はじめに:エピソード多すぎ問題、そろそろ片をつけよう
1997年から連載を続け、2025年で連載開始から28年。
「ONE PIECE(ワンピース)」は名実ともに“国民的冒険大作”として、今もジャンプの最前線を走り続けています。
…とはいえ、途中離脱した人・これから観たい人にとっては、どこから手をつければいいのか迷子必至。
- 「全部で何編あるの?」
- 「アニメと漫画、話数どう対応してるの?」
- 「見る順番や飛ばしていい話ある?」
そんな悩みを丸ごと解消すべく、この記事では「2025年時点での全編エピソードの概要と見る順番」を、話数・巻数・要点ごとに一気にまとめました!
✅ すぐに履修したい人向けの「時短ルート」も紹介しています。
見る順番はどうする?【基本は公開順でOK!】
🔹原作とアニメの順番は基本一致
ワンピースは時系列シャッフルがほぼない直線構成のため、原作漫画もアニメも公開された順番でそのまま視聴・読破してOKです。
ただし注意点は以下:
- アニメにはオリジナルエピソード(アニオリ)や総集編が一部存在
- スピンオフや映画は時系列が前後することも(今回は除外)
✅ 時短で履修したい方はアニオリ&総集編スキップが推奨です!
全エピソードの一覧と対応表【漫画巻数&アニメ話数対応】
以下は2025年7月時点での「全13編」の対応表です。
エピソードごとに話数・巻数・主な出来事・見るべき理由を簡潔にまとめました。
🔸東の海(イーストブルー)編
📘 漫画:1巻~12巻|📺 アニメ:1話~61話
📝 仲間集めの始まり。ゾロ、ウソップ、サンジ、ナミが加入。海賊王への第一歩。
🎯 【見る理由】ワンピースの「世界観の土台」になる最重要編。
🔸アラバスタ編
📘 12巻~23巻|📺 62話~130話
📝 王女ビビとクロコダイル戦、チョッパー加入。ポーネグリフ初登場。
🎯 【見る理由】“謎”が深まり始める序盤最大の山場!
🔸空島(スカイピア)編
📘 24巻~32巻|📺 144話~206話
📝 空島の神・エネルと対決。ポセイドンの伏線が仕込まれる。
🎯 【見る理由】ワンピース全体の「神話的世界観」の根幹。
🔸ウォーターセブン~エニエス・ロビー編
📘 32巻~46巻|📺 207話~336話
📝 CP9と戦い、ロビン奪還へ。「世界政府への宣戦布告」は必見。
🎯 【見る理由】エモさ100%!名言・名シーンの宝庫。
🔸スリラーバーク編
📘 46巻~50巻|📺 337話~381話
📝 ブルック登場。ゾロが命を賭ける“あの”名シーンあり。
🎯 【見る理由】小休止的だが「ゾロの真価」が光る編。
🔸頂上戦争編(インペルダウン~マリンフォード)
📘 50巻~61巻|📺 382話~516話
📝 エースの死、白ひげ最期、海の勢力図が激変。
🎯 【見る理由】ワンピース屈指の“泣ける”&“震える”超大編。
🔸魚人島編
📘 61巻~66巻|📺 517話~574話
📝 2年後スタート。差別と過去の因縁が交錯。
🎯 【見る理由】成長した一味を体感&しらほし=ポセイドン確定。
🔸パンクハザード編
📘 66巻~70巻|📺 575話~628話
📝 ローと同盟!カイドウ編へのプロローグ。
🎯 【見る理由】ここから“最終章”の地ならしが始まる。
🔸ドレスローザ編
📘 70巻~82巻|📺 629話~782話
📝 サボ再登場。ルフィvsドフラミンゴ。大船団誕生。
🎯 【見る理由】ルフィが“影響力を持つ存在”へ変貌。
🔸ホールケーキアイランド編
📘 82巻~90巻|📺 783話~891話
📝 サンジ奪還、ルフィvsカタクリ。ビッグ・マム初本格登場。
🎯 【見る理由】「ルフィ=5番目の皇帝」誕生のキッカケ。
🔸ワノ国編
📘 91巻~105巻|📺 892話~1087話
📝 カイドウ戦。ニカ覚醒&ギア5発動!四皇に昇格。
🎯 【見る理由】過去最大級の戦闘。考察勢も歓喜の伏線回収編!
