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筋肉も演技もさらけ出す男 ― 草川拓弥、俳優人生の転機

2025年11月6日

2025年秋。フジテレビ系ドラマ『地獄は善意で出来ている』で主演を務める草川拓弥が、俳優として新たなステージに立っている。

超特急の4号車“筋肉担当”として知られる彼が、いまなぜ演技の世界で存在感を増しているのか――。その歩みをたどると、努力と変化を恐れない姿勢が見えてくる。

 “筋肉担当”の裏に隠された努力と覚悟

草川拓弥は1994年11月24日、東京都目黒区生まれ。中学1年生のときにスカウトされ芸能界入りした。2012年、ダンス&ボーカルグループ「超特急」に加入。当初はダンス未経験ながらも努力を重ね、グループの中心的パフォーマーに成長した。

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現在もグループ活動を続けながら、俳優としても着実にキャリアを築いている。ドラマ『ウルトラマンギンガ』(2013年)や『みなと商事コインランドリー』(2022年)などで見せた真摯な演技は、観る者に誠実さと繊細さを感じさせた。

“筋肉担当”という印象的な肩書きの裏側には、身体だけでなく表現力そのものを磨き続けてきた年月がある。







 ドラマ『地獄は善意で出来ている』が映し出す変化

2025年10月から放送されているフジテレビ系ドラマ『地獄は善意で出来ている』(関西テレビ制作)は、前科者の更生プログラムを舞台に、人間の善意と偽善が交錯する社会派サスペンスだ。

草川が演じるのは、過去に罪を犯した青年・高村 樹(たかむら・いつき)。彼は再起を願いながらも、周囲の不信や自責の念に揺れる複雑な役どころだ。

これまで明るく爽やかな役柄が多かった草川が、本作では心の闇を抱えた主人公を演じる。表情の変化や沈黙の間で感情を語る演技は、俳優としての新たな一面を感じさせる。

視線や姿勢の細やかなコントロールには、長年ダンサーとして培った身体感覚が生きている。

 “体で語る俳優”としての進化

草川の芝居は、動作や呼吸といった「身体表現」そのものが感情と結びついている点に特徴がある。動かずとも伝わる空気感、張り詰めた沈黙――その一瞬に彼の集中力が宿る。

近年は、演技においても自分をさらけ出すように役に向き合っている様子が見て取れる。ダンサーとして身体を通して表現してきた経験が、俳優としての感情表現へ自然と繋がっているのだ。

まさに「筋肉も演技もさらけ出す男」。彼が持つリアリティの源泉は、努力で積み重ねた“身体と心の両立”にある。







 超特急の一員として、個としての覚悟

筋肉も演技もさらけ出す男 ― 草川拓弥、俳優人生の転機

もちろん、草川にとって「超特急」は今も活動の核だ。ライブではエネルギッシュにステージを駆け抜け、メンバーとの信頼関係やファンとの絆を大切にしている。

グループ活動を継続しながら主演俳優としての責任を果たすことは容易ではない。それでも両立を貫く姿勢には、「チームで生きる力」と「一人で立つ覚悟」の両方が感じられる。

超特急で培った“連帯のリズム”が、俳優としての表現にも生きている――それが草川拓弥の強さだ。

 俳優・草川拓弥のこれから

主演を経験した今、草川が見据えるのはさらなる表現の深化だ。誠実な青年役だけでなく、心に葛藤を抱える人物や緊張感のある役柄にも挑戦していく可能性がある。

また、スタイルや存在感を生かし、ファッション誌や撮影での注目も増えている。ジャンルを超えて活動の幅を広げる中で、彼の表現力は一層磨かれていくだろう。

草川拓弥という俳優は、ダンサーとしてのしなやかさと、俳優としての感情表現を融合させながら、新しい表現領域を開拓している。

さらけ出す勇気が、表現を変える

草川拓弥は、外見の華やかさよりも「内面の真実」を届けようとする俳優へと進化している。

『地獄は善意で出来ている』での主演は、彼にとって大きな転機になり得る。

鍛え抜かれた身体と、磨き上げた心。

草川拓弥という俳優が、今まさにそのすべてをさらけ出している。







草川拓弥という表現者が照らす「変化の時代」

草川拓弥の歩みを振り返ると、彼が常に「変化」と正面から向き合ってきたことがわかる。

アイドルグループの一員として華やかなステージに立ちながら、個人としては俳優という異なる領域へ挑み続けてきた。今の芸能界では、音楽・演技・モデルなど複数の分野を横断するアーティストが増えているが、草川の活動には“流行”ではなく“必然”がある。彼はそのどの場面でも、「自分がどう生きるか」という姿勢で表現を積み重ねているのだ。

特に印象的なのは、彼の“余白のある表現”である。ステージでも芝居でも、感情を激しくぶつけるのではなく、観る者がその隙間を想像できるように演じる。そこには、彼自身の誠実さと、相手を思いやる眼差しが感じられる。派手なアクションよりも、静かな瞬間で心を動かす俳優。それが今の草川拓弥を形づくっている。

また、彼が大切にしているのは「チームで作る」という意識だ。超特急というグループで培った協調性や責任感は、俳優としての現場でも活きている。主演という立場でも決して前に出すぎず、作品全体を支えるように動く姿勢は、多くのスタッフから信頼を集めているという。

そしてもう一つ、彼の魅力を語るうえで欠かせないのが“言葉の誠実さ”だ。SNSやインタビューでの発信には、飾り気のない等身大の言葉が並ぶ。それは人気を得るための演出ではなく、ファンや仲間に対して真摯であろうとする姿勢の表れだろう。

俳優としての技術、アーティストとしての感性、人としての温度。そのすべてを大切にしながら歩み続ける草川拓弥は、変化の時代において“自分らしく輝く方法”を体現している存在だ。これから彼がどんな形で心を動かしてくれるのか――その一歩一歩に、目が離せない。

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この記事を書いた執筆者・監修者
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ポプバ ドラマ部:佐伯・Pちゃん

脚本家の視点でドラマを深掘る、雑食系オタクライター。
幼少期からドラマと映画が大好きで、物語を追いかけるうちに自然と脚本を書き始め、学生時代からコンクールに応募していた生粋の“ストーリーマニア”。現在はドラマのレビュー・考察・解説を中心に、作品の魅力と課題を両面から掘り下げる記事を執筆しています。
テレビドラマは毎クール全タイトルをチェック。「面白い作品だけを最後まで観る」主義で、つまらなければ途中でドロップアウト。その分、「最後まで観る=本当に推したい」と思える作品だけを、熱を込めて語ります。
漫画・アニメ・映画(邦画・洋画問わず)にも精通し、“ドラマだけでは語れない”背景や演出技法を比較的視点で解説できるのが強み。ストーリーテリング、脚本構造、キャラクター心理の描写など、“つくる側の目線”も織り交ぜたレビューが好評です。
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