樹。彼らは大学に戻り、カオリと出会った時のことを思い出しました。
真樹は父親から呼ばれ、別荘で療養することになったと奏に報告しました。
「絶対に元気になってね」と言う奏に、真樹は「さようなら」と目に涙をためて言います。
真樹は「ありがとう、奏…生きようと思わせてくれて」と感謝を述べました。
奏は歩きながら「振り返ってはいけない。私と真樹は絶対に出会ってはいけない運命」と心の中でつぶやきました。しかし、振り返った奏。真樹も奏の方を見つめていました。
お互いに笑顔で見つめ合い、奏は満面の笑みで真樹の元に走っていくのでした。
9話で完結するようなドラマならもうやらなくていいよ。なんの為のドラマ?不毛すぎる。
横浜地検の奏が挑む!未解決放火事件の真相は?
大学時代の恋人である野木真樹(亀梨和也)が放火事件の被疑者となり、長野から横浜に連れ戻された。その任務を担ったのは「横浜地検」中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)だ。真樹は一貫して犯行を認めているものの、その供述と鑑識結果は食い違っており、事件の真相は依然として闇の中。
奏は刑事の渡辺(板尾創路)と共に捜査を続ける中、真樹ではない不審な男の目撃情報を入手!しかし、現場となった真樹の実家のガレージ付近は防犯カメラの死角となっており、決定的な証拠が見つからず捜査は難航する。
そんな中、現場付近を走っていた宅配トラックに目をつけた奏は、ドライブレコーダーの映像解析を渡辺に依頼。すると、そこに映っていたのは大学時代の親友で弁護士の梅田祐希(矢本悠馬)だった…!
驚愕の事実に打ちのめされながらも、奏は検事としての職務を全うするため、祐希と知美(宮澤エマ)の自宅を訪れる。事件について問い詰めると、ついに祐希が重い口を開く…。
さらに、体調が回復した真樹の取り調べが再開され、再び奏と真樹が検事と被疑者として対決することに。真樹と祐希、どちらが真犯人なのか――。襲いかかる過酷な現実を前にしてもなお、検事として真実を追い求める奏の運命はいかに…!?
視聴率:8.0%
火事現場の近くで発見された祐希(矢本悠馬)は、検事の奏(石原さとみ)に追及される。息子の希実(潤浩)を連れてファミレスへ向かった知美(宮澤エマ)は、「何があってもお父さんとお母さんの味方だし、お母さんは僕が守る!」と強く宣言する希実の言葉に感動する。
祐希は前職でリストラ候補に挙げられていた。どうにかしなくてはと感じ、弁護士会のセミナーに参加した際に、奏の父である辻英介(佐々木蔵之介)を気にかける野木浩一郎(仲村トオル)から声をかけられる。浩一郎は祐希の厳しい状況を理解し、力になると言ってくれたのだ。しかし、その後連絡が途絶え、焦った祐希は野木邸を訪れ、就職先を頼もうと決意した。
「常識はずれだと思ったけど、どうしても頼るしかなかったんだ」祐希は振り返る。「浩一郎には『来客中』だと断られたけど、諦めきれず近くをうろうろしてたんだ。」
再び野木邸を訪ねた際、家から火が上がった。驚いた祐希は、近所のおじさんに声をかけられ慌てて逃げ出し、その途中で真樹に出会う。「もちろん放火なんてしてないよ。でも真樹は、俺がやったと思ってかばってくれたんだ。」
「トモには何度も言おうと思ったけど、そのとき浩一郎が紹介してくれた弁護士事務所から面接の連絡があって、トモがすごく喜んだから言えなかったんだ。」祐希は自分の弱さを嘆いた。「万が一捕まったら、トモと希実がどうなるか…。だから出頭することに決めたんだ。」
「俺に何かあったら、トモと希実を頼む。」
放火犯が真樹でも祐希でもないとすれば、振り出しに戻る。奏は真樹を再び取り調べることにする。
祐希が野木邸を訪ねたとき、真樹は浩一郎と話をしていた。インターホン越しに「来客中だ」と断られた祐希の声も聞いていた。「いいか真樹、この件にはもう首を突っ込むな。祐希に相応以上の事務所を紹介すると言った。」
「お前の友達は変わったのが多いな。30も過ぎてみんな幼稚で世間知らずだ。お前も、梅田先生も、西村奏も及川カオリも。」
「俺の友達を悪く言うな!カオリも奏もあの事件のせいで…。」
「友人が亡くなったのは痛ましいことだが、私は何の関係がある。カオリの事故は本人の空回りだ。」
「大人になれ、真樹。」
「うるさい!俺には時間がないんだ。俺はあんたみたいになりたくなかった、ただそれだけだ。」真樹は激昂する。
真樹は、祐希が放火をしていないことを知り、ほっとして微笑んだ。「あなたは放火をしていないんですね。」奏が再確認する。
「はい。じゃあどうしてそんなことを…。」
「俺、バカなんで。知ってるでしょ、検事さんも。バカなんですよ。バカだけどそれが一番俺にとっては大事なことなんで。」
真樹は入院を条件に釈放される。
奏の家で久しぶりに話す奏とトモ。「普通は自分の罪をごまかそうとして嘘をつくのに。祐希も真樹もバカ過ぎる。何やってんだろう。」と奏は呟く。
