【2023/02/05(日)~2023/05/11(木)】
『ガラスの動物園』 作:テネシー・ウィリアムズ 翻訳:田島 博
『消えなさいローラ』 作:別役 実
キャスト |
上演台本・演出
渡辺えり 出演 尾上松也 吉岡里帆 和田琢磨 渡辺えり |
入場料・上演時間・その他 |
2023/11/4(土)~11/21(火) 東京・紀伊國屋ホール 2023/11/23(木・祝) 山形・やまぎん県民ホール 2023/11/25(土)・26日(日) 大阪・松下IMPホール |
不朽の名作と、その後日譚を描いた不条理劇 世界初の二本立て上演
渡辺えりが演出を務め、テネシー・ウィリアムズの『ガラスの動物園』と別役 実の『消えなさいローラ』の二本立て上演が実現。物語は『ガラスの動物園』の進行役であるトムと、後日譚の『消えなさいローラ』を中心に、温かさと切なさが交錯する。
舞台「ガラスの動物園」「消えなさいローラ」5つの見どころ
1. 二本立ての構成に込められた深いメッセージ
渡辺えりが手がける二本立ては、『ガラスの動物園』と『消えなさいローラ』を繋ぎ合わせ、物語の奥深さに焦点を当てている。舞台裏での苦悩や幸福、別れや再会が交錯することで、現代の人々に向けた「夢を見ることを忘れないでほしい」というメッセージが強烈に響く。
2. 尾上松也と吉岡里帆の共演の魅力
『ガラスの動物園』では、尾上松也がトムを演じ、吉岡里帆がローラとして登場する。松也は歌舞伎俳優としての繊細な芝居で注目を集め、里帆は温かな演技で感情を表現。二人の化学反応が、物語に深みと情熱を与える。
3. 和田琢磨の多彩な演技力が光る
登場人物の一つであるジム役を演じる和田琢磨は、ミュージカルからストレートプレイまで幅広いジャンルで活躍する俳優。彼が演じるジムは、物語に新たな展開と刺激をもたらし、観客を引き込む。
4. 渡辺えりの母親役に込められた情熱
渡辺えり自らが演じる母・アマンダは、口うるさいが心からの愛に満ちた役どころ。渡辺の卓越した演技力が、アマンダの複雑な感情をリアルに描き出し、物語に深みを与える。
5. 日替わりでのローラ役演じ分けによる臨場感
『消えなさいローラ』では、吉岡里帆、和田琢磨、尾上松也が日替わりでローラを演じ、同じ場面でも異なる表情や解釈が観客に届く。これにより、一つの物語が様々な視点から捉えられ、観客は臨場感たっぷりの舞台を楽しむことができる。
逆転の幕開け: 命の物語『ガラスの動物園』と『消えなさいローラ』 大恐慌時代、1930年代のアメリカ中南西部、セントルイス。この荒んだ時代に生きるウィングフィールド一家の姿を描く名作『ガラスの動物園』。舞台は裕福な過去の影が差し込むアパートで、アマンダ、ローラ、トムという三者三様の個性が交錯し、家族の絆が試される。 アマンダは口うるさいが心からの愛に満ちた母親。ローラは極度に内気でガラス細工の動物たちと古いレコードだけを心のよりどころとする姉。そして、現状からの脱却を夢見る文学青年のトム。彼らは裏さびれたアパートで窮屈ながらも、家族としての結びつきを実感していた。 ある日、アマンダはローラの未来に危機感を覚え、新たな出会いの機会を作るようにトムに頼む。この出会いが、一家に明るい変化をもたらすことになる。ジムという男性がアマンダの計らいで一家を訪れ、ローラに新たな光を差し込む。 そして、『ガラスの動物園』の物語から派生した『消えなさいローラ』。トムが家を飛び出し、セントルイスを離れた後も、姉のローラは彼の帰りを待ち続けていた。そこに突如現れる葬儀屋と名乗る男。彼がもたらすのは、家族の運命に新たな展開をもたらす予兆だった。 『ガラスの動物園』と『消えなさいローラ』。これらの作品は一家の喜怒哀楽を見事に描き、生きる意味や家族の絆に迫る。アマンダ、ローラ、トムという三者の視点から繰り広げられる家族のドラマは、時代の厳しさと共に逆転の幕開けを予感させ、観客に感動と考えさせられる物語を紡いでいく。 25日の大阪公演最高でした。 吉岡里帆さんの地元関西なので両親、バイト時代の友達も鑑賞していたみたいです。登場人物4人で2部構成で3時間30分圧倒的な演技力です。やはり舞台はいいですね 芸能界で活躍して、テレビや映画に出ている人が舞台に出るメリットは舞台が本当に好きだけだと思います。 千秋楽も頑張ってください 舞台「ガラスの動物園」「消えなさいローラ」を観た人の感想、評価、口コミ
すべて最高
@asagi_61
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ガラスの動物園、消えなさいローラ、2本立てで観劇して来ました。正直ガラスの動物園は難しかったのでもう1回観たい…。消えなさいローラは別の方が演じる別の演出もあったとのことだったので是非円盤化期待してます。舞台上で火を使ったり砂を落とすなど、衝撃的な演出が盛りだくさんで面白かったです
@MAOtheatergoing
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ガラスの動物園・消えなさいローラ同時上演は世界初との事 凄い舞台を観てしまったと言う単純な感想と、昔も今もこれからも、家族に関する問題や個人が抱えるコンプレックスへの解決策みたいなのは、完全解決はしないだろうなぁと思った