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ドラマ『下剋上球児』2話までの考察
教員免許偽造の重要性
教員免許の偽造は一体どの程度の罪なのでしょうか?これについて、公文書の偽造との関連性について考えてみましょう。
有罪判決の例
2022年8月の記事によれば、教員免許の偽造が問題視されており、様々な手法で行われていると指摘されています。この記事では、教員免許を偽造し、約2年8か月もの間教師として勤務していた男性の裁判結果に触れています。彼は公判で自身が信頼を裏切ったことを認め、教え子たちに謝罪しました。
有罪判決とその影響
彼は有印公文書の偽造と行使により、懲役1年6か月と執行猶予3年の判決を受けました。この判決からわかるように、教員免許の偽造は重い罪であることが示されています。執行猶予がついたとはいえ、有罪判決は回避できませんでした。
南雲のような事例が今後「先生」として採用されるかどうかは疑問が残ります。このような違法行為が発覚すると、信頼性が大きく揺らぎ、保護者からのクレームや問題が発生する可能性が高まります。そのため、教員免許の偽造によって教師としてのキャリアは閉ざされてしまうでしょう。
また、ドラマ内では南雲が2018年夏の甲子園予選に監督として登場する場面が描かれています。これについて考察してみましょう。
南雲の未来とドラマの展開
2話において、物語は2016年春に位置づけられています。南雲は教員免許を偽造し、教師としてのキャリアを持つものの、この時点でまだ監督ではありません。その後の展開によれば、南雲は監督として2018年夏の県予選に挑むことになります。
ここで疑問が生まれます。南雲は教員免許を持っておらず、公立の高校で教師としての職務を遂行するには、通常は教員免許が必要です。ただし、公立高校では予算の都合から教員が兼任で監督を務める場合もあることから、南雲が監督としての職務を兼任する可能性も考えられます。
一方で、南雲は大学4年の時に中退したか卒業しきれなかったという背景があります。大学卒業証明書と教員免許を偽造して教師として働いていたため、彼が教員免許を正規に取得する展開も考えられます。南雲が通信制の大学に通いながら教員免許を取得し、監督としてのキャリアを続ける可能性もあるでしょう。
しかし、南雲の過去の有罪判決が周囲にどのように受け止められるかは不透明です。彼が野球部員たちに熱意を伝える一方で、有罪判決の影響を受ける可能性も高いでしょう。そのため、彼の下剋上物語が注目されます。
下剋上の物語
ドラマタイトルである「下剋上球児」に込められた南雲の物語は、過去の違法行為からの出発点と、未来への挑戦を描いています。南雲が本物の教師としてのキャリアを取り戻すために、どのような困難を乗り越え、野球部を指導し、甲子園初出場を果たすのか、ドラマが展開することが楽しみです。
ドラマ『下剋上球児』第3話 あらすじ
山住は南雲から衝撃の告白を受け、その驚きと混乱を心に秘めていた。南雲は高校教師として野球部の監督を務め、チームの未来に希望を感じていたが、その後に訴えた言葉に山住の心は揺れた。南雲が教員免許を持っていないこと、そして彼が年度末に教師としての職を辞め、監督も辞任するつもりであることを告げられた瞬間、山住は動揺を抑えることができなかった。
星葉高校との練習試合での敗北にもかかわらず、南雲は野球部の未来について語り、可能性を感じさせた。その言葉が消え去った瞬間、山住は何を信じればいいのかわからなくなった。
そんな中、越山高校の生徒たちはバッティングセンターで地元の会社員から挑発される状況に見舞われた。野球部の主将である日沖の弟で、南雲のクラスメイトでもある壮磨は、挑発に乗り、暴力事件へと発展させてしまった。山住はこの出来事に対しても無力感と罪悪感を抱いた。
南雲家では、美香に対する新たな申し出があった。以前勤めていた会社から1年間だけ復帰してほしいという申し出だ。しかし、子供たちを置いて東京に行くことはできないと語る美香に、南雲は自身が教員免許を持っていないという現実を告げることができなかった。その決断は家族にとって重大な影響を及ぼす可能性がある。
ドラマ『下剋上球児』第3話の視聴率
視聴率:9.2 %
ドラマ『下剋上球児』第3話 ネタバレ
教師と家族の葛藤
物語の幕が上がるのは、大きな秘密を抱えた青年・南雲(演:鈴木亮平)が主人公の、ある静かな小さな町での出来事からだった。南雲は教員免許を持っていないこと、さらに免許を偽造したことを告白。それを聞いた山住(演:黒木華)は驚きながらも、「聞かなかったことにする」と南雲に告げる。そんな彼女の心遣いにも関わらず、南雲の問題はこれだけでは終わらなかった。
部員たちからのLINEで、日沖(演:菅生新樹)の弟・壮麿(演:小林虎之介)がトラブルに巻き込まれているという情報が届く。南雲と山住は慌てて現場に駆けつけるが、そこで待っていたのは、パトカーに連行される壮麿の姿だった。壮麿は無実を主張するものの、相手の男は手首を捻挫し、携帯も壊れてしまったと怒り心頭。南雲は何とか心証をよくしようと詫びるが、相手からは拒否されてしまう。
事態は思わぬ方向へ進んでいく。壮麿は自宅謹慎処分を言い渡され、南雲も自身の問題で頭を悩ませることに。美香(演:井川遥)に教員免許の件を告白しようとする南雲だが、先に「1年だけ復帰してほしい」と言われてしまう。家族のことを考えた南雲は断りを入れ、教員を辞めるつもりであることを打ち明ける。しかし、教員免許の真実は言い出せずにいた。
翌日、南雲に頼まれた横田(演:生瀬勝久)が監督代行を務めることになり、その様子を見ていた根室(演:兵頭巧海)は動揺する。甲子園予選まであと50日。練習試合でも調子が上がらない野球部。そのビデオを南雲に見てもらう山住だったが、南雲は驚愕の事実を口にする。それは、壮麿が事件の犯人ではなく、日沖であり、彼が野球部や壮麿を庇っている可能性があるというのだ。
真相を知りたい南雲は、下校時に日沖の家を訪れる。日沖の告白により、全てが明らかになる。なんと、壮麿ではなく日沖が会社員を突き飛ばした犯人だったのだ。それを見ていた壮麿は、自分がやったと咄嗟に主張した。泣きながら話す日沖に、南雲は「明日謝りに行こう」となだめるのだった。