◆ 知性と好奇心を武器に──異色のモーニング娘。メンバー、櫻井梨央
モーニング娘。'25の中でも、ひときわ異彩を放つ存在として注目を集める櫻井梨央さん。
その理由は、彼女がただのアイドルに留まらない“知的探究心”と“個性”を持っているからです。
東京都出身で2005年生まれの櫻井さんは、2022年にモーニング娘。の16期メンバーとして加入。
その落ち着いた物腰と的確な受け答えで、すでに「知性派アイドル」として高く評価されてきました。
しかし、そんな彼女のもう一つの顔が、知る人ぞ知る「建築愛好家」という一面。
このギャップこそが、今、ファンの間でも話題となっているのです。
◆ 建築に“恋わずらい”するアイドル──そのきっかけとは?
櫻井梨央さんの建築愛は、にわかファンの想像をはるかに超えた本気度。
雑誌「JUNON」で連載されていた『名建築に恋わずらいり~』では、自ら地方の名建築を訪れ、構造や意匠の魅力を自分の言葉で語り尽くすという連載を続けていました。
北海道の「豊平館」や、三重県の「VISON(ヴィソン)」など、名建築をめぐる旅はただのロケではありません。
彼女の視点で描かれる感想は、建築に興味がなかった人にも「なるほど」と思わせる説得力があり、読者からは「視点が面白い!」「建築の知識もすごい」と反響が続出。
そしてその連載が、一冊の書籍として2025年10月31日に発売されることが決定しました。
◆ 書籍『モーニング娘。'25 櫻井梨央 名建築に恋わずらいり~BOOK(仮)』とは?
本書は、これまで雑誌に掲載されていた連載を中心に、未公開カットや新たな取材写真を追加した集大成的な一冊。
特筆すべきは、新たに訪れた箱根や横浜の建築物にて撮影されたグラビア。
その空間に溶け込むような彼女の姿には、建築物と人間が“共鳴”するかのような美しさが漂います。
さらに巻末には、櫻井さん自身のロングインタビューも収録。
なぜ建築に惹かれたのか、アイドル活動と知的好奇心の両立について、そして今後の展望まで――彼女の内面がたっぷり語られています。
◆ モーニング娘。'25での立ち位置と進化
2022年の加入から3年。櫻井梨央さんは、今や“モーニング娘。の知的担当”として定着しつつあります。
パフォーマンスでは繊細な表現力と、安定感あるボーカルで評価を高め、MCなどでは落ち着いた話し方としっかりした言葉選びが魅力。
近年のグループでは、個性や専門性を持つメンバーが求められる傾向があり、櫻井さんのように“知的な魅力”を発揮できる存在は貴重です。
アイドル=歌って踊るだけじゃない。
知性も、感性も、表現力も武器になる──そんな時代の象徴的な存在と言えるかもしれません。
◆ “推す理由”がどんどん増えていく櫻井梨央という人
建築を語る彼女も、ステージで輝く彼女も、どちらも本物。
ただの「ギャップ」ではなく、櫻井梨央という人物の“軸の太さ”があってこそ成立しているのが、今の彼女の魅力です。
今回の書籍は、そんな彼女の“建築愛”を通して、内面にグッと迫れる内容になっています。
知的でありながら、どこか素朴。理屈っぽくないのに、考え方に筋が通っている──まさに“考えるアイドル”。
モーニング娘。'25の中でも、今後ますます注目を集めていく存在であることは間違いありません。
📚 櫻井梨央の“知的な好奇心”を深掘り
櫻井さんの知的好奇心は、建築に限った話ではありません。
過去のインタビューでは、「資料館や博物館が好き」「本屋に長時間いられるタイプ」と語る場面もあり、“調べること自体が楽しい”という性格がにじみ出ています。
また、バラエティ番組などでは冷静かつ的確なコメントをする姿が印象的で、「周囲をよく見ている」「空気を読む力がある」とファンの間でも評判に。
その一方で、時折見せるちょっと天然な一面や、笑顔でメンバーにツッコミを入れる姿も魅力。
完璧すぎないからこそ、親しみやすさがある──そんな“バランス感覚”も彼女の強みです。
櫻井梨央という人物を一言でまとめるなら、「知的で柔らかく、人を惹きつける存在」。
そして今回の書籍は、彼女の魅力を一歩深く知るための最良の入り口になってくれることでしょう。