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【レビュー】映画『こんにちは、母さん』

2023年9月1日


【2023年9月1日公開,110分】

5.0
5段階評価中 ★5.0つ(1レビュー)
最高!名作!観なきゃ損!100%
一見の価値あり!オススメです!0%
普通。時間に余裕があれば。0%
あまりオススメしない。0%
面白くない!時間の無駄かも。0%

 

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【監督・脚本】山田洋次【原作】永井愛【脚本】朝原雄三

【キャスト】

吉永小百合
大泉洋
永野芽郁
寺尾聰
宮藤官九郎
田中泯
YOU
枝元萌
加藤ローサ
田口浩正
北山雅康
松野太紀
広岡由里子
シルクロード
明生
名塚佳織
神戸浩

山田洋次×吉永小百合×大泉洋が贈る「母と息子」の新たな出発の物語
2020年、100周年を迎えた松竹映画。
『男はつらいよ』シリーズをはじめ、その長きに渡る歴史の中で松竹が描き続けてきたのは、人の温かさを描いた人情の物語であり、【家族】の物語でした。そして、2023年。
変わりゆくこの令和の時代に、いつまでも変わらない【親子】を描く映画『こんにちは、母さん』が完成しました。
本作のメガホンを取るのは、時代とともに家族の姿を描き続けてきた山田洋次監督。
91歳にして90本目の監督作となる本作では、いまこの令和を生きる等身大の親子を心情豊かに描きます。

主演を務めるのは、1972年に公開された『男はつらいよ 柴又慕情』をはじめ、『母べえ』(08)『おとうと』(10)『母と暮せば』(15)など約50年間に渡って
数々の山田洋次監督作品に出演し、日本映画界を共に牽引し続けてきた吉永小百合。
映画出演123本目となる本作で、下町に暮らす母・福江を演じます。
その息子・昭夫を演じるのは、数々の映画やNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」での好演が記憶に新しい、国民的人気俳優・大泉洋。
山田洋次監督映画への出演、吉永小百合との共演はともに初めてとなります。
『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作として、日本を代表する名女優・吉永小百合の集大成ともいえる本作。日本映画史に残る新たな名作が誕生致します。-公式サイト-

あらすじ<STORY>

大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れる。
「こんにちは、母さん」しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい...。
割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。おまけに恋愛までしているようだ!
久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。

映画『こんにちは、母さん』を観た人の感想、評価、口コミ

2023年9月14日

久し振りに落ち着いた映画を見ました。昔の東芝日曜劇場のドラマの様にも感じました。サユリスト60年を自称する人間ですが、今作が初めてではないでしょうか。庶民の日常の断片を切り取った映画に出演されたのは。ごく自然体の小百合さんの演技が新鮮でした。大泉洋さんとの親子も違和感がなく、さすが山田監督作品だと思いました。続編を期待します。

グッチ

 

◉『こんにちは、母さん』
山田洋次 監督が下町を舞台に親子三世代を描いた話ですが、
人々の人情を感じる作品でしたね☺️。

ただ、物語に集中したいのに大袈裟で古く感じる演出が全体的に多くて、
設定が現代にしては会社の場面に違和感があったり、つい気になっちゃいましたね~😅。

 

◉『こんにちは、母さん』
見る年代で 感情が沿うキャラクターは違うんだろうけど、
私は 洋ちゃんの役に感情を持ってかれて 苦しさを共有した気分でした。
自分のせいじゃないのに板挟みになりこんな筈じゃなかったという人生の中で
1日1日を生きる主人公に40~50代はお涙必至だと思う。

 

◉『こんにちは、母さん』
心があったかくなる家族のお話で、本当に観れて良かった✨

 

◉『こんにちは、母さん』
見てきたけどまじでよかった!✨
そして予告でアナログ流れてるの初めて見て、
もう10月6日に全部見たら号泣する未来が見えた😭

 

◉『こんにちは、母さん』
鑑賞してきました。
行ける時に行かないと!更に僕はサユリストなんで!
高齢者の恋愛をさらっと、しかも雑ではなく描くのはさすがでした。
僕も歳をとったのか、色々と納得し、考えさせられました。

お前の知らない不幸がたくさんあるのよ

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血が一気に駆け巡るような、心の底から震える体験でした。

ソウタのリアクションや表情、言葉の一つひとつが痛いほどわかって、そのたびに涙が溢れます。

周りのキャラクターたちもとても温かく、誰のファンであっても心から楽しめる作品です。

切なくて、苦しくて、でも温かいそんな2人の物語に、きっと誰もが涙すると思います。

美しくて、消えてしまいそうなほど儚いカイ。

何を考えているのか掴みきれない空気と、その歌声がすべてを語っていました。

どうかこの先のソウタとカイが幸せでありますように。

素敵な作品に出会わせてくれて、本当にありがとう。

たくさんの人に観てもらいたいです。

ソウタは「忘れられない初恋」、カイは「忘れたかった初恋」。

映画を観終わったあと、その言葉の意味に深く納得しました。

お互いを想うからこそぶつける言葉が刺さって、涙が止まりませんでした。

純粋なソウタと、誰よりも優しいカイ。

笑いも切なさも詰まった、心温まる純愛ラブストーリーです。

前半と後半で見える世界が変わる構成も秀逸でした。

私はまだ未成年ですが、親目線でも考えさせられるシーンもあるのではないのかと思いました。

「男だから女が好きなのが当たり前」という理想を押し付けることの危うさを強く感じました。

まだ社会的に受け入れられにくい関係かもしれないけれど、

だからこそ、この作品を多くの人に観てほしいと思います。

感情がとても繊細に描かれていて、

“心から愛せる人を見つけられることの素晴らしさ”を教えてくれました。

伝えることの難しさ。

そして、伝えることの大切さ。

いろんな「大切」が詰まった作品です。

恋する2人に恋して、愛する2人を愛しました。

映画『LOVE SONG』、本当に素敵な作品でした。

この“LOVE SONG”が、たくさんの人の心に届きますように。

m

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この記事を書いた執筆者・監修者
この記事を書いた執筆者・監修者
kog

ポプバ映画部:茉下 小路

映画ライター・編集者として10年以上のキャリアを持ち、最新の話題作から名作クラシック、国内外の映画賞事情まで幅広く網羅。
映画興行収入や視聴率、配信動向などのデータ分析にも強く、作品レビューとともに市場動向を読み解く記事に定評があります。映画メディアやエンタメ系ニュースサイトでの執筆実績も多数。独自の取材ルートと考察力を武器に、一次情報とファン目線のバランスを意識した執筆を心がけています。