©︎朝ドラ『おむすび』

第3話では、主人公・米田結（橋本環奈）が書道部に入部するかどうかを迷うシーンが描かれます。結は、書道部の先輩・風見（松本怜生）に心惹かれつつも、自分の進路や本当にやりたいことを見つけるために葛藤を抱えているのです。今回は、そんな結の揺れ動く心と、彼女を心配する母・愛子（麻生久美子）の姿に注目していきます！

結の青春と書道部への誘い

前回の第2話で、結が地元ギャル連合「ハギャレン」に勧誘されたことは話題となりましたが、第3話では新たな青春の舞台として学校の書道部が登場します。結は、書道部の先輩である風見の落ち着いた言動に魅力を感じ、彼の存在が結の心を動かし始めています。青春を謳歌するかのようなキラキラした瞬間を感じつつも、実際に書道部へ正式に入部するかどうかは迷い続けているのです。

そんな中、クラスメートで書道部員の恵美（中村守里）から入部届を渡されますが、結は即座に入部の決断をすることができません。「自分に本当に合っているのか」「これでいいのか」という迷いが、結の心を複雑にしているのです。

書道展への誘いで動く結の心

結が迷う中、福岡・天神で開催される書道展の話が持ち上がります。先輩の風見もその書道展に参加すると聞いた瞬間、結は即座に参加を決意。彼と一緒に何かを体験することに対する期待感や憧れが、結の心を動かしたのです。ただ、書道展に行くことと書道部に入部することは別問題。結の中で、まだ決断には至っていない部分が残されていることがこのシーンで浮き彫りになります。

母・愛子の心配と家族の関係性

一方で、結の母・愛子（麻生久美子）は、娘が書道部に入るかどうかで迷っていることを感じ取り、心配の色を隠せません。愛子は、結が自分の人生の選択に自信を持てない様子を見て、「娘が本当に幸せな道を選んでほしい」と願っているのです。家族として娘の成長を見守りたい気持ちと、無理に何かを強要せずに自由に選ばせたいという葛藤が、愛子の心にも広がっています。

特に、家族間の対話が『おむすび』の重要なテーマとして描かれており、愛子が結に対してどのように寄り添っていくのかが今後の展開の鍵となりそうです。結と母の会話からは、親子の絆とともに、それぞれが抱える悩みや不安が見え隠れします。

結が書道部に入部を迷う理由

では、なぜ結は書道部への入部を決断できないのでしょうか？その理由は、結が「本当に自分の道がどこにあるのか」をまだ見つけられていないからです。彼女は姉・歩（仲里依紗）の影響でギャル文化に憧れる一方、書道部での風見との交流や、内面での静かな自分との対話にも引き寄せられています。この相反する二つの世界に引き裂かれ、どちらの道に進むべきかを迷っているのです。

また、周囲の期待と自分の本心との間で葛藤する10代の悩みも、結の決断を遅らせている要因の一つです。彼女は、他人にどう見られるかよりも、「自分がどうありたいのか」を問い続けているのです。

第3話のまとめと今後の展開

『おむすび』第3話では、結が書道部に入るかどうかで揺れ動く心と、そんな彼女を見守る母・愛子の心情が描かれました。結が自分の人生の選択にどのように向き合うのか、そして書道部への入部を最終的に決断するのか、視聴者としても目が離せません！

今後も、結がどのように自分自身を見つけ出し、家族や仲間との絆を深めていくのかが物語の大きな見どころです。結の成長が、視聴者の共感を呼び、彼女の選択がどう物語を動かしていくのか、ますます期待が高まります！

おまけ：書道と青春の繋がり

本作に登場する書道部のシーンは、青春の象徴として描かれています。書道は一見、静かな趣味に見えますが、実は集中力や表現力が問われるアクティブな活動。自分の心を文字に込めて書き上げる瞬間には、言葉では表現できない感情が表れます。

書道を通じて、結が自分をどのように表現していくのか、そして仲間との交流を通じてどんな成長を遂げるのかは、今後の物語を通じて明らかになっていくでしょう。青春の中で、自分を表現する場を見つけることの大切さを、視聴者にも感じさせる場面が多くなることが期待されます！

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