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【キングダム】中華統一への道が再び動き出す!秦の再生計画、その全貌に迫る!(801話)

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昌平君の秦再生計画:戦略とその意図

あらすじ

昌平君が六日間寝ないで考えた秦再生の三本柱の最初の柱は、秦全土で戸籍調査をすることでした。この調査により、秦国内に存在する人口を把握し、男は一人残らず兵士として動員することで失われた30万の兵力を補おうという計画です。昌文君は、そんなことをすれば暴動が起きると反対しますが、嬴政は中華統一の歩みを止めてはならないと昌平君に許可を出します。

第二の柱として昌平君は人事の大抜擢を提案します。秦では鳴り物入りで開始した六大将軍制が桓騎の戦死で破綻し、さらに王翦が大敗を喫したことで更迭され、六大将軍が2人欠けています。そこで、戦力の底上げと若手を起用すべく、王賁と蒙恬、李信の3人を大幅に引き上げて、大将軍一歩手前とします。具体的には率いる兵力を増加させ、玉鳳軍は5万、楽華軍も5万、飛信隊は6万としました。

昌平君の秦再生計画:戦略とその意図

©︎ キングダム / 原泰久 ヤングジャンプ

昌平君の秦再生計画:戦略とその意図

©︎ キングダム / 原泰久 ヤングジャンプ

また、副官たちも昇格させ、関常と亜花錦は将軍へ、陸仙と愛閃も将軍へ昇格、飛信隊では羌瘣が将軍となり、楚水と渕さんが五千人将に昇進しました。

次に昌平君は、王賁と蒙恬に対して重要拠点である落紫と黄都を守るように命じます。ここは魏や趙との国境であり、今後の戦略では重要なポイントになります。昌平君は、これが最後の賭けであり、今回の作戦の成功で二年以内に秦の国力を戻して、中華統一への道へ軌道修正すると豪語しますが、もし失敗すれば、それで全てはおしまいだと告げます。昌平君の口調で、王賁と蒙恬は、何となくその意図がつかめた様子でした。

昌平君の秦再生計画:戦略とその意図

©︎ キングダム / 原泰久 ヤングジャンプ

しかし、戦略には疎い李信は、昌平君の意図が掴めず、「では、飛信隊はどこを守ればいいのか」と問い質します。それに対し昌平君は、「今回の戦略は守りではなく攻めである」と断言します。なぜ、攻めるのに王賁や蒙恬の軍勢が趙や魏に警戒しないといけないのかと李信は理解していない様子です。

ここで昌平君は、今回の標的は趙ではなく韓であり、王賁と蒙恬には韓を救援すべく押し寄せる趙や魏を撃退するために駐屯するのだと明かします。さらに飛信隊に対しては韓との国境を守る騰の10万の兵力と合流し16万で韓に攻め込むように命令しました。強力な李牧を回避し標的を韓に変更することで、いよいよ秦の中華統一への第一歩が開始されます。

予想通り、昌平君の戸籍の作成は兵力の増強のためでした。次の第二の柱は、秦の次世代を担う、王賁と蒙恬、李信の抜擢だったようです。まだ、第三の柱が明かされていませんが韓との戦いが終わるまで明かされないかも知れませんね。予想としては、支配した韓には領主を置かず、太守を派遣して秦が直接統治する事で支配をより徹底するとか、そういう事でしょうか?

さて、賢明な判断とはいえ、李信にとって韓は、数年前に友好の使者として訪れた土地であり、そこに今度は侵略軍として入り込むことになり、様々なドラマが起こりそうですね。

ここまで、趙軍全体の犠牲を無視しても自分を慕うカイネを救うなど、李牧とカイネのグダグダラブコメを見せられてきた編集長としては、ここでキングダムが軌道修正し、いよいよ六国を滅ぼすフェーズに移行するのかと久しぶりにワクワクしています。ラブコメもいいですが、本筋はバトルアクションであることを忘れないでテンポよく漫画が進むことを期待します。

考察

昌平君の再生計画の三本柱の最初は戸籍調査でした。この調査により、兵力の増強を図る意図が明確です。人口を把握することで、男を一人残らず兵士として動員する計画は、失われた30万の兵力を補うためのものです。しかし、この方法は非常に過酷であり、暴動のリスクを伴います。それでも嬴政が許可を出したことから、彼の中華統一への執念が伺えます。

第二の柱としての人事の大抜擢は、若手将軍たちを前面に押し出すことで戦力の底上げを図るものです。王賁、蒙恬、李信の三人の昇格は、次世代のリーダーとしての期待がかかっています。彼らの部隊の兵力も大幅に増強され、戦力の向上が見込まれます。また、副官たちも昇格し、部隊全体の士気を高める狙いがあることがわかります。

三本柱の最後として、昌平君は重要拠点である落紫と黄都の防衛を命じました。魏や趙との国境に位置するこれらの拠点は、今後の戦略において重要なポイントとなります。昌平君は、この作戦が成功すれば秦の国力を二年以内に回復させ、中華統一への道へ軌道修正できると豪語しましたが、失敗すれば全てが終わるとしています。この賭けに対する覚悟と自信が伝わってきます。

昌平君の戦略の核心は、守りではなく攻めであることです。彼は、今回の標的を趙ではなく韓と定め、王賁と蒙恬には韓を救援する趙や魏を撃退するための駐屯を命じました。飛信隊に対しては韓との国境を守る騰の兵力と合流し、韓に攻め込むように指示しました。この戦略は、強力な李牧を回避しつつ、韓を標的にすることで中華統一への第一歩を踏み出そうとするものです。

昌平君の秦再生計画:戦略とその意図

©︎ キングダム / 原泰久 ヤングジャンプ

このような戦略の背後には、昌平君の冷徹な分析と大胆な決断力が垣間見えます。彼の戸籍調査は、単なる人口把握ではなく、兵力の増強を目的としたものであり、兵士の動員計画と密接に関連しています。さらに、次世代のリーダーたちを大抜擢し、部隊の士気を高めることで、戦力の向上を図る狙いも明確です。

最後に、王賁と蒙恬、李信の三人がどのようにこの新たな戦略を実行していくのかが注目されます。彼らの成長と活躍が、中華統一への鍵を握ることになるでしょう。

まとめ

昌平君の秦再生計画は、戸籍調査による兵力の増強、人事の大抜擢、そして攻めの戦略という三本柱から成り立っています。この計画の成功により、秦は中華統一への道を再び進み始めることが期待されます。特に、次世代のリーダーたちの活躍が鍵となることでしょう。昌平君の冷徹な分析と大胆な決断力が光るこの計画の全貌に、今後も目が離せません。

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