Snow Man渡辺翔太が映画初主演、“住んで体験するホラー”が再び動き出す
2020年に公開され、23.4億円の大ヒットを記録した映画『事故物件 恐い間取り』。
あのリアルでじわじわと恐怖が迫るホラーが、2025年夏、装い新たに帰ってきます。
続編のタイトルは『事故物件ゾク 恐い間取り』。
主演はSnow Manの渡辺翔太さん。これが映画初主演となります。
物語の中心にいるのは、実際に事故物件に住んでレポートする「事故物件住みます芸人」——前作と同じく、実話をベースにした恐怖体験が描かれます。
今回の主人公は“住むことで謎に迫る”芸人・桑田ヤヒロ
渡辺翔太さんが演じるのは、新人芸人・桑田ヤヒロ。
芸能活動の一環で、事故物件に住んで心霊現象を調査・体験していくという役どころです。
恋人役には畑芽育さん。
所属事務所の社長を演じるのは吉田鋼太郎さん。
物語を支えるキャストには、じろう(シソンヌ)、加藤諒、金田昇、滝藤賢一など個性派が多数集結しています。
公開された新場面写真で明かされた“3つの事故物件”
今回の映画でヤヒロが訪れるのは、それぞれに異なる恐怖を秘めた3軒の事故物件。
先日公開された場面写真は、その不気味な空気感を見事に捉えています。
● 第1の事故物件:「必ず憑りつかれる部屋」
ヤヒロが最初に暮らすのは、古びた高層マンションの1室。家賃はなんと2万8000円。
破格だが、部屋は荒れ放題。剥がれた壁紙、汚れた鏡、どこか異様な空気が漂います。
やがて、ヤヒロは眠っている間に“何か”に襲われ、奇妙な体験を重ねていきます。
そして、同じ部屋に来た恋人・花鈴にも、不可解な現象が忍び寄ることに——。
● 第2の事故物件:“いわくつきの古い旅館”
ロケで訪れたのは、栃木県の山中にある旧旅館。
どこか違和感を覚える大広間、奇妙な振る舞いを見せる宿の主人、原因不明の音声トラブル……。
次第にヤヒロ自身の言動にも異変が現れ、現場は騒然。
その夜、無人のはずの2階から聞こえてくる物音の正体を追って、彼は“ある過去”にたどり着きます。
● 第3の事故物件:“降霊するシェアハウス”
最後に訪れるのは、家賃1万6000円という破格のシェアハウス。
ここでは「女性立ち入り禁止」という謎のルールがありました。
しかしある夜、ヤヒロは隣の部屋から“女性の声”を耳にします。
聞こえるのは自分だけ——それが何を意味するのかを突き止めるため、降霊術に挑むことになります。
原作は実在の怪談体験、監督は『リング』の中田秀夫
原作は、芸人・松原タニシさんが自らの体験を綴った『事故物件怪談 恐い間取り』。
本当にあった話、という点が作品にリアリティと重みを与えています。
監督は前作と同じく、ホラー界の巨匠・中田秀夫さん。
『リング』や『女優霊』などを手がけた彼の演出が、今回も静かな恐怖をじわじわと積み重ねていきます。
“観る”というより“住まう”ホラーへ
本作の特徴は、単なる心霊現象の再現ではなく、「事故物件で暮らすとはどういうことか」をリアルに描いている点。
主人公の不安や葛藤、そして目の前で起きる怪異との対峙は、観客に“もし自分だったら”というリアリティを突きつけます。
渡辺翔太さんの等身大の演技も、作品の没入感を高めてくれるはずです。
🎥映画情報まとめ
- タイトル:事故物件ゾク 恐い間取り
- 公開日:2025年7月25日(金)全国公開
- 出演:渡辺翔太、畑芽育、吉田鋼太郎、他多数
- 監督:中田秀夫
- 原作:松原タニシ『事故物件怪談 恐い間取り』(二見書房)
- 企画・配給:松竹
🔗公式サイト
🔗X(旧Twitter)
🔗Instagram
🔗TikTok
📌なぜ今、“事故物件ホラー”が再び注目されているのか?
近年、SNSや動画配信サービスで「事故物件を体験する」系のコンテンツが人気を集めています。
実際に不動産情報サイトでも、“訳あり物件”は注目カテゴリーのひとつ。
その理由は、現代のリアルな不安感とリンクしているからです。
安い部屋に隠された事情、言葉にならない違和感、そこに潜む見えない“何か”——。
『事故物件ゾク』は、そんな時代の空気を的確に掴んだ一本。
怖いのに、なぜか目を逸らせない。
そんな“体験型ホラー”の新しい形が、今ここにあります。