「何やってるんだか、は奏もだよ」とトモが返す。奏は「逃避行の際、貴志(安藤政信)がかばってくれていたことを知らなかった」と驚く。「あんなにいい人いないのに。」
「世の中の人は検事がこんなに愚かだって知らないよね。私も普通の女の子で好きな人のこととかで悩んでるのに。」
「今、女の子って言った?」とトモが突っ込む。二人は笑い合う。
貴志と真樹の対話。貴志は手術を勧め、「僕はあなたを生かすことも殺すこともできる」と告げる。真樹は「手術をするということは命を預けるということか」と考え込む。
奏は状況を大畑支部長(高畑淳子)に報告し、振り出しに戻ったと伝える。加地事務官(曽田陵介)は「浩一郎の面会許可が出た」と知らせに来る。百合の花が届けられたが送り主の名前がない。
奏が浩一郎に「放火犯に心当たりはないか」と尋ねると、「僕に恨みのある人間はたくさんいるから見当もつかない」と答える。奏は「真樹は病気で帰ってきたのだろう、彼なりのやり方で」と伝える。
フードデリバリーの配達員(相席スタート・山崎)の証言を取る奏と加地。置き配の証明写真に映るポリタンクを持った男の解析を頼む刑事の渡辺(板尾創路)。
貴志が荷物を取りに来た。奏はこれまでのもろもろを謝る。「ここまで来られたのは貴志がいてくれたから」と感謝を伝える。貴志は「真樹に今、必要なのは生きたいという意欲、これからの希望だ」と告げる。
朝、ニュースで東正太郎(馬場徹)が民事党新総裁に就任したことを知る。その映像に映る放火犯の男が東忠男の秘書・秋葉洋二(川島潤哉)だったことに気づく。
「誰に電話してるの?」と大畑が加地を問い詰める。
奏は浩一郎に、「20年前の事件、カオリの事故、放火事件はすべて繋がっているのではないか、本当のことを話してくれ」と頼む。この瞬間、全ての謎が解ける時が来たのだ。
9話で完結するようなドラマならもうやらなくていいよ。なんの為のドラマ?不毛すぎる。
禁断の逃避行!検事と被疑者の愛の行方
「横浜地検」中央支部の敏腕検事、西村奏(石原さとみ)。彼女は主治医であり恋人でもある奥田貴志(安藤政信)の言葉を受け、吐血し倒れた野木真樹(亀梨和也)に付き添うことに。しかし、真樹が目を覚ますと、彼から驚くべき提案が。「一緒に逃げない?」。その瞬間、奏の心は揺れ動きました。
翌朝、病院を抜け出し長野行きのバスに乗り込む真樹。足元もおぼつかない彼の後を追うように、発車直前に奏も飛び乗ってきたのです。二人の逃避行が始まりました!
一方で「横浜地検」では真樹の行方不明に大混乱。支部長の大畑節子(高畑淳子)や事務官の加地卓也(曽田陵介)は、必死で奏に連絡を取ろうとしますが、彼女のスマホは電源が切られたまま…。病院からの連絡を受けた貴志は不安に駆られ、大畑からの電話でその不安が確信に変わります。自宅のクローゼットや机の引き出しを探ると、奏がいなくなった痕跡が次々と見つかり…。
神奈川県警が緊急配備を敷く中、奏と真樹はレンタカーでかつての思い出の場所へと向かいます。大学時代の幸せな日々を思い出しながら、二人は心の絆を深めていくのでした。
担当検事と被疑者として再会した初恋の二人。彼らの禁断の逃避行はどこへ向かうのでしょうか?たとえ検事の職を失っても、奏は「愛する人は、私が守る」と強く決意します。
視聴率:6.7%
真樹(亀梨和也)は突然、奏に向かって誘いかけました。「2人で逃げない?」「2人だけであの星空を見たい」。奏は困惑しながらも断ります。「そんなことをしたら捕まっちゃうよ」と言うと、真樹は冗談だとごまかしました。しかし翌朝、真樹は病院を抜け出して長野行きの長距離バスに乗り込んでしまいます。
奏は真樹を追いかけ、同じバスに飛び乗ります。横浜地検の大畑支部長(高畑淳子)と加地事務官(曽田陵介)は、熱が出たので休むというメールを送ってきた奏と連絡を取ろうとしますが、彼女の携帯の電源は切られたままでした。加地は、奏と真樹が大学の同級生で、当時2人が交際していたことを知っていたのかと支部長に尋ねますが、支部長は「知っていたとも知らなかったとも言えないわ」と曖昧な返答をします。
その頃、貴志が帰宅すると奏がいないことに気付きます。そして病院からも真樹がいないとの連絡が入り、大畑からも奏と連絡がつかないとの電話がかかってきました。貴志は「自宅で休んでいる」と嘘をつきますが、ふと気になって引き出しを確認すると、奏の指輪は家に置いたままでした。
一方、祐希(矢本悠馬)は野木浩一郎(仲村トオル)の推薦で有名法律事務所の面接を受けていました。面接官から、真樹が病状悪化により勾留執行停止を受けていたが病院から抜け出したことを聞き、驚愕します。
同じ頃、貴志の病院には刑事の渡辺(板尾創路)が訪れ、真樹の病状確認に来ていました。渡辺は、暗に奏が付き添っていたのではないかと匂わせます。
奏と真樹は思い出の満天の星が見える丘に到着します。ライトを消すと、当時と同じような美しい星空が広がり、空も星も闇も変わらずに輝いていました。ただ違うのは、自分たちが35歳で、逃亡中の被疑者と担当検事という立場であることだけです。
