
2025年12月、RED ONが始動した。株式会社ポニーキャニオンと株式会社TOBEによる業務提携から生まれた新レーベルである。その第1弾アーティストとして発表されたのが北山宏光だ。
そして2026年4月22日、シングル「ULTRA」がリリースされる。
レーベルの“第1弾”という立場は象徴的だ。単なる新作ではなく、レーベルの方向性や姿勢を示す意味合いも帯びる。その先頭に立つ北山宏光は、今どのような表現を選び、何を提示しようとしているのか。本作を軸に、その現在地を掘り下げていく。
なぜ今、ラブソングなのか
「ULTRA」は北山自身が作詞を手がけたラブソングだ。テーマとして掲げられているのは、出会えた奇跡、同じ時代を生きる運命、そして「誰かじゃなく君のため」という強い決意。世代を問わず共感してもらいたいという意図が込められていると発表されている。
キャリアの転換期において、あえて普遍的なテーマを選ぶ。その選択は堅実にも映るが、同時に挑戦的でもある。ラブソングは最も身近でありながら、最も差別化が難しいジャンルだからだ。言葉の一つひとつに実感が宿らなければ、届かない。
北山宏光が自ら作詞を担ったことは、作品の軸を自分で握る姿勢の表れと言えるだろう。与えられた楽曲を歌うのではなく、自身の言葉で物語を紡ぐ。そのスタンスが、今作の大きな特徴だ。
RED ON第1弾というポジション
新レーベルの初作品は、今後の印象を左右する重要な位置づけになる。その意味で「ULTRA」は、北山宏光個人の作品であると同時に、RED ONの名刺代わりともいえる存在だ。
レーベル始動直後というタイミングでのリリースは、期待と注目が集中する環境でもある。そこで打ち出されたのが、世代を越えて共有できる愛のメッセージだったことは印象的だ。奇抜さや話題性よりも、普遍性を選んだ構図からは、長く届ける作品を志向している姿勢が読み取れる。
「ULTRA」収録内容と形態の違い
本作は3形態で発売される。
通常盤(CD)
- ULTRA
- カップリングA
- カップリングB
- ULTRA - Instrumental
- カップリングA - Instrumental
- カップリングB - Instrumental
通常盤のみカップリング曲が2曲収録される構成だ。
初回生産限定盤A(Blu-ray/DVD付)
- ULTRA
- カップリングA
- ULTRA - Instrumental
- カップリングA - Instrumental
映像特典として「ULTRA」Official Music VideoおよびBehind The Scenesを収録。制作の裏側まで見ることができる。
初回生産限定盤B(ブックレット付)
- ULTRA
- カップリングA
- ULTRA - Instrumental
- カップリングA - Instrumental
さらに「“ULTRA” Documentary Booklet」が付属。楽曲制作の背景やビジュアル面から作品を読み解く仕様となっている。音源、映像、ドキュメントという複数のアプローチで作品世界を提示する設計は、単発のリリースにとどまらない広がりを感じさせる。
北山宏光の“今”をどう見るか

北山宏光はこれまで多様な活動を経験してきた。その蓄積を経て迎えるRED ONでの第一歩は、過去を否定するものではなく、積み重ねの延長線上にあるものといえる。
今回の「ULTRA」では、自ら作詞を担当し、テーマを明確に掲げた。その姿勢からは、パフォーマーであると同時にクリエイターとしての自覚もうかがえる。環境が変わっても、自分の言葉で語るという軸を持つこと。それが“新章”の核心ではないだろうか。
レーベル始動という節目と、シングル発売という具体的なアクションが重なる2026年。北山宏光は今、静かに次のフェーズへと歩みを進めている。
新体制で問われる「個」の力
アーティストが新レーベルから作品を発表する際、注目されるのは環境の変化そのものではなく、その変化が表現にどう反映されるかである。
北山宏光の場合、「ULTRA」というタイトルとラブソングというテーマの組み合わせが象徴的だ。“超越”や“限界突破”を想起させる言葉を掲げながら、歌われる内容は愛と決意。そこには派手さよりも本質を選ぶ姿勢が見える。
ソロ活動において重要になるのは、「個」として何を提示できるかだ。グループの文脈から離れたとき、アーティストはより直接的に評価される。その状況で自作詞という形を選ぶことは、自身の言葉に責任を持つという意思表示でもある。
また、映像特典やドキュメンタリーブックレットを通じて制作過程を共有する構成は、完成形だけでなくプロセスも含めて届けようとする試みと受け取れる。これは現代の音楽消費において重要な要素だ。楽曲そのものに加え、背景やストーリーが作品価値を補強する時代だからである。
RED ON第1弾という位置づけは、北山宏光にとって大きな責任を伴うが、同時に自由度の高いスタートでもある。レーベルのカラーをこれから形づくる段階だからこそ、個人の色がそのままブランドの印象に反映されやすい。
「ULTRA」は、その第一声だ。大きな宣言というよりも、確かな一歩。誇張ではなく、実直な表現で自分の現在を示す姿勢が印象に残る。
北山宏光の新章は、劇的な変化を強調するものではなく、積み重ねを基盤にした拡張といえるだろう。2026年4月22日のリリースは、その始まりを示す明確な日付だ。この一作が今後の活動にどのような広がりをもたらすのか。注目は、ここから本格的に高まっていく。
北山宏光が切り拓く“新章”とは?RED ON第1弾シングル「ULTRA」に込めた想いと今
2025年12月、RED ONが始動した。株式会社ポニーキャニオンと株式会社TOBEによる業務提携から生まれた新レーベルである。その第1弾アーティストとして発表されたのが北山宏光だ。 そして2026年4月22日、シングル「ULTRA」がリリースされる。 レーベルの“第1弾”という立場は象徴的だ。単なる新作ではなく、レーベルの方向性や姿勢を示す意味合いも帯びる。その先頭に立つ北山宏光は、今どのような表現を選び、何を提示しようとしているのか。本作を軸に、その現在地を掘り下げていく。 なぜ今、ラブソングなのか ...
北山宏光は今、何を表現しようとしているのか──新レーベル「RED ON」移籍で見えてきた“次のフェーズ”
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