「筋肉番長」のその先へ──。
Snow Manのリーダーとしてグループを牽引しながら、筋肉美を武器に『SASUKE』へ挑戦し続ける岩本照。だが、彼の魅力はそれだけにとどまらない。30代に突入して以降、彼は“ストイックさ”という名の原動力を武器に、フィジカル・アート・ファッションという多領域で異彩を放っている。2024年の躍進を振り返ると、岩本照という存在がいかに“職人肌”で、同時に“時代のアイコン”たりうるかが見えてくる。
SASUKE世界戦で見せた“挑戦の美学”
2024年、岩本照は日本代表「JAPAN Blue」の一員として、『SASUKEワールドカップ2024』に出場。8月21日の大会では世界各国の猛者と肩を並べ、堂々の第3位に輝いた。この結果自体も偉業だが、注目すべきはその“敗北後の言葉”だ。
「悔しさより、挑戦できた喜びが勝った。」
12月の第42回大会では1stステージで無念の落水となったが、そこでも笑顔を忘れず、仲間と挑んだ一体感を大切にする姿勢が印象的だった。努力の積み重ねだけではなく、「失敗を受け入れる美学」を持っていることこそ、岩本照という人間の魅力だ。
ファッション界からのラブコール、その理由とは?
“鍛え上げた肉体美”と聞くと体育会系のイメージが先行しがちだが、岩本照はハイブランドとの親和性も驚くほど高い。2024年秋にはミラノで行われたドルチェ&ガッバーナの2025年春夏コレクションに参加。さらに同年10月には、エルメスの「GINZA CALLING」にもモデル出演。
職人技の継承を重んじるエルメスと、日々自分を鍛錬する岩本。“プロフェッショナリズム”という共通言語で結ばれているとも言える。だからこそ、彼のウォーキングには単なるモデルの枠を超えた説得力と品格があったのだ。
ストイックな日常ルーティンが生む「岩本流の哲学」
岩本照のストイックさは、単なる「筋トレ好き」では片付けられない。
2024年8月に出演した『トークィーンズ』では、自宅の懸垂棒を例に、「視界に入るたびに鍛える」という発言も飛び出した。さらに:
- 撮影の合間に15kmのランニング
- 家に帰ってからも常に体を動かす
- 夜中でもトレーニングに妥協なし
女性陣をドン引きさせるほどの“異次元ストイック”な生活。しかし、彼にとってそれは日常の一部であり、自己を高め続けるためのライフスタイルなのだ。
Snow Manの屋台骨──振付師としての役割
岩本はグループのリーダーであると同時に、数多くの楽曲の振付を担当。ただキャッチーなだけでなく、Snow Manにしか表現できない高難度な振付で、ファンの目と心を奪い続けている。
また、ふぉ〜ゆ〜や舞台作品の振付も手がけ、舞台演出家としての顔も。身体表現のプロフェッショナルとしての信頼感が、着実に業界内で広がっている。
32歳、さらなる高みへ
32歳の誕生日を迎えた岩本照。肉体、精神、芸術性すべてにおいて“進化”を見せたこの一年は、まさに「プロフェッショナルの証明」だった。Snow Manとしての活動はもちろん、個人としての活躍もますます注目されることだろう。
これからの1年で彼がどのような挑戦を見せてくれるのか──その未来に、期待しかない。
岩本照の“プロフェッショナリズム”が際立つ理由とは?
岩本照がここまで突き詰められる背景には、幼少期からの「武道精神」と「ストイックな家庭環境」があるとも言われています。彼は過去のインタビューで、「筋肉は裏切らない」という名言を口にしており、これは単なるボディメイクを超えて、“人生観”の一部として根付いていることを示しています。
また、Snow Manという9人組の中で「主張しすぎず、でも芯がある」存在であることも、グループ全体のバランスに大きく寄与しているポイント。エンタメ界では“目立ってナンボ”な側面もありますが、彼はむしろ“背中で語る”タイプのカリスマです。
2025年以降、舞台・映画・国際イベントなど、さらなる活躍のフィールドが待ち受けていることは間違いないでしょう。今後もその一挙手一投足から目が離せません。