「捕まるとか考えなかった?」と奏が尋ねると、真樹は「俺が考えるわけがないじゃん」と笑います。奏も「真樹といると真樹のバカが感染る」と返し、二人は手を重ねました。
「人生で一番楽しかったのはあの頃」と真樹が言うと、奏も同意します。「短かったけど、まばたきするぐらい一瞬で終わっちゃったけど、でも宝物」。
「だから…今だけこうしていて。真樹は絶対離れない手の繋ぎ方に変える**」。奏となら死んでもいいと心に決める真樹。「このまま死にたい」。
「馬鹿なこと言わないで」。奏の言葉に、真樹は「馬鹿なこと?誰もがいつか死ぬのに。死んだらお星様になるって子供の頃聞かなかった?」と反論します。
「誰に…?」という奏の質問には答えず、真樹は眠りに落ちました。そのまま二人は夜を明かします。
翌朝、ドライブの途中で休憩する奏と真樹。奏は真樹に話しかけます。「本当は1日も気が休まる日がなかったんじゃない?」。真樹は「そういう人だから」と静かに答えます。「普通の人なら蓋をして忘れたふりをするようなことをずっと気にして」。
「ずるくもうまくも立ち回れなくて。だから海外にまで行ってボランティアして挙げ句の果てに身体まで壊して。聞いてほしいことがあるの」。奏は決意を胸に秘めていました。「もしも検事の職を追われても、真樹を助けなければ、真実を突き止めなければ」。
「何か隠してるよね?」と奏が問いかけると、真樹は言葉を詰まらせました。
横浜地検では、奏の携帯が依然として切られたままでした。加地は「奏が真樹と一緒にいたら大変なことになる」と焦りますが、支部長は「婚約者が自宅で休んでいると言っている以上、病欠の検事の家に押しかけるわけにはいかない」と冷静に返します。「もし警察が踏み込んだら?」と尋ねる加地に対し、「そのときは私の首が飛ぶぐらいかしら」と支部長は笑います。
そのとき、奏からの着信が入りました。「野木真樹を長野県で確保しました」と報告する奏。「警察には自分が伝える」と支部長は即座に答えます。加地は勾留場所の手配に走ります。
実は、奏は支部長に「1日だけ猶予をください。必ず真樹を連れて帰る」とメッセージを送っていました。「とんでもないわね、辻英介の娘は」と呟きながら支部長はメッセージを削除します。
奏は真樹に向かって言います。「私は真樹から本当のことを聞いてない。放火なんかしていない」。
「俺がやったって言ったら?それは真実じゃない」。
「真実って何?」真樹がそう言ったとき、パトカーのサイレンが聞こえてきました。「また俺、手錠かけられるんだ。かけられるなら奏に、がいい」。
「やーめーて。バカなこと言わないで。いつも奏には怒られてばかり」。真樹が言い終えると、奏は涙を浮かべながら「真樹、死なないで、お願い。約束して、もういなくならないって」。
「それだけは約束…できないかも」。
「だめ、約束して。約束して」。奏の懇願に真樹は手を握り返しました。「絶対離れない手の繋ぎ方」。真樹はかつての二人の会話を思い出しながら連行されました。
地検に戻った奏を、支部長は「たった一人で被疑者を連れ戻した、ずいぶんなお手柄だ」と褒めますが、奏は真樹が放火をしていないと主張します。支部長は「自供が取れなかったんなら、証拠を積み上げるしかない。火元の確認と目撃証言を集めること」と指示を出します。
その頃、加地は浩一郎の病室近くにいた議員秘書(川島潤哉)にショートメールで「捜査は続行、MNは留置所へ」と送ります。その様子を支部長が見ていました。
帰宅した奏は、知美からの電話を受けます。貴志が梅田家を訪れていたと聞き、貴志が置いていった指輪の箱とメモを見つけます。「しばらく家を出ます。別れよう」。奏は驚きながらも、こうなることはわかっていたはずだったと納得します。
祐希は真樹に接見を求めますが、真樹は断り、差し入れだけを受け取ります。
奏と加地は新たな目撃証言を探し、野木邸付近で配達をしていたクリーニング店の車のドライブレコーダーの映像を確認します。そこに映っていたのは意外な人物でした。
奏は梅田家を訪ね、知美に「どういうこと?」と問い詰めます。祐希は「真樹が自分をかばっている」と打ち明けます。逃げた祐希は真樹と鉢合わせしていたのです。
「違うんだ、俺!」と何かを説明しようとする祐希を、真樹は逃しました。
その頃、病院では浩一郎が意識を取り戻し…。
9話で完結するようなドラマならもうやらなくていいよ。なんの為のドラマ?不毛すぎる。
炎の中に隠された真実、愛は正義を裁けるか
驚愕のニュースが飛び込んできた。野木真樹(亀梨和也)、その名前は多くの人々に知られる存在だが、今日彼がトップニュースとなる理由は衝撃的な事件にその名を連ねたからだ。彼の実家が何者かによって放火され、さらに痛ましいことに、彼の父であり弁護士の野木浩一郎(仲村トオル)が重体で意識不明となっている。
事件の謎は深まるばかり。なぜなら、その日、家族の家を訪れていた真樹自身が、警察に犯行を自白し、放火事件の主犯格として拘留されていたからだ。一体何が彼をそこまで追い込んだのか?
