
©︎ キングダム / 原泰久 ヤングジャンプ
大人気漫画『キングダム』812話では、飛信隊と羌瘣隊の新しい人事が発表され、南陽における秦法の厳格さが浮き彫りになる重要な展開が描かれました。
飛信隊の昇格者たちはどのようなポジションを手に入れたのでしょうか?また、秦法が南陽の住民とどのように衝突し、その結果何が起きたのか?さっそく振り返ってみましょう!
飛信隊の大規模昇格!個々の実力が評価される瞬間

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まず、飛信隊は総勢6万人の大軍へと成長を遂げ、河了貂の指揮のもと、より機能的な部隊へと組織が改編されました。個々の戦士たちがその実力を評価され、多くの昇格者が発表されたのです。
崇原の推薦を受けた干斗が百人将へ昇格し、さらに昂も同じく百人将へ昇格。これには昂自身も「早くもプレッシャーで胃が痛くなりそうだ」と冗談交じりに嘆くほどの緊張感が漂います。
続いて、尾平が三百人将に昇格。同列で中鉄や澤圭も三百人将の座を獲得しました。また、竜有が五百人将に昇格し、彼らのポジションも着実にステップアップしています。
さらなる昇進も続きます。田永と竜川が千人将、沛浪、田有、我呂、満潼が二千人将、そして崇原が三千人将、渕さんや楚水はついに五千人将の階級にまで昇格を果たしました。この飛信隊の成長は、まさに物語の新たな戦局への布石と言えるでしょう!
羌瘣隊の人事と新たな試み

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一方で、羌瘣隊も飛信隊に負けじと昇進者が続出。
しかし、これらの昇格者はほとんどが羌瘣の「個人的推し」による選抜です。さらに、将軍となった羌瘣は、自らの新しい鎧の試作を提案します。彼女自身は鎧の動きにくさを嫌い、乗り気ではありませんでしたが、幹部たちの熱意ある提案により、軽くて脱ぎやすい鎧を作るという条件で、彼女はついに承諾。羌瘣の戦場での戦いぶりがさらに進化することが期待されます!
秦法と南陽の住民、剛京の冷酷な裁き
物語は南陽の地へと移ります。南陽は秦に占領され、秦の厳格な法律が適用されるようになった地域です。剛京をはじめとする秦の役人たちは旧韓の役人と激しい意見の対立を繰り広げています。その中で注目すべき事件が発生しました。
友人を助けようとした者が同罪として「左足首切断の刑」を宣告されるという、残酷な判決が下されたのです。旧城主の龍安は、この刑が過酷すぎると抗議しますが、剛京は一切譲らず、「これが秦の法だ」と冷徹に言い放ち、刑はそのまま執行されました。
さらに、剛京は南陽の住民たちに対し、「お前たちは侵略された身であり、秦人と同様に扱われる。悔しいなら新鄭(韓の首都)にでも助けを求めるがよい」と放言。これに旧韓の役人たちは憤りますが、龍安は「決して反発してはならない」と説得します。彼は、南陽の住民が秦の法に慣れることこそが、今後の平和に繋がると考えたのです。
秦法の平等と剛京の判断がもたらす波紋
そんな中、さらなる事件が起こります。
騰軍の兵士が南陽住民の娘に性的暴行を加え、娘の父親がそれを止めようとして殺されてしまったのです。激怒した娘の兄が秦兵を刺殺し、事態は緊迫の一途をたどります。この事件に対し、南陽の住民たちは「秦兵が悪い」としながらも、秦の法を刺した者の罪は重いと意見が二分されました。
しかし、ここで剛京が見せたのは驚くべき裁きでした。彼は冷静に「斬首だ」と言い放ち、暴行を働いた秦兵の首を刎ねたのです。これには旧城主の龍安も驚きますが、剛京は毅然とこう言います。「あの兵は女を犯し、父を殺した。ゆえに死罪だ。法の下では、秦人も韓人も関係なく、全ては平等である」と。この裁きによって、剛京が遵守する秦法の公正さが強調されました。

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南陽における新たな秩序の兆し
この事件の後、騰は遺族に十分な見舞金を与え、秦兵に対する厳しい統制をさらに強める指示を出しました。外では飛信隊と騰軍が実戦さながらの訓練を行い、城内では秦の役人と南陽の住民たちが度重なるトラブルを解決することで徐々に距離を縮めていきます。南陽の変化は外部からは見えにくいものの、確実に進行していたのです。
こうして紀元前231年が終わり、いよいよ紀元前230年がやってきます。飛信隊は新兵の訓練を完全に終え、目指すは韓軍17万人が籠城する新鄭!六国の一角を崩す戦いの幕が、いよいよ次回813話で切って落とされることになります!
813話への期待と考察
812話で描かれた飛信隊の成長と南陽での秦法の適用は、今後の物語において重要な伏線となるでしょう。飛信隊の新たな編成によって、彼らの戦い方がどのように変化するのか、また南陽の住民たちがどのように秦の支配に順応していくのかが注目ポイントです。813話では、韓を滅ぼす戦いが本格化する可能性が高く、さらに激しい戦闘シーンや予想外の展開が待ち受けているはずです!楽しみにしていましょう!
感想:飛信隊の成長と秦法の冷酷な正義
『キングダム』812話は、これまでの戦いの流れから一歩進んで、飛信隊や羌瘣隊の成長と、新たなキャラクターたちの活躍が描かれたエピソードでした。特に飛信隊が6万人という大規模な部隊に成長し、それぞれのメンバーが昇進する姿は、ファンとして非常に胸が熱くなる展開です。尾平や中鉄、澤圭といった馴染みのあるキャラの昇格は、長年の彼らの努力がようやく報われた瞬間として、感慨深いものがありました。
一方で、羌瘣隊の個性的な面々が羌瘣のために動くシーンも微笑ましく描かれており、鎧を試作するという話の展開も、これまでの戦闘シーンとは違った和やかな一面を見せています。今後の戦いにおいて、羌瘣の新しい鎧がどのように役立つのか、今から期待が高まりますね!
南陽における剛京の裁きは、一見すると冷酷ですが、法の下での平等を徹底する秦の姿勢を象徴するものでした。剛京は南陽の住民に対して容赦のない態度を取りますが、それは侵略者である秦の姿を的確に表しており、同時に支配下の人々に対する厳格な法の適用を示しています。今回の兵士の処罰は予想外でしたが、秦人であっても法の前では特別扱いされないというメッセージが込められており、深く考えさせられるシーンです。
特に注目したいのは、南陽の住民と秦の役人たちが、次第にお互いを理解しようとしている様子です。剛京と龍安の対立は続くものの、少しずつ南陽の人々が新しい秩序に順応していく姿には、人間の強さや適応力を感じさせます。このような複雑な人間ドラマが、キングダムという物語の奥深さを支えているのだと改めて実感しました。
813話ではついに韓との本格的な戦いが始まる予感が漂っています。飛信隊と羌瘣隊の新体制でどのような戦術が展開されるのか、そして新鄭攻略がどのように進むのか、次回が非常に待ち遠しいです!
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