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羽生結弦の現在地。なぜ彼はいまも人を惹きつけ続けるのか

2025年12月14日

羽生結弦の現在地。なぜ彼はいまも人を惹きつけ続けるのか

氷上の王者は、なぜ今も「現在進行形」で語られるのか

羽生結弦という名前は、競技会の結果やメダルの数だけで語られる存在ではなくなった。

2022年に競技生活から退いた後も、彼の活動は途切れることなく続き、その一つひとつが「いまの羽生結弦」を更新しているように受け取られている。

アイスショー、写真、社会的な場での発信。ジャンルは異なっても、そこに共通して見えるのは、表現そのものと丁寧に向き合おうとする姿勢だ。

プロ転向後に見えてきた、表現の方向性

競技引退後の羽生結弦は、アイスショーや公演活動を中心に、さまざまな表現の形を提示してきた。

ジャンプの難度や技術点といった競技特有の評価軸から離れたことで、音楽、構成、照明、動きの意味などがより前面に出ているように感じられる。

特に、復興支援を目的とした演技会や、自身が座長を務めるアイスショーでは、「なぜこの演目を、この場所で行うのか」という背景まで含めて伝えようとする構成が見られる。

それは、演技そのものだけでなく、そこに込められた文脈も含めて共有しようとする試みとして、多くの観客に受け止められてきた。

写真という静かな表現で切り取られた現在

羽生結弦の現在地。なぜ彼はいまも人を惹きつけ続けるのか

2026年2月3日、扶桑社から発売される「羽生結弦 写真集『羽』」は、そうした現在の羽生結弦を写真という形で収めた一冊だ。

撮影を担当したのは、これまでの写真集でもタッグを組んできた写真家・矢口亨。本作は写真集第4弾にあたる。

ノーブルなスーツ姿、カジュアルなスタイル、モードな衣装。

ページをめくるごとに、異なる装いとともに、笑顔や落ち着いた表情、柔らかな雰囲気など、幅広い一面が記録されている。160ページという構成も、読み応えのある内容だ。

雑誌撮り下ろしとアイスショーの記録が並ぶ構成

写真集『羽』には、雑誌「ESSE」「フィギュアスケートLife」での撮り下ろしカットに加え、「能登半島復興支援チャリティー演技会~挑戦 チャレンジ~」や、「羽生結弦 notte stellata 2025」での写真も収録されている。

スタジオでの静かな撮影と、氷上でのダイナミックな瞬間。

異なる場面が一冊の中で並ぶことで、羽生結弦という表現者の活動の幅が、視覚的にも伝わってくる構成になっている。

通常版・限定版、そしてパネル展という広がり

本書は通常版のほか、Amazon.co.jpおよび楽天ブックス限定版が用意されている。

A3サイズの両面ポスターやメイキング動画が付属し、通常版と限定版では収録内容が異なる点も特徴だ。

また、発売を記念して、写真集の世界観を体感できるパネル展も開催される。

  • 東京:有隣堂アトレ恵比寿店(2026年1月24日〜2月28日)

  • 大阪:紀伊國屋書店梅田本店(2026年1月31日〜2月9日)

  • 京都:大垣書店イオンモールKYOTO店(2026年1月31日〜2月28日)

写真を「本として読む」だけでなく、空間として味わえる機会が設けられている点も、今回の企画の特徴と言える。

2026年も続く氷上での表現

羽生結弦は、2026年3月7日から9日にかけて、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで「東和薬品 presents 羽生結弦 notte stellata 2026」を開催予定だ。

写真集『羽』が静的な表現だとすれば、アイスショーは身体を通した動的な表現。形は違っても、どちらも「いまの羽生結弦」を伝える手段として位置づけられているように見える。

■ なぜ羽生結弦は語られ続けるのか

羽生結弦が現在も多くの関心を集めている理由の一つは、「完成形として固定されない存在」であり続けている点にあるのかもしれない。

競技時代の実績が評価され尽くした後も、活動の場を変えながら、新たな表現を提示し続けている。

インタビューや公の場での発言からは、自身の立場や表現について慎重に言葉を選び、説明しようとする姿勢がうかがえる。

それは、受け取る側に考える余地を残す在り方でもあり、一方的なイメージの固定化を避けているようにも映る。

写真集『羽』に収められた表情の幅は、そうした現在進行形の姿を象徴している。

過去の栄光を強調するのではなく、あくまで「いま」を切り取る。その姿勢こそが、羽生結弦が今も多くの人の関心を引き続けている理由の一端なのだろう。

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羽生結弦の現在地。なぜ彼はいまも人を惹きつけ続けるのか

【Amazon&楽天ブックス限定】羽生結弦 写真集 「羽」

プロアスリート羽生結弦さんをフォトグラファーの矢口亨さんが撮り下ろした写真集。
氷上のアーティストとして変幻自在の表現力を誇る羽生さんに、スタジオ撮影のアプローチから矢口さんが迫ります。

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ポプバ編集部:Jiji(ジジ)

映画・ドラマ・アニメ・漫画・音楽といったエンタメジャンルを中心に、レビュー・考察・ランキング・まとめ記事などを幅広く執筆するライター/編集者。ジャンル横断的な知識と経験を活かし、トレンド性・読みやすさ・SEO適性を兼ね備えた構成力に定評があります。 特に、作品の魅力や制作者の意図を的確に言語化し、情報としても感情としても読者に届くコンテンツ作りに力を入れており、読後に“発見”や“納得”を残せる文章を目指しています。ポプバ運営の中核を担っており、コンテンツ企画・記事構成・SNS発信・収益導線まで一貫したメディア視点での執筆を担当。 読者が「この作品を観てみたい」「読んでよかった」と思えるような文章を、ジャンルを問わず丁寧に届けることを大切にしています。

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