このニュースが全国に配信されると、横浜地検中央支部で働く検事・西村奏(石原さとみ)は、驚きと共に言葉を失った。彼女と真樹は大学時代に深い愛情を育んでいたが、運命のいたずらにより、12年の時を経て、今や彼女は検事、彼は被疑者という立場で再会することになる。彼らの再会は、ただの偶然なのか、それとも何か運命の導きなのか。
さらに衝撃的なのは、彼女の上司である支部長・大畑節子(高畑淳子)からの発言だった。節子はこの事件に隠された深い闇を知る一人で、彼女の次の一言が、この複雑な事件に新たな光を投げかけることとなる。
真樹と彼の父・浩一郎との間に、あの日何が起こったのか? そして真樹が犯行に及んだ本当の理由とは何か? これらの疑問が重くのしかかる中、初恋の二人は、取調室で静かに、しかし確かな感情を交えながら向き合う。彼らの視線の先には、かつての愛があり、今は深い悲しみと複雑な胸の内がある。
「あなたはこの愛を裁けますか―」この問いかけが、全てを変える。そして、真実への道が、今、ゆっくりと開かれようとしている。
視聴率:7.6%
驚愕のニュース! 真樹が実家に放火し、野木浩一郎邸が全焼したという衝撃の事実が発覚しました。当時、浩一郎の妻と娘は外出中で、家には浩一郎だけがいました。彼は意識不明の重体でICUに入っています。
放火を自供した真樹は、担当刑事の渡辺(板尾創路)の取り調べを受けています。
ニュースを見た知美(宮澤エマ)は、息子の奏に連絡しようとしますが、祐希(矢本悠馬)が止めます。「奏に何かを聞いたとしても、守秘義務があるから何も話せないだろう」と、祐希は冷静に言います。しかし、心の中で何かを抱えている様子です。
大畑支部長(高畑淳子)の命令で、真樹の事件を担当することになった奏は、取り調べを開始します。真樹は口論の末、近くの棚にあったライターで火をつけたと供述します。「近くの棚にあったライターに火をつけて浩一郎に投げたらカーテンに燃え移った。浩一郎を残して1人で逃げた」と。
しかし、「何がきっかけで口論になったのか」の問いには黙秘し、「浩一郎に対して申し訳ないという気持ちはあるのか」と聞けば、「ありません」と冷たく答えます。この日、真樹はほとんど何も語らず、取り調べは進展しませんでした。
現場を訪れた奏は、渡辺刑事から見取り図を受け取ります。火元が真樹の供述通りのリビングなのかはまだわかりません。ライターも発見されていません。「全焼したことを考えると、なぜライターで火をつけたのか」と疑問が浮かびます。
入院中の浩一郎の様子を見に行くと、彼はかなり一酸化炭素を吸い込んでおり、気道に熱傷もある状態です。このまま目を覚まさない可能性もあります。
梅田家では、祐希が奏が真樹の担当検事になったことを伝えます。さらに祐希は、事務所を辞めたことも話します。「事務所の経営がうまくいかなくて、ノルマがきつくなって、新しい事務所を探してるけど、なかなか見つからなくて…」と話すと、知美は心配しますが、「国際文化法律事務所が面接してくれる」との連絡に喜びます。
取り調べが進む中で、真樹は自身の過去について語り始めます。「もともとあの家とあの人が嫌いだった。中学生のとき、万引きをして、浩一郎に叱られた」と語り、父親との確執が浮き彫りになります。
真樹は、カオリの事故の後、東北に行き、震災後のボランティアをしていたことも明かします。「生き方を変えたかったから」と話し、「学生時代はブラブラしていた」とも言います。
奏はさらに問い詰めます。「楽しくなかったんですか」「恋人がいたんですか」「どうしてその人と別れたんですか」と質問を重ねます。真樹は「一緒にいたら辛くなりすぎると思ったから」と答えますが、「理由もわからず置き去りにされた人のことは考えなかったんですか」と問われると、「考えが回らなかった。俺、自分勝手だから」と答えます。
新たな証拠が発見され、ガレージにポリタンクの焼け残りが見つかり、ガソリンの成分が検出されました。また、近所から新たな目撃情報も寄せられます。奏はこの情報を基に、真樹の供述に矛盾があることを指摘し、さらに追及します。
真樹は「もっと燃えればいいと思い、家の外に出た後、ガソリンに火をつけた」と供述しますが、黙秘する部分も多く、真相はまだ不明です。
真樹は留置所で倒れて吐血し、入院します。貴志は「容体が安定したらすぐに手術をしないと命がもう長くない」と言い、奏を付き添わせます。
目を覚ました真樹は「俺の病気のこと知ってたの?」と尋ねます。「主治医から聞いてた」と答える奏に、「本当に火をつけたの?」と問いかけますが、奏は「もう聞かない」と答えます。
