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堂本光一が切り拓く新時代の映像表現 STARTO発『記憶買収人』で見せる俳優としての覚悟

記憶買収人 堂本光一

2026年4月、STARTO ENTERTAINMENTが手がける縦型ショートドラマプロジェクト“エスドラ”の第1弾として『記憶買収人』が配信される。主演を務めるのは堂本光一。初回は2026年4月1日17時よりエスドラ公式YouTubeで公開され、全話無料配信という形で展開される。

長年、舞台・音楽・映像の第一線で活動してきた堂本光一が、スマートフォン視聴を前提とした“縦型ドラマ”に挑む。その選択は、キャリアを重ねた俳優が新たなフォーマットにどう向き合うのかという点でも注目を集めている。







『記憶買収人』とはどんな作品か

本作は3つのエピソードで構成されるミステリードラマだ。各話ごとに主人公が異なり、それぞれの物語が交差しながら、堂本光一演じる謎の存在へとつながっていく構造になっている。

Ep1「消えた夜」では、timeleszの篠塚大輝が大学生・小田役を担当。

Ep2「記憶を描く」では、戸塚純貴が漫画家・久瀬役を演じる。

Ep3「忘れあう二人」では、大東駿介が料理人・優馬役を務める。

物語の中心テーマは“記憶”。消したい過去、忘れられない出来事、人が抱える感情の残響が物語を動かしていく。その中で堂本が演じる存在は、物語をつなぐ重要な役割を担う。

縦型ドラマという挑戦

堂本は今回の出演にあたり、縦型ドラマについて「最初は想像がつかなかった」と率直に語っている。一方で、実際の撮影では「横の画角が狭い分、画を作るうえでシビアさを感じた」ともコメントしている。

縦型映像はスマートフォンでの視聴を前提としており、人物の表情や視線がより大きく映し出されるフォーマットだ。横幅の広い従来の映像作品とは演出や画作りの考え方が異なるため、演者に求められる集中力や繊細さも変わってくる。

堂本が語る“シビアさ”という言葉からは、新しい形式に対して真摯に向き合う姿勢がうかがえる。

藤井道人プロデュースとの融合

本作をプロデュースするのはBABEL LABELの藤井道人。藤井は「人を描く」「時代を描く」ことにこだわる姿勢を公言しており、今回がBABEL LABELとして初の縦型作品への挑戦となる。

フォーマットが新しくとも、描こうとしているのはあくまで“人間”。その方向性は、長年舞台で人物の内面を表現してきた堂本光一のキャリアとも重なる部分がある。

派手な仕掛けよりも、感情の揺れや沈黙の時間が意味を持つ作品。縦型という制約の中でどのように人物像が浮かび上がるのかは、本作の大きな見どころだ。







堂本光一の現在地

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堂本光一はこれまで、舞台作品での主演や演出参加などを通じて、俳優としてだけでなく作品作り全体に関わる活動を続けてきた。映像と舞台の双方で経験を重ねてきたことが、今回のような新フォーマットへの対応力にもつながっていると考えられる。

本人は「スタッフの皆さんが本当にプロフェッショナルで、こだわりを感じながら撮影させていただいた」とコメントしている。キャリアを重ねた俳優が、現場で得た刺激を素直に語る姿勢は印象的だ。

縦型という新しい器に参加することは、流行への追随というよりも、変化する映像環境の中で自らの表現をどう提示するかという問いへの一つの答えとも受け取れる。

デジタル時代の物語と俳優の役割

近年、YouTubeやSNSを中心に縦型コンテンツは急速に広がっている。短尺動画が主流になる一方で、物語性を持つ縦型ドラマも増えつつある。

『記憶買収人』はエスドラ公式YouTubeで全話無料配信されるほか、公式X、Instagram、TikTok、LINEアカウントでも関連コンテンツが展開される予定だ。視聴導線はデジタルプラットフォームを軸に設計されている。

その中心に堂本光一が立つという事実は、世代を超えた俳優が新しい映像文化と接続する象徴的な出来事ともいえる。

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堂本光一が示す“変化と継続”のバランス

堂本光一

映像フォーマットが変わっても、物語の核にあるのは人間の感情だ。縦型であれ横型であれ、観る者の心を動かすのは人物の存在感である。その意味で『記憶買収人』は、フォーマットの新しさと俳優の本質が交差する作品といえる。

堂本光一は、長年にわたりステージという緊張感の高い空間で観客と向き合ってきた。舞台では一瞬の間や視線の動きが大きな意味を持つ。そうした経験は、表情が強調されやすい縦型映像でも活きる可能性が高い。

また、本作では各エピソードごとに若手・中堅俳優が主演を務める構成になっている。その中で堂本は物語全体をつなぐ存在として配置されている。前面に立つ場面と、物語を支える場面の両方が求められる立ち位置だ。これはキャリアを重ねてきた俳優ならではの役割ともいえる。

さらに注目すべきは、作品が無料配信という形をとっている点だ。従来のテレビ放送や映画公開とは異なり、誰もがアクセスできる環境で作品が届けられる。視聴者層の広がりは、俳優にとっても新たな出会いを生む。

縦型ドラマは今後も進化していくだろう。演出方法、編集テンポ、視聴体験はさらに多様化する可能性がある。その入り口に立つ作品として『記憶買収人』は位置づけられる。

堂本光一にとって本作は、これまで積み重ねてきた表現の延長線上にありながら、新しい環境への挑戦でもある。変化を受け入れながらも、自身の表現軸を保つ。そのバランス感覚こそが、長く第一線で活動を続けてきた理由の一つなのかもしれない。

まとめ

STARTO ENTERTAINMENT発の縦型ショートドラマ『記憶買収人』は、フォーマットの新しさと人物描写の深さが交差する作品だ。

主演を務める堂本光一は、縦型という制約の中でどのような存在感を見せるのか。スマートフォンの画面越しに映し出されるその姿は、これまでのキャリアと現在地を静かに示すものになるだろう。

2026年4月1日17時配信開始。新しい映像表現の一歩が、そこから始まる。

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この記事を書いた執筆者・監修者
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ポプバ ドラマ部:佐伯・Pちゃん

脚本家の視点でドラマを深掘る、雑食系オタクライター。
幼少期からドラマと映画が大好きで、物語を追いかけるうちに自然と脚本を書き始め、学生時代からコンクールに応募していた生粋の“ストーリーマニア”。現在はドラマのレビュー・考察・解説を中心に、作品の魅力と課題を両面から掘り下げる記事を執筆しています。
テレビドラマは毎クール全タイトルをチェック。「面白い作品だけを最後まで観る」主義で、つまらなければ途中でドロップアウト。その分、「最後まで観る=本当に推したい」と思える作品だけを、熱を込めて語ります。
漫画・アニメ・映画(邦画・洋画問わず)にも精通し、“ドラマだけでは語れない”背景や演出技法を比較的視点で解説できるのが強み。ストーリーテリング、脚本構造、キャラクター心理の描写など、“つくる側の目線”も織り交ぜたレビューが好評です。
「このドラマ、どう感じましたか?」を合言葉に、読者の感想や共感にも興味津々。ぜひ一緒にドラマの世界を深堀りしていきましょう!