🔸エッグヘッド編
📘 105巻~111巻|📺 1088話~現在
📝 ベガパンクの研究島。空白の100年の核心に迫る。
🎯 【見る理由】最終章序盤。全世界に向けてDの秘密が告げられる。
🔸エルバフ編(進行中)
📘 111巻~|📺 未放送
📝 シャンクス、神の騎士団、天竜人の過去が徐々に明らかに。
🎯 【見る理由】クライマックスへ向けた超重要フェーズ!
編集部おすすめ!最短履修ルート(タイプ別)
🔹時間がないけど追いつきたい人へ
東の海 → アラバスタ → 頂上戦争 → ワノ国 → エッグヘッド編
➡ 初期・中盤・最終章の要点だけ押さえる最短5編ルート!
🔹泣きたい人向け感情特化ルート
ウォーターセブン → 頂上戦争 → ドレスローザ → ホールケーキアイランド
➡ 感情ジェットコースター!
🔹伏線厨向け 考察特化ルート
空島 → 魚人島 → パンクハザード → エッグヘッド
➡ ポーネグリフ、Dの一族、古代兵器ルート
よくある質問(FAQ)
Q:映画や特別編も観るべき?
→ 映画は基本パラレルですが、近年は本編とリンクする要素も。最新映画が気になる方は観てもOK。
Q:アニオリは飛ばしていい?
→ 基本スキップOK!本筋に大きな影響はありません。
Q:漫画とアニメ、どちらが効率的?
→ 時間がない人には漫画の一気読みが断然おすすめ。演出重視ならアニメも◎。
🧭ワンピースが描き続けた“冒険”という希望──それは「仲間」と「自由」を探す旅
ワンピースがこれほどまでに長く、そして広く愛されている理由は、単にバトルが熱いからでも、伏線がすごいからでもありません。
それは「冒険」という言葉に、誰もが人生の夢を重ねられるからです。
🔹「ワンピース=宝」ではなかった衝撃の真実
物語の核心には、いまだ正体が明かされぬ“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が存在します。しかし物語が進むにつれ、読者の多くは気づきます。
これは財宝探しの話ではなく、仲間と過ごした旅そのものが“宝”なのでは?
そう思わせるほど、ルフィたちが重ねてきた「関係性」「過去」「信念」の厚みが、ときに涙を呼び、ときに人生を前向きにさせてくれるのです。
🔹“仲間”という言葉の再定義をした漫画
「仲間」という言葉は、使い古された価値観に聞こえるかもしれません。しかしワンピースにおいて仲間とは、
- 過去も受け入れ
- 信念の違いも抱き
- それでも共に生きようとする関係
を指します。ただ「一緒に戦う」だけではない。
だからこそ、ロビンが「生きたい」と泣き叫ぶシーンや、ゾロが「何もなかった」と耐え抜く瞬間は、多くの人の心を打ちます。
🔹“自由”とは何か? ルフィが体現する「もうひとつの英雄像」
ルフィの最大の魅力は、常に「自由であること」を最優先する生き方です。
- 命令も権威も、正義の名も通じない
- ただ自分の心に正直に進み続ける
- 誰かの夢を、笑わずに守る
その姿に、誰もが「こんなふうに生きられたら」と願うのではないでしょうか。
そしてこの「自由を探す旅路」こそ、ルフィというキャラクターが“現代に必要なヒーロー像”を示している所以なのです。
🔹連載28年、変わらなかったものと変わったもの
2025年現在、連載28年目を迎えた『ONE PIECE』。
この間、時代も、読者層も、ジャンプのラインナップも大きく変わりました。
それでも変わらなかったものがあります。
- 誰かの「夢」を笑わないという姿勢
- 友情と信念を貫く格好よさ
- 冒険が人を強くするという信念
逆に、社会の価値観が変わったことで「ワンピースの核心がよりリアルに響くようになった」とも言えるでしょう。
✨今、ワンピースを追う意味とは
最終章が進む今、「ONE PIECE」は読者にこう問いかけているようにも思えます。
「君にとってのワンピースは何か?」
それは夢かもしれない。仲間かもしれない。あるいは、“過去を許すこと”や、“何かを手放す勇気”かもしれない。
28年の旅路を経て、ルフィたちの物語はまもなく終わりを迎えようとしています。
でも、その物語が残した「心の地図」は、これからも私たちの中で生き続けるはずです。
✅ 最後に
途中で離れてしまった方も、これから追いかけたい方も、「いまから追いつく価値は100%ある」と断言します。
仲間と出会い、信じ合い、別れ、また進んでいく──
それはまさに、人生という名の“冒険”そのもの。
今こそ、「麦わらの一味」の航海に、あなた自身の一歩を重ねてみませんか?