真樹は「苦しかった。奏と何時間も向き合ってるのに、それが検事さん」と言い、奏の手を握ります。「日本に帰ってきた本当の理由は奏に会いたかったから」と真樹は打ち明けます。「最期に一緒にいたいのは奏だった」と告白し、「逃げない? 2人で。またあの星空を見たい」と突拍子もないことを言い出します。
真樹の供述には依然として矛盾が多く、真犯人の存在も疑われます。奏は支部長に、真樹が何かを隠している可能性があると伝え、勾留延長の許可をもらいます。
この事件の真相はどこにあるのか?真樹と浩一郎の確執、そして真樹の本当の心の中に何があるのか。真実はまだ明らかになっていませんが、奏は最後まで真実を追い求める決意を固めます。
9話で完結するようなドラマならもうやらなくていいよ。なんの為のドラマ?不毛すぎる。
真実の代償: 環境エネルギー汚職事件の陰謀
横浜地検中央支部の検事・西村奏は、再会した大学時代の恋人・野木真樹に約束した通り、自身の父である元主任検事の辻英介と真樹の父である弁護士野木浩一郎が関わった古い汚職事件の真相を追求していた。しかし、事件に関わる人々は口を閉ざし、奏は次第に行き詰まっていく。
支部長の大畑節子から、父の元部下である新里龍一が紹介される。新里は事件後に検事を辞め、奏に「辻さんは死をもって真実を封じ込めた」と告げる。その言葉に動かされた奏は、長野にある実家へ向かい、英介の遺品を探し始める。奏は父が過去に何かを隠していたことを感じ取り、遂に重要な手がかりを見つける。
横浜に戻った奏は真樹を呼び出し、遺品から発見した衝撃的な事実を共有する。その事実は想像を絶するもので、真樹は言葉を失う。ふたりはこの過酷な真実とどう向き合うか、決断を迫られる。
奏と真樹が直面する残酷な運命と、20年前の事件が現在にどのように影響を及ぼすのかが焦点となる。彼らは真実を公にするべきか、それとも再び秘密を守るべきか、その選択によって未来が大きく変わることになる。
視聴率:7.2%
ドラマ「Destiny」第5話では、主人公たちの複雑な運命がさらに絡み合っていく様子が描かれています。物語は、浩一朗が裕希に接触するシーンから始まります。「なぜ真樹が帰ってきたのか」と浩一朗が問いかけると、裕希は「カオリの13回忌に合わせてだと」と答えます。ここで浩一朗は裕希の力になることを約束し、二人の間の信頼が深まる瞬間が描かれます。
一方、奏は新里との予定された会合に向かいますが、新里は怪しい男に気が付き、急遽場所を変更します。このシーンは緊張感を増すための重要な要素で、視聴者を次の展開へと引き込みます。新里との会話では、彼が検事を辞めた理由が明らかになり、「真実を追求できず、正義を貫けなかったから」という重い背景が描かれます。新里の言葉、「奏の父親は亡くなる選択をした」は、物語の中で重要な真実を示唆しています。
物語はさらに複雑になり、真樹が奏の婚約者と誤解される場面もあります。真樹のシンプルな返答、「奏は友達だ」という言葉が、彼の誠実さを表しています。この間、裕希と真樹の間の会話も進行し、裕希が真樹の連絡先を尋ねられたという事実が浮かび上がります。これらの会話は、登場人物たちの間の微妙な力関係と情報の流れを示しています。
奏は長野へ突然の旅を決め、自宅で過去を探ることになります。彼女は母親から父親の逮捕についての感想を聞き出そうとしますが、母は「何も聞いていない」と答える一方で、「悪いことをしたとも思っていない」とも述べます。奏は過去の記録を辿りながら、家族の秘密と向き合うことになります。
物語のクライマックスでは、奏が父のボイスレコーダーを発見し、真樹と共にその内容を聴くことにします。ボイスレコーダーからは、2003年の環境エネルギー汚職事件に関する父の記録が明らかになり、事件の真実が徐々に解き明かされていきます。この部分は、「安易に認めたメールの内容だったはずの秘書」などの重要な情報が含まれており、物語に深みを与えています。
最後に、奏と真樹の関係に亀裂が入り、真樹が突然倒れるという衝撃的な出来事が起こります。これにより、奏は貴志に助けを求め、緊急事態への対応が迫られます。
9話で完結するようなドラマならもうやらなくていいよ。なんの為のドラマ?不毛すぎる。
再会から明らかになる真実:運命が交差する一夜
梅田祐希(矢本悠馬)と知美(宮澤エマ)夫妻のもてなしのもと、偶然再会した西村奏(石原さとみ)と野木真樹(亀梨和也)。大学時代からの仲間が12年ぶりに一堂に会しましたが、その再会は思いのほか緊張感に満ちていました。一度は気まずさから逃れようと家を飛び出した真樹を、奏が追いかける情景から、物語は始まります。
翌日、真樹はひとりで自問自答を繰り返していました。彼は、何故このタイミングで帰ってきたのか、そして自分の居場所について深く考え込んでいました。幼少期、突然母親を失った彼は、愛情に対して常に不安を抱え、成長してからもその影響を引きずっていました。しかし、長野の大学で出会った友人たちとの関係は、彼にとってかけがえのない居場所となりました。
