
2026年1月5日、ひときわ異彩を放つ新作マンガが単行本として姿を現した。
その名はゴトウ先生と古の角。
高校教師×不老の生命体という一見ミスマッチな設定を、真正面からアクションへと昇華させた本作は、連載開始時から静かな注目を集めてきた。しかもコミックスは1・2巻を2か月連続で刊行。新人作家のデビュー作としては異例の展開であり、作品に寄せられる期待値の高さがうかがえる。
作品概要と基本情報
- 作品名:ゴトウ先生と古の角
- 作者:創玄兄弟
- 掲載媒体:コミプレ-Comiplex-
- 出版社:ヒーローズ
- 第1巻発売日:2026年1月5日
- 価格:880円(税込)
- 第2巻発売予定日:2026年2月5日
主人公は26歳の教師、しかしその正体は“2600年生きる存在”
物語の中心に立つのは、後藤清角。
年齢は26歳、高校で美術を教える教師であり、1年2組の担任を務めている。ここまでは、ごくありふれた学園ドラマの導入だ。
だがその肩書きは、あくまで仮の姿にすぎない。
後藤の正体は、石から誕生し、2600年以上の時を生きてきた真紅の生命体。歴史の裏側で幾多の人命を救ってきた存在だ。
重要なのは、この設定が誇張や神話的説明に寄りかからず、あくまで“現在進行形の生活”と結びついている点である。
彼は世界を救うために立ち上がるのではない。
目の前にいる、生徒たちを守るために力を使う。
学園という日常に忍び込む、クリムゾン・アクション
『ゴトウ先生と古の角』のアクションは、非日常の押し付けではない。
授業、放課後、校内の空気といった日常の延長線上に、静かに、しかし確実に異変が入り込んでくる。
後藤清角は“正体を明かさない”ことを前提に行動する。
教師としての立場、生徒との距離、そして2600年生きてきた存在としての倫理。そのすべてが、戦闘や判断に影を落とす。
単純な強さの誇示ではなく、「力を持つ者が、どこまで踏み込むべきか」という問いが、アクションの根底に据えられている。
2か月連続刊行が示す、作品構造への自信
本作は第1巻の発売直後、間を空けずに第2巻が刊行される。
このスケジュールは、物語が“序盤だけのアイデア勝負”ではなく、連続性と構造を備えていることの裏返しでもある。
ヒーローとしての過去。
教師としての現在。
そして、生徒たちと向き合う未来。
これらを短期間で読者に提示できるだけの設計が、すでに整っている点は見逃せない。
書店フェア・特典情報まとめ
刊行を記念し、各地の書店でフェアが実施されている。
書泉ブックタワー/書泉グランデ
色紙展示、直筆サイン入り複製原画の抽選プレゼント、色紙イラストカード配布ブックファースト新宿店
創玄兄弟による選書フェア、特典ペーパー配布、フェアペーパー設置応援書店
購入者限定特典を用意
特典はいずれも数量限定のため、来店タイミングには注意したい。
なぜ今、“不老の教師”という存在が響くのか

不老不死のキャラクターは、マンガにおいて決して珍しくない。
しかし『ゴトウ先生と古の角』が提示するのは、孤高の超越者ではなく、社会の一員として振る舞う長命者だ。
2600年生きてきた後藤清角は、すべてを知っているわけではない。
むしろ、長く生きたからこそ、軽々しく答えを出せない局面に直面する。
生徒を守るという行為は、単なる救助ではない。
将来を奪わないこと、選択肢を残すこと、その責任を引き受けることでもある。
学園という極めて現実的な舞台に、不死の存在を置くことで、本作は「力を持つ大人とは何か」「守るとはどういうことか」という問いを、読者の足元に引き寄せている。
派手さよりも、持続する余韻。
その静かな重さこそが、『ゴトウ先生と古の角』が放つ最大の魅力と言えるだろう。

