ドラマ『Destiny』9話 最終話あらすじ
20年越しの真相!運命の最終章へ突入
横浜地検中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)は、ニュースで民事党総裁就任報告を見ていたとき、20年前の『環境エネルギー汚職事件』を思い出していた。奏の父、辻英介(佐々木蔵之介)はその事件で東京地検特捜部の主任検事を務め、弁護士・野木浩一郎(仲村トオル)の力で無罪を勝ち取った東正太郎議員(馬場徹)の一件で命を絶ったのである。
その瞬間、奏はテレビ画面に映る男に目を奪われる。正太郎の父親で元総理の東忠男(伊武雅刀)、そしてその傍らで拍手している男、秋葉洋二(川島潤哉)が映っていた。秋葉は『野木邸放火事件』の現場で目撃された容疑者であり、宅配業者の証明写真に写り込んでいた人物だったのだ!
国会議員便覧で秋葉の正体を確認した奏は、急いで入院中の浩一郎の元へ向かう。父の死、友人・及川カオリ(田中みな実)の事故、真樹の失踪、そして放火事件、すべてが繋がっていると確信した奏は、浩一郎に真実を教えてほしいと懇願する。
20年前、『環エネ事件』の公判で検察側の証拠を覆し、東正太郎議員を無罪に導いた弁護士・浩一郎。その彼の自宅を放火し、命を狙ったのが秘書の秋葉だったという事実を突きつけ、「とても無関係だとは思えない。あなただけが知っていることがあるはず」と切実な思いで問いかける奏に、浩一郎はとうとう重い口を開くのだった…。
一方、病状が進行した真樹は、貴志(安藤政信)の執刀で手術を受けることを決断する。しかし、この手術が二人の運命にどのような影響を及ぼすのか…!?
驚愕の真相がついに明かされ、20年越しのサスペンスとラブストーリーが交錯する最終章。奏と真樹の運命的な恋の結末はどうなるのか? その目で確かめてください!
ドラマ『Destiny』9話 最終話 視聴率
視聴率:8.3%
ドラマ『Destiny』9話 最終話ネタバレ
東忠男の依頼
まだ事務所を立ち上げたばかりの新人弁護士だった野木浩一郎。彼は元総理の東忠男(演: 伊武雅刀)に呼び出され、息子が証拠捏造で冤罪に陥れられたとして、信念をもって弁護を引き受けることに決めました。野木はその頃、理想を持ち、正義を信じる若き弁護士でした。
「絶対にあなたの息子さんを救います!」と、野木は東に誓いました。しかし、その後の展開は彼にとって衝撃的なものでした。
不正の発覚
辻英介(演: 佐々木蔵之介)という尊敬すべき先輩がいた野木。しかし、東の一言がきっかけで、辻の不正が東によって仕組まれていたことが明らかになりました。これを知った時の野木のショックは計り知れませんでした。
「まさか、あの東さんがこんなことを…」
野木もまた東に騙されていたのです。この事件の影響で、野木の仕事は一気に忙しくなり、弁護士としての名を挙げることとなりましたが、心の中には深い後悔が残りました。尊敬していた辻が自殺したこともあり、その後悔はさらに強まりました。
カオリとの出会い
そんなある日、カオリが野木を訪ねてきました。カオリは真樹と奏が同級生で付き合っていることを知っており、事件について調べるうちに不審な点が多く出てきたと言います。
「調べれば調べるほどおかしなことが出てきます」とカオリは言いました。
その後、カオリが事故に遭い、彼女の死についても詳細は語られないままでした。
放火と陰謀
東の秘書が野木を訪ねてきた時、「奏に会っているのか?」と尋ねられた直後に、野木の家が放火されました。毎日のように白い花が送られ、東たちは野木を抹殺しようとしていることが明らかでした。
東正太郎は総理の座を守るために必死でした。野木は秘書からの証拠の写真を見て、奏に言いました。
「良く見つけてくれたね。君が戦うのであれば、全力で応援するよ。やるとしたら今がその時だ。」
野木は弁護士としての人生を捨てる覚悟で、全てを話すことにしました。
秋葉の取り調べ
奏はその後、支部長の大畑節子(演: 高畑淳子)に全てを報告しました。大畑から、事務官の加地が秋葉と繋がっていたこと、全てが監視されていたことを知らされます。奏は秋葉洋二(演: 川島潤哉)の取り調べで事件の真相にどこまで迫れるかが勝負だと言われました。
奏は真樹に全てを告白しました。「本当に父親を信じられるの?」と問いかける真樹に、奏は「父親は君を大事な息子だから生きていて欲しいと言っていた」と答えます。
真樹は手術を受ける決意を固めました。
秋葉の部屋での発見
奏は過去の事件について調べ始め、秋葉の部屋から押収されたガラケーを発見しました。データは削除されていましたが、ずっと契約が継続されていたことに疑問を抱きました。
そしてついに、秋葉の取り調べが始まりました。秋葉は犯行を否定し続けましたが、ガラケーが出されると少し表情が変わりました。奏は汚職事件のメール捏造データについて説明し、ガラケーのデータが携帯会社のデータ保存サービスに保存されていたことを指摘しました。
東に命じられてメールを捏造したことを追及し、さらに放火も命じられたのではないかと問いかけました。秋葉は観念し、データを東からの脅迫に対する切り札として持っていたことを認めました。
真樹の手術成功と事件の顛末
一方、真樹の手術は見事に成功しました。術後に駆け付けた奏に元カレの貴志が「今後どれだけ回復するかが鍵だ」と説明し、奏は深々と頭を下げました。
「本当にありがとうございました。」
貴志は「医師としての使命を果たしただけです」と答え去っていきました。
麻酔から覚めた真樹の前にいたのは奏でした。「生きてる…」と言うと、奏は笑顔で「真樹は生きてるよ」と言いました。
その後、秋葉は起訴され、東も殺人教唆などで逮捕されました。20年前の汚職事件についても、奏の父親の汚名を晴らすことができました。
最後の別れ
ラストはカオリの墓参りにやってきた4人。カオリのお墓にカオリの好きだったメロンソーダの缶を置いた真樹。彼らは大学に戻り、カオリと出会った時のことを思い出しました。
真樹は父親から呼ばれ、別荘で療養することになったと奏に報告しました。
「絶対に元気になってね」と言う奏に、真樹は「さようなら」と目に涙をためて言います。
真樹は「ありがとう、奏…生きようと思わせてくれて」と感謝を述べました。
奏は歩きながら「振り返ってはいけない。私と真樹は絶対に出会ってはいけない運命」と心の中でつぶやきました。しかし、振り返った奏。真樹も奏の方を見つめていました。
お互いに笑顔で見つめ合い、奏は満面の笑みで真樹の元に走っていくのでした。
ごめん
9話で完結するようなドラマならもうやらなくていいよ。なんの為のドラマ?不毛すぎる。