奏もまた、結婚を控えながら真樹との再会に動揺を隠せませんでした。過去の恋が頭をもたげる中で、彼女は自己との対話を強いられます。一方、真樹が横浜地検を訪れると、カオリの事故死とその謎が再び浮上します。真樹はその場で、事件の日に何が起こったのかを語り始めます。
告白が引き金となり、過去の痛みと向き合う二人は、20年前の事件とカオリの事故死が繋がっていることを徐々に理解し始めます。2つの事件の真相が明らかになる過程で、まだ見ぬ真実に気づき、それを追求する決意を固めます。
物語は、奏と真樹の間で再び芽生える感情と、彼らが過去に立ち向かう姿を描きます。禁断とされた初恋が、時間を超えて再び動き出すことになり、二人の未来に新たな希望の光が差し込むことになります。
視聴率:7.5%
「奏のパパは自殺じゃない、殺されたんだよ」、そうカオリが衝撃の事実を告げるシーンから、この話は緊張感あふれる展開へと突入します。カオリと真樹が車内で語り合う中で、過去の環境エネルギー汚職事件についての疑念が再浮上。事件は一度は解決を見せたかに思われましたが、裁判において事態は一変、英介の無罪が確定しませんでした。これが全ての始まりだったのです。
「あいつが何かしたっていうの?」
「私、お父さんに会って全部聞いたから!」
カオリの感情は急上昇し、彼女はスピードを上げます。真樹は、事態を抑えるためにハンドルを握りますが、カオリが突然ハンドルを切り、そのときの指紋が残ることに。「俺が手を離した…。」この言葉が真樹の後悔と自責の念を象徴しています。
「違う、違うんだよ、真樹のせいじゃない。あの事件のことカオリに教えちゃったの私だから。奏、ごめん。」トモのこの言葉は、彼女がどれほどの負い目を感じているかを表しています。カオリが事故で亡くなったのは、一部は彼女のせいだとトモは自責の念に駆られています。彼女は、ただ事実を共有したかっただけでしたが、それが取り返しのつかない結果を招いてしまったのです。
トモと祐希の関係は、複雑な背景に根差しています。祐希はずっとトモのことが好きでしたが、彼女はそれに気づかずにいました。二人の関係は、カオリの影響を強く受けており、希実という新たな命の誕生によって、彼らの間には新たな絆が生まれます。「ありがとう。」祐希のこの一言には、過去を乗り越え、共に未来を歩んでいく決意が込められています。
物語はさらなる波乱を迎えます。奏と真樹は、カオリの死の真相を探るために動きますが、真樹には秘密がありました。彼は胆嚢がんを患っており、その事実を知る貴志は、奏に対して強い意志を示します。「本当に検事になったんだね、奏。」この場面は、奏がいかに困難に立ち向かうかを象徴しており、彼女の決意と責任感を強調しています。
奏は事件の核心に迫るべく、関係者との連絡を試みますが、なかなか容易ではありません。この時、彼女は新里龍一との重要な会話を持ちます。「俺たちは何をしているんだろうね。」この問いは、彼らが直面しているジレンマと、正義とは何かという問いを投げかけています。
影の中の真実:西村奏の探求
西村奏(演じる石原さとみ)、横浜地検中央支部の熱心な検事は、12年ぶりに突然の再会を果たす。その再会は大学時代の恋人、野木真樹(演じる亀梨和也)とのものであったが、彼は横浜地裁で自分の父親である弁護士の野木浩一郎(演じる仲村トオル)と激しく言い争っている場面に遭遇する。その衝突の中で真樹が放った、「辻英介を殺したんだろう!」「だから俺がカオリを…!」という言葉が奏の心に強く残り、彼女の行動を促す。
奏の父であり「東京地検」特捜部の元主任検事、辻英介(演じる佐々木蔵之介)は、不可解な環境エネルギー汚職事件に関与していたが、この事件が彼の最後の仕事となり、不名誉な逮捕へと繋がった。この事件には、当時「正義の弁護士」として名高かった浩一郎の影がちらついている。奏は父の名誉を清算するため、そして真実を明らかにするため、事件の再調査に乗り出す。
奏が過去を掘り下げる中、彼女はまたしても英介の死と及川カオリ(演じる田中みな実)の事故との潜在的な繋がりを追い始める。カオリの事故は大学時代に起き、その背後にはより大きな陰謀が隠されている可能性があった。この謎を解明するため、奏は支部長の大畑節子(演じる高畑淳子)の助言を得ながら、事件の深淵へと足を踏み入れる。
この複雑な過去の追求と並行して、奏の私生活でも大きな変化が訪れる。彼女は恋人で外科医の奥田貴志(演じる安藤政信)と共に長野の実家を訪れる。この訪問は単なる家族訪問ではなく、「結婚の報告」という未発表の大ニュースを含んでいた。奏の母、西村悠子はこの報告に浮かれて大はしゃぎするが、奏自身は父の事件とカオリの事故の真実を探る中で複雑な感情を抱えていた。
