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No No Girlsがクリエイティブ受賞から次章へ ー HANAが示す新たなJ-POPの地図

No No Girlsがクリエイティブ受賞から次章へ ー HANAが示す新たなJ-POPの地図

2025年、BMSGとちゃんみなが手がけたガールズグループオーディション「No No Girls」が、

日本最大級の広告・クリエイティブ賞「2025 65th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」で

総務大臣賞/ACCグランプリを2部門同時受賞 するという快挙を達成した。

そこから誕生した7人組グループ「HANA(ハナ)」は、音楽シーンの新たな地図を描く存在として急速に存在感を高めている。

この記事では、No No Girls がどのように「社会を動かすプロジェクト」として評価され、HANA が“次章”でどんなJ-POPの未来を切り拓こうとしているのかを紐解いていく。

No No Girls ― 「No」を力に変える物語

ありのままを肯定するオーディション

「No No Girls」は、ちゃんみなとBMSGが共同主催した新時代のガールズオーディション。

そのテーマは「“NO”を突きつけられてきたすべての女性たちへ」。

「身長・年齢・経歴にとらわれない“自分らしさ”を見せること」を条件とし、7,000人を超える応募者の中から、自分の人生や声を武器に挑んだ女性たちが集った。

No No Girlsがクリエイティブ受賞から次章へ ー HANAが示す新たなJ-POPの地図

このメッセージ性の強さこそが、今回のACCグランプリ受賞に直結した要因だ。

広告・エンタメ・ドキュメンタリーが融合した「ひとつの表現作品」として、No No Girls はクリエイティブ業界からも高く評価された。

クリエイティブアワード受賞が意味するもの

「No No Girls」が受賞したのは、

  • PR部門

  • ブランデッド・コミュニケーション部門(Bカテゴリー)

という、プロジェクト全体の表現力が問われる分野。

単なる番組やプロモーションを超え、“物語そのものをブランド化した構造” が認められた形だ。

社会的メッセージを持ちながら、視聴者を巻き込み、感情を動かす。

それは、音楽業界でも新たなマーケティングモデルとして注目されている。

HANA ― “7つの花”が咲いたその先へ

デビューの瞬間

2025年1月、No No Girls最終審査から選ばれた7名が、HANA としてデビューを果たした。

グループ名には、「困難を越えても咲き続ける花」という意味が込められている。

ちゃんみなはその命名にあたり、

「自分を否定されても、咲くことをあきらめない人であってほしい」

と語っている。

メンバー構成と個性

No No Girlsがクリエイティブ受賞から次章へ ー HANAが示す新たなJ-POPの地図

HANAは、Chika/Naoko/Jisoo/Yuri/Momoka/Koharu/Mahina の7人からなる。

国籍やバックグラウンドの多様性が特徴で、歌唱・ダンス・ラップのスキルがバランスよく融合している。

この「多様性×自己肯定」を軸にした構成は、No No Girlsの理念をそのまま体現したチームといえる。

デビュー曲「Drop」と「ROSE」に見える美学

HANAのプレデビュー曲「Drop」は、オーディション最終審査で披露されたナンバー。

リリース後すぐにYouTubeトレンド入りし、新人とは思えない完成度で注目を集めた。

そして、正式デビュー曲「ROSE」(2025年4月リリース)では、ビルボード・ジャパンHot100で首位を獲得。

オリコンでもストリーミングチャート1位を記録した。

タイトルの「ROSE」は、「美しく咲くために傷を恐れない」という意味が込められている。

まさにNo No Girlsの精神を受け継いだHANAの代表曲といえる。

HANAが示す“新しいJ-POPの地図”とは

1. クリエイティブ×アイデンティティの融合

HANAは、音楽だけでなく映像・ビジュアル・メッセージの一貫性が強い。

デビュー以降のMVすべてにちゃんみなが関わり、アートディレクションもBMSGが手がける。

つまり、HANAは“音楽プロジェクト”というよりも、「生き方と表現の融合体」として成立している。

2. SNSではなく“物語”でつながるファンダム

HANAのファンコミュニティは、SNSの拡散よりも「物語の共感」で広がっている。

これはBMSGが一貫して掲げる“自己表現と共感”の哲学に通じる。

ファンも「推す」というより、“一緒に咲く”という意識を持っているのが特徴だ。

3. グローバルJ-POPの可能性

多国籍メンバー構成により、HANAは自然と海外リスナーからも注目されている。

英語・韓国語を取り入れたリリックや、世界基準のビジュアル構成が、“グローバルJ-POP”の最前線を築いている。

ACC受賞が照らす「次章」の展開

No No Girlsが受賞したことは、HANAというグループの存在を“社会的プロジェクト”として位置づけた。

これは単なるデビュー成功ではなく、女性が自らの声で表現することの意味」を日本社会が受け入れ始めた証でもある。

今後HANAは、ライブ・ブランドコラボ・国際フェスなど、多方面で活動を広げると予想される。

音楽的挑戦に加え、「社会との対話」を続ける存在になるだろう。

HANAが照らすJ-POPの未来

「No No Girls」から「HANA」へ。

この一連の流れは、“評価されるための音楽”から“意味を生み出す音楽”への移行を示している。

HANAは、個の多様性を肯定しながら、クリエイティブの力で人と社会をつなぐJ-POPの新モデルを提示している。

彼女たちが次にどんな花を咲かせるのか。

その一輪一輪が、日本のポップカルチャーの未来を変えていくかもしれない。

No No Girls × HANAのクリエイティブ戦略

  • 映像構成力の高さ:各エピソードにストーリーテリングの要素を加え、ドキュメンタリーとドラマを融合。

  • ブランディングの一貫性:アートワーク・フォント・映像トーンなど、すべてが“同一世界観”で統一。

  • 社会的文脈との接続:「NOを力に変える」という普遍的テーマが、Z世代以降の共感を呼んだ。

  • アーティスト主導の制作体制:ちゃんみなが演出・音楽・ヴィジュアルまで関与し、既存のアイドル・オーディション構造とは一線を画した。

結果として、HANAは「女性アーティストの自己表現がブランド価値になる」

という日本エンタメの新しい方向性を示している。

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ポプバ編集部:Jiji(ジジ)

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