「らしさ」を貫く男が、30代を前に語った胸の内
Number_iのメンバーとして、グループと共に次のフェーズへと進み続けている岸優太さん。
2025年10月に30歳を迎える節目を目前にした今、彼はどんなことを考え、どんな未来を描いているのか。
2025年8月28日に発売された雑誌『Numéro TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』10月号特装版でのロングインタビューでは、飾らない言葉と等身大の想いで、自身の"これから"について赤裸々に語っています。
「30歳になるのが悔しい」。
そんな一言に、彼の素直さと葛藤が垣間見えた。
Number_iの“今”──未確認領域を切り開く、岸優太の立ち位置
2024年から本格的に活動を開始したNumber_iは、メンバーの平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、そして岸優太さんという3人の個性と表現力が融合する新時代のアーティストユニットです。
中でも岸さんは、バランス感覚と泥臭さを併せ持つ稀有な存在として、グループ全体に“人間味”を与える重要なピース。
Billboard JAPANの「JAPAN Hot 100」で1位を獲得したデジタルシングル『未確認領域』では、そのエネルギーと情熱が楽曲の中に色濃く反映されています。
岸さんはインタビュー内で、楽曲制作や3人の関係性についても言及。単なる役割分担ではなく、互いの感性を認め合いながら進化し続けている関係が伺えます。
雑誌『ヌメロ・トウキョウ』で明かした、“かっこよさ”の定義とは？
『Numéro TOKYO』特装版では、「LATE CHECK OUT：岸優太の日常と非日常」と題された14ページにわたる特集が組まれています。
撮影が行われたのは、東京・六本木のグランド ハイアット 東京。
レイトチェックアウトまでの時間をゆっくりと過ごす中で、岸さんが見せた表情は、どこか肩の力が抜けた自然体の姿。
その中で語られたのが、「理想のかっこよさ」についての持論。
「30歳になることが、こんなにも複雑な気持ちになるとは思ってなかったんですよね（笑）」
「20代をまだまだ味わい尽くせてないのに、気づけば終わりが見えてきている。でも、『やり残したことがあるか？』って言われたら、そうでもない」
これらの発言からも伝わってくるのは、“何者かになろう”とするよりも、“自分らしさを保ち続けること”に重きを置いている姿勢。
外見だけではなく、内面の誠実さ・素直さこそが岸優太にとっての「かっこよさ」なのだと感じさせられます。
30歳という節目─「終わり」ではなく、「始まり」
年齢にまつわる悩みや葛藤は、多くの人が抱えるものですが、岸さんの語る“30代になる悔しさ”は、それだけ20代を全力で駆け抜けてきた証でもあります。
ジャニーズJr.としての長い下積み時代を経て、King & Princeとしてデビュー、そして現在のNumber_iへ。
彼のキャリアには常に“挑戦”と“変化”がつきまとっていました。
それでも、“やり残したことはない”と語れるのは、ひとつひとつの仕事や関係性に誠実に向き合ってきた自負があるからこそ。
彼にとっての30歳は「通過点」であり、むしろ本質的な自分らしさに近づいていくための“再スタート”なのかもしれません。
岸優太が描く“理想像”とは？─未完成であり続ける美学
ロングインタビューの中で岸さんは、自分にとっての“かっこよさ”は「完成された姿」ではないと語っています。
「かっこよさって、追い求めるものであって、決して完成しないものだと思うんです」
この言葉には、岸さんが今もなお「成長すること」「変わること」にポジティブであることが表れています。
Number_iという新たなフィールドに身を置きながら、彼自身も“未確認領域”へと歩みを進めている──それこそが、彼の今の“理想像”なのです。
岸優太の軌跡─「まっすぐに、生きてきた」その姿勢が未来をつくる
岸優太さんは、1995年9月29日生まれ。埼玉県出身。
2009年にジャニーズ事務所（現・STARTO ENTERTAINMENT）に入所し、長年ジャニーズJr.として活動した後、2018年にKing & Princeのメンバーとしてデビュー。
天然な発言や、飾らない人柄、明るさと人懐っこさはバラエティでも人気を博しましたが、それ以上にファンや共演者から愛されたのは、誠実でブレない芯のある生き方だったのではないでしょうか。
2023年にはKing & Princeを脱退し、平野紫耀さん・神宮寺勇太さんと共にNumber_iを結成。
それは、これまでの成功を手放してでも「自分たちの理想」を追い求めた決断でもありました。
現在は、音楽活動はもちろん、モデル・雑誌出演、イベントなど多方面での活躍を続けており、岸さんの名前を見ない月はないと言っても過言ではありません。
そして今回、『Numéro TOKYO』というハイエンドな雑誌においても、単なる「アイドル」や「タレント」という枠を超えた存在感を見せています。
それは、彼がこれまで積み上げてきた信頼と努力の賜物に他なりません。
岸優太、“未完成”のまま突き進む美しさ
年齢やキャリアにとらわれることなく、自分自身の感覚と価値観を信じて進み続ける岸優太さん。
「完成しないかっこよさ」という言葉の通り、彼はこれからも“未完成”であり続けることを恐れないでしょう。
30代という新しい章のスタート地点で、彼がどんな姿を見せてくれるのか。
Number_iと共に進むその先に、どんな未来を描いていくのか。
その答えを、私たちはこれから目撃していくことになります。
🔍補足：出典・掲載情報
- 出典：『Numéro TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年10月号 特装版（扶桑社／2025年8月28日発売）
- 撮影地：グランド ハイアット 東京
- 特集タイトル：「LATE CHECK OUT：岸優太の日常と非日常」
- 特装版ページ数：14ページ（通常版＋4ページ）
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