事件の核心に迫るある日、浩一郎が横浜地検を訪れる。奏は冷静さを装いながらも、父の死の真相、そしてカオリの事故との関連性を直接問いただす。この直接対決は、奏にとって多大なリスクを伴うが、真実を解き明かすためには避けて通れない道であった。
視聴率:6.8%
奏は横浜地裁で、真樹が彼の父・浩一郎と激しい口論をしている場面に遭遇します。真樹は浩一郎に向かって、「殺したんだろ、辻英介を!だから俺はカオリを・・・」と迫ります。この言葉には、辻英介—奏の亡き父と真樹の父がどのように絡んでいるのか、そして奏の父の死の背後に何があるのかという重大な問題が含まれています。
奏は、この衝撃的な発見後、真樹とのやり取りを耳にし、何も言わずにその場を立ち去りますが、真樹は奏を呼び止めます。しかし、奏はその呼びかけを無視し、深い思索に耽ります。「あの日以来、真樹の声が耳について離れなかった」という内心の声が彼女の苦悩を物語っています。
奏は仕事中も父の死についての疑問が頭を離れず、英介が検事として関わっていた汚職事件について詳細を調べ始めます。奏の父は、公判後に奏の目の前で自殺を遂げており、その後の人生に多大な影響を与えました。
ショックを受ける奏の前に現れるのは、真樹の父・浩一郎。彼は横浜地裁での一件を謝罪し、20年前の事件について説明します。英介が起訴に踏み切った証拠が捏造されたものであったため、結果的に懲戒免職となり、逮捕寸前に自殺に至ったのです。奏は、父が不正を行うはずがないと信じ、何か他に理由があったのではないかと浩一郎に問いますが、浩一郎は「自らが裁いた」と述べ、それ以上の答えを持っていません。
この情報に心を痛めながらも、奏は真樹との関係を再考します。恋人の貴志が真樹を呼び出した理由は明かされていませんが、奏は貴志との将来を前向きに考え始め、貴志からの再度のプロポーズを受け入れます。一方で、真樹の父が謎の男と密会していたことも発覚し、その男が「辻英介の娘に会いましたか?」と尋ねる場面があり、さらなる謎が深まります。
最終的に、奏と真樹は再会し、真樹が過去の真実を求める姿勢を示します。真樹は「それを知るまでは、しばらくここにいる」と宣言し、奏にもその探求を共にするよう暗示します。しかし、奏は真樹の言葉に動揺しつつも、彼の提案を受け入れるかどうかはっきりとは答えません。
その夜、奏は貴志との未来を考え、二人の関係が前進していることに感謝しますが、心のどこかで真樹との未解決の問題が引き続き彼女を悩ませています。真樹は、カオリの事件に関連する証拠として彼自身の指紋が事故車のハンドルに残っていたことを明かし、それが奏に新たな疑念を抱かせます。カオリの死がただの事故ではなかった可能性が浮上し、真樹は「俺が殺したって・・・言ったのかも」と奏に告白します。
この情報を受けて、奏は自身の感情と正義感の間で葛藤します。知美との会話では、真樹に対する情が再燃し、彼の真意を探るためにさらなる行動を起こすことを決意します。一方で、祐希との再会が奏にとっては意外な形でのサポートとなり、彼の存在が奏の決断を後押しします。
ドラマのクライマックスでは、奏と真樹が再び歩道橋で出会い、真樹の「離しちゃだめだぞ」という叫びが二人の絆を象徴的に示します。その後、奏は真樹に駆け寄り、二人は情熱的なキスを交わし、過去の影響を乗り越えて新たな関係を築く決意を固めます。
過去と現在の交差点:検事の決断と恋人のプロポーズ
横浜地検中央支部の検事、西村奏(石原さとみ)が担当している違法薬物の売買事件の被疑者が、なんと大物政治家の次男であることが発覚し、世間の注目を集める事態となった。事件の重大性は極めて高く、奏は是が非でも起訴に持ち込むべきだという強い使命感に駆られていた。
しかしながら、逮捕時に被疑者が薬物を所持しておらず、犯行を否認しているため、奏の手には十分な証拠がない。支部長である大畑節子(高畑淳子)に叱責される中、奏は悔しさと焦りに苛まれ、事件のことが頭から離れない。そして、帰宅後、恋人である奥田貴志(安藤政信)からの意外な提案に直面する。
貴志からの突然のプロポーズに、奏は驚きを隠せなかった。しかし、12年前に貴志と出会った日の記憶が蘇り、奏の心は揺れ動く。彼女は長野の大自然の中で、初めての恋と友情を経験し、ある衝撃的な事件が彼女の人生を大きく変えたことを思い出す。
大学時代、奏は恋人の真樹(亀梨和也)と共に青春を謳歌していた。しかし、ある事件をきっかけに真樹が姿を消し、奏は絶望と無気力に苛まれる日々を送ることになる。その時、奏を支えてくれたのが、当時の恋人である貴志だった。
