仮想通貨を買おうと思って口座を作ったら、「販売所」と「取引所」という2つの購入方法が出てきて混乱したことはありませんか?
実はこの2つ、同じようでいて大きな違いがあるんです。そして知らずに「損」している人が意外と多い……!
今回は、初心者が間違えやすい「取引所」と「販売所」の違いをわかりやすく解説し、どちらで買えばよいのかをお伝えします。
🏪 そもそも「販売所」と「取引所」って何?
仮想通貨を買うとき、国内の多くの仮想通貨業者では「販売所」と「取引所」の2つの窓口が用意されています。
販売所(ブローカー形式):
業者(例えばbitFlyerやコインチェックなど)から直接買う/売る形式
表示された価格ですぐに購入・売却できるのが特徴
スプレッド(買値と売値の差)が広く、実質的な手数料が高い
取引所(板取引形式):
他のユーザーと売買の注文を出し合って取引する形式
自分で価格を指定でき、より安く購入・高く売却できる可能性がある
注文がすぐに成立しないこともある
🔰 スプレッドとは?:販売価格と買い取り価格の差のこと。これが広いと「見えない手数料」が大きくなります。
💸 具体例:1BTCを買う場合の違い
例えば、ある日のビットコイン価格が以下のようだったとします:
販売所での価格:買値 710万円 / 売値 690万円 → スプレッド20万円!
取引所での価格:買値 699万円 / 売値 700万円 → スプレッド1万円未満
同じ1BTCでも、販売所で買うと最大20万円も多く支払うことになるのです。
🤔 じゃあ、なぜ販売所があるの?
初心者にとって販売所は、すぐに買える・売れるという安心感があります。また、取引量が少ないコインは取引所に板がないことも多く、販売所でしか買えないケースも。
つまり、
手軽さやスピード重視 → 販売所
コストを抑えたい → 取引所
という住み分けになります。
⚠️ 初心者がハマりがちな落とし穴
スマホアプリでそのまま購入=販売所がデフォルトになっていることが多い!
取引所の存在に気づかず、ずっと割高で買っている
スプレッドの仕組みを知らないまま売買して損している
🔰 取引所を使うコツ:"成行注文"ではなく"指値注文"を使うと、希望価格で売買できる可能性が高まります。
✅ 結論:迷ったら「取引所」をチェック!
多少の慣れは必要ですが、長期的に見れば断然「取引所」での購入がおすすめです。数万円単位の違いが出ることもあるため、たとえ少額投資でも取引所の使い方は早めに覚えておきたいところ。
「なんとなく販売所で買ってた……」という方は、今すぐ取引所の画面も確認してみましょう!