
かつてHKT48のメンバーとして活躍し、明るく親しみやすいキャラクターで人気を集めた松本日向。そんな彼女が25歳の誕生日となる2025年12月11日(木)に、1st写真集『ちょうどいい。』(ワン・パブリッシング刊、価格:3,520円(税込))を発売する。
この作品は、単なる記念の1冊ではなく、グループ卒業から3年を経た今の松本日向を象徴する「新たな始まり」のような写真集だ。
HKT48卒業後に見つけた“自分のペース”

松本日向がHKT48を卒業したのは2022年6月27日。2014年に第4期生として加入し、チームTIIのメンバーとしてステージに立ち続けた彼女は、パフォーマンスの明るさと親しみやすさでファンを魅了してきた。
卒業後は、タレントとしての活動を少しずつ再開。焦らずに、自分のペースで次のステップを模索してきたという。その姿勢こそ、今回の写真集タイトル『ちょうどいい。』に通じる考え方だ。彼女自身、SNSで“等身大の自分”を発信し続けており、ファンとの距離感を大切にする姿勢が変わっていない。
ボートレースの世界で見せる新たな一面
現在の松本日向は、ボートレース関連の仕事でも注目を集めている。日本レジャーチャンネル(JLC)の番組出演やイベントMCなど、ボートレースの魅力を伝える活動を通して、タレントとして新たな存在感を確立。
持ち前の明るいトークと観察力で、レースの面白さや選手の人柄を引き出す姿は、HKT48時代の“元気なひなた”とはまた違う、落ち着いた大人の表情を見せている。彼女の自然体な発信は、競技ファンだけでなく一般層にも好感を持たれており、活動の幅を着実に広げている。
ベトナムで撮影、“旅するような写真集”

写真集『ちょうどいい。』の舞台は、ベトナムのフエとダナン。自身のYouTubeチャンネルでも旅Vlogを配信するほど旅好きの松本にとって、この撮影地はまさに“自分らしさ”を映す舞台だった。
ビーチでの開放的なシーンや、街歩きで見せる素朴な笑顔、さらにこれまでにない大人っぽい表情まで。初めての写真集でありながら、人生最大の挑戦と呼べるほど大胆なカットにも挑んでいる。
メイキング映像には、ロケ中に松本が自然と「ちょうどいい」と口にする場面が映っている。本人の口癖でもあるこの言葉が、写真集のタイトルとなったという。頑張りすぎず、でも立ち止まらない——そんな“心地よいバランス”が、今の松本日向を体現している。
自然体で輝く、“ひなた”の素顔
HKT48時代から変わらないのは、彼女の周囲を明るく照らす存在感。どんな現場でも柔らかい空気をつくるその人柄は、ファンやスタッフから愛されている。
一方で、仕事に対しては地道な努力を重ねるタイプでもある。旅企画や配信コンテンツなど、自らアイデアを出して形にすることも多く、表現者としての幅を少しずつ広げている。彼女の発信は華やかさよりも“リアルさ”を大切にしており、それが視聴者やファンの共感を呼んでいる。
25歳、そして次の章へ

25歳という節目を迎える松本日向は、「焦らず、自分のペースで進みたい」と語る。ボートレースや旅、SNS発信など、彼女の活動はどれも“人とつながる”ことを軸にしている。
写真集『ちょうどいい。』は、そんな松本の今をそのまま切り取った作品。ページをめくるたびに感じるのは、大人になった彼女の落ち着きと、変わらない“ひなたの温かさ”だ。これまでを経て、これからをどう描くのか——彼女の“新章”は、もう始まっている。
松本日向が語る“自然体の美学”
松本日向が大切にしている「ちょうどいい」という感覚は、頑張りすぎずに続けること、そしてありのままの自分を受け入れることを意味している。SNS全盛の時代において、「完璧でなくてもいい」と言える彼女のスタンスは、多くの若い女性たちに共感を呼んでいる。
また、ボートレースや旅など、あえて多様なフィールドに挑戦していることも注目だ。アイドル出身という枠にとらわれず、自分の“好き”を軸に仕事を広げていく姿勢は、次世代の女性タレント像としても興味深い。写真集のナチュラルな表情の裏には、そうした等身大の生き方が映し出されている。