そして、12年の時を経て、真樹が姿を現す。再会を果たした奏と真樹は、封印された過去の真相を追及する旅に出る。これを機に、奏の人生は大きく動き始める。彼女は検事としての使命と、恋人からのプロポーズという二つの重要な決断の間で揺れ動くことになるのだ。
視聴率:7.3%
物語は、奏(演じる石原さとみ)が検事として新たな課題に直面するシーンから始まります。彼女は、政治家の息子である川越拓海が逮捕された違法薬物取引事件を担当しており、この事件が彼女のキャリアにとって大きな転換点となります。しかし、この難事件には確固たる証拠が欠けており、奏は上司の大畑(演じる高畑淳子)から「何年検事やってるの?西村奏はできるって聞いていたけど」という冷たい言葉を受けます。
仕事の圧力は家庭にも影を落とし、奏は自宅で必死に追加の証拠を探します。彼女は「グロワール」というバーのウェブサイトや関係者のブログ、SNSを通じて何か手がかりを見つけようと試みます。そんなある夜、疲れ果てて帰宅した夫の貴志(演じる安藤政信)が奏の顔を見て「眉間にシワがよってるよ」と気遣います。貴志はその晩、奏が入浴後に鏡を見ている際に近づき、「そろそろ結婚しない?」と突然プロポーズします。このシンプルながらも温かい一言は、奏にとって長い一日の中で最も明るい瞬間となります。
友人カオリの死とともに大学院の入試に落ちた奏は、精神的にも肉体的にも限界を迎えていました。そんな時、病院でふらつく奏を支えたのが貴志でした。彼が差し出した白湯は奏に不思議な安心感を与え、「魔法のお湯だ」と感じさせました。その後、二人は大学の図書館で偶然再会し、それが繰り返されるうちに友情が芽生えました。
奏が司法修習生になった2017年、再び貴志と出会い、お互いの忙しさを乗り越えて付き合い始めます。しかし、付き合い始めて1年後、二人は互いの多忙さから関係を断念しようとすることもありました。それでも、結局はお互いを支え合うことで一層の絆を深めていきます。
奏はカオリの親友である知美(演じる宮澤エマ)と連絡を取り合います。知美はロースクールに合格した後、司法試験を妊娠を理由に諦めていましたが、奏にはその心情を吐露します。その後、奏は違法薬物事件の事情聴取のために休日出勤を余儀なくされ、取引現場であったバー「グロワール」のオーナー田川を問い詰めます。田川は初めて川越拓海のことを知らないと主張しますが、その証言は矛盾しており、奏は彼を追い詰めます。
その頃、病院から消息を絶っていた真樹が突然、奏の前に現れます。真樹との再会は、過去の痛みと謎を再び奏の心に呼び起こし、彼女は真樹との対話を通じて自己の運命と向き合う決意を新たにします。この再会は、彼女の個人的な成長とプロフェッショナルなキャリアの進行に新たな局面をもたらします。
永遠の絆:過去と未来の交差点
横浜地検中央支部の検事、西村奏(石原さとみ)は、法の下で正義を貫く使命を胸に、日々懸命に働いていた。ある日、現住建造物等放火の罪で逮捕された被疑者の取り調べを担当することになった。その被疑者は、奏が大学時代に交流のあった野木真樹(亀梨和也)だった。彼が突然行方不明になってから12年、再び彼との出会いが奏の人生に大きな波紋を巻き起こすことになる。
奏は取り調べに向かう途中、ふと父・辻英介(佐々木蔵之介)の死を思い出す。彼は奏が中学生の頃に自殺した。その悲劇的な出来事は、奏の心に深い傷を残し、彼女の人生観を根底から揺さぶった。そして、今回の取り調べで再び真樹と対面することで、奏の過去と現在が交差する瞬間が訪れる。
真樹は奏との出会いを思い出し、「東京地検」特捜部の検事だった辻英介のことを口にする。奏は父の死に関する謎や真相に迫るために奮闘してきた。真樹の登場は、奏にとって過去のトラウマと向き合う機会を与えた。
大学時代、奏は真樹と共に過ごした日々を思い出す。彼らの友情は、カンニングをきっかけに芽生え、次第に深まっていった。真樹の姿を思い出しながら、奏は自らの過ちや葛藤に向き合うことを余儀なくされる。
真樹との再会は、奏の生活に新たな変化をもたらした。彼の登場によって、奏の周りには再び友情や愛情が芽生え始めた。しかし、その過程で真実が暴かれることとなり、奏の心は大きな揺れ動きを見せる。
12年後、奏は横浜地検中央支部の検事としての地位を確立し、外科医の恋人である奥田貴志(安藤政信)と共に穏やかな日々を送っていた。しかし、貴志の勤務先で再び真樹との遭遇が奏の運命を揺るがすことになる。
真樹の登場は、奏の過去と未来の交差点を象徴している。彼らの関係が再び動き出し、新たな試練が彼らを待ち受けることは間違いない。奏は自らの過去と向き合い、真実を見つめる勇気を持ち続けることが不可欠である。彼女の旅路はまだ終わっていない。
視聴率:7.9%
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