10月14日にスタートしたドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系)の第1話が、早くも視聴者を釘付けにしています!
中心にいるのは、趣里が演じる型破りな弁護士・神波亮子(こうなみ りょうこ)。一見、法と秩序を守る冷静な弁護士とは程遠い、カジュアルでどこか異端なキャラクターですが、彼女の底知れない洞察力と、予測不能な行動が新しいリーガルドラマの風を吹かせています。
物語の軸となる事件は、自殺教唆をめぐる法廷闘争。自殺未遂をした川野紗江(藤吉夏鈴)を巡り、交際相手である塩屋遼(萩原利久)が「死ね」というメッセージを送ったことで、彼女を自殺に追い込んだのかどうかが争点となります。亮子はこの難解な事件に自ら手を挙げ、弁護に挑みますが、そのやり方は常識破り!
パーカー姿で法廷に登場する“型破り”な弁護士、亮子の魅力
亮子の登場シーンから、その“型破り”ぶりが際立ちます。法曹界でのイメージとは裏腹に、手ぶらで現れ、パーカー姿のままポケットから弁護士バッジを取り出すスタイル。その軽妙さは、品位を重んじる弁護士の常識をことごとく覆すものでした。それでも、法廷では誰にも負けない鋭い質問と巧みな尋問で、検察を圧倒していきます!
特に注目すべきは、亮子の大胆な行動。彼女は自らアルバイトの面接を受け、清掃員として事件の舞台である会社に潜入。ハラスメントの証拠を集めながら、まるで観察者のように事件の裏側を探り続けます。こうした“型破り”な弁護士像を演じる趣里の演技力は圧巻で、彼女のキャラクターには一瞬たりとも目が離せません!
ジェシー演じる杉浦義弘との“凹凸コンビ”が生む絶妙な化学反応
そんな神波亮子とコンビを組むのが、ジェシー演じる若手弁護士・杉浦義弘。亮子の後輩である杉浦は、彼女の予測不能な行動に振り回されながらも、時には助言し、時には忠告を与えようとしますが、亮子はあっさりと無視。しかもメールで指示や命令を出してしまう始末です。
この常識外れの亮子と、真面目で規律を重んじる杉浦のギャップこそが、本作の面白さのひとつ!杉浦は亮子の言動に戸惑いながらも、彼女の独自のやり方に少しずつ巻き込まれていきます。亮子の無邪気な笑顔や、失敗を「盛り上がってきた!」と笑い飛ばす強メンタルには、視聴者も思わず笑ってしまうでしょう。2人のやり取りは、緊張感のある法廷シーンの中にコミカルさを絶妙に加え、ドラマに緩急をつけています。
ハラスメントの闇を暴く、意外な真相
亮子の潜入捜査が進む中、社員の証言から浮かび上がるのは、会社内で常態化していたハラスメントの実態。社員たちは長時間労働を強いられ、定時後もカフェで仕事をさせられるなど、過酷な労働環境が明らかになります。この事実により、紗江がその環境に追い詰められていたことが次第に浮き彫りになっていくのです。
また、紗江の裏アカウントが発見されたことにより、彼女が日々感じていた苦痛や、社会からの孤立感が鮮明に。そんな状況下で、彼女に「死ね」と送った遼の言葉が追い打ちをかけましたが、実はそれだけではなかったのです。自殺の背後には、カウンセラーのますみ(美波)の何気ない「頑張って」という言葉が、最後の一押しとなってしまったのです。この皮肉な展開により、事件はさらに複雑な様相を呈していきます。
亮子の洞察力と“モンスター”弁護士としての本質
亮子は、遼が真犯人ではないと初めから見抜いていたのかもしれません。彼女は、事件の背景を深く掘り下げ、カウンセラーの役割が被害者に悪影響を与える可能性を見逃さなかったのではないでしょうか。彼女の洞察力は、その場しのぎの行動ではなく、常に事件の全体像を捉えた上での判断だったのです。
亮子の手腕がさらに光るのは、法廷での尋問シーンです。彼女は証人を追い詰める際に、冷静な表情で「嘘つき」「人殺し」と本人にしか聞こえないようにささやき、相手を精神的に揺さぶります。これによって、相手は反論の隙を与えられず、法廷での彼女の勝利が確実なものとなるのです。この「毒」とも呼べるような亮子の手法は、他の弁護士にはない強烈な個性として際立っています。
今後の展開に期待!亮子と周囲の人間関係が明らかに?
第1話ではまだ明かされていない、亮子を取り巻く謎のコンビニ店員・城野尊(中川翼)や、父親である粒來春明(古田新太)との関係も、今後のエピソードで徐々に明らかになっていくでしょう。彼女のモンスター弁護士としての本当の姿が明かされる日が楽しみです!
『モンスター』第1話は、趣里の演技とジェシーとの掛け合いによって、法廷ドラマの新たな可能性を示しました。次回も目が離せませんね!
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