音楽

平野紫耀が描く“今の恋”とは?Number_i新曲「3XL」から読み解く人物像と変化

平野紫耀が描く“今の恋”とは?Number_i新曲「3XL」から読み解く人物像と変化

Number_iが1月29日に配信リリースする新曲「3XL」。
この楽曲は、メンバーの平野紫耀がプロデュースを担当した作品であり、Number_iとしては表題曲で初めて“恋愛”を正面に据えた一曲となる。

楽曲情報だけを見ればシンプルなリリースニュースだが、「3XL」はそれ以上に、現在の平野紫耀がどのような距離感で感情や表現と向き合っているのかを想像させる作品でもある。







平野紫耀の人物像は、どのように受け取られてきたのか

平野紫耀といえば、身体性を伴うダイナミックなパフォーマンスや、強い存在感を思い浮かべる人も多いだろう。一方で、Number_iとしての活動を追っていくと、言葉で多くを語るよりも、作品そのものに委ねる姿勢が印象に残る場面も少なくない。

それは「変化」や「進化」と断定できるものではないが、少なくとも「3XL」においては、感情を過剰に説明せず、聴き手の受け取り方に余白を残す構造が選ばれているように見える。

「3XL」が描く恋は、完成形ではない

「3XL」は、ピュアな恋心をテーマにしながらも、理想化されたロマンスを提示する楽曲ではない。
ベースの効いたトラックは一定のリズムを保ち、感情が前に出すぎることを抑えている。その上に乗るリリックも、答えや結論を示すというより、感情の途中経過を切り取ったような印象を与える。

そのため、この楽曲で描かれている“恋”は、完成された関係というよりも、揺れや迷いを含んだ状態として受け取ることもできる。聴き手によって解釈が分かれる余地を残している点が、「3XL」の特徴と言えるだろう。

ピンクのハートが示すイメージの幅

平野紫耀が描く“今の恋”とは?Number_i新曲「3XL」から読み解く人物像と変化

公開されたジャケットアートワークでは、ピンクのハートが強い印象を残す。
一見するとストレートでポップなモチーフだが、楽曲と合わせて受け取ると、そのハートは安心感と同時に、どこか不安定さも感じさせる存在として映る人もいるかもしれない。

この視覚表現は、「3XL」が提示する恋のイメージを一つに固定するものではなく、聴き手それぞれの感情に委ねるための入口として機能しているようにも見える。







Number_iの中での平野紫耀の関わり方

Number_iは、メンバーそれぞれの個性や経験を持ち寄る形で成り立っているグループだ。その中で平野紫耀は、「3XL」においてプロデュースという形で制作面に関わっている。

これはグループ内での序列や役割を示すものではなく、あくまで一つの作品における関与の仕方の違いに過ぎない。ただ、「3XL」を通して、平野紫耀が楽曲全体の方向性や世界観に目を配っている様子は、作品からうかがえる。

恋愛ソングという題材を選びながらも、Number_iとしての音楽性から大きく逸れない。そのバランス感覚が、この楽曲の印象を形作っている。

なぜ「今」、恋愛ソングだったのか

平野紫耀が描く“今の恋”とは?Number_i新曲「3XL」から読み解く人物像と変化

「3XL」が印象的なのは、恋愛というテーマを扱いながらも、強いメッセージや明確な結論を提示していない点にある。それは、恋という感情が誰にとっても単純ではなく、常に途中の状態で存在するものだからかもしれない。

平野紫耀がプロデュースを担ったこの楽曲は、「こうあるべき恋」を示すのではなく、「こう感じる瞬間もある」という断片を並べているように受け取れる。そこには、聴き手が自身の経験や感情を重ねる余地が残されている。

また、プロデュースという立場を選んだこと自体も、自己主張を強めるためというより、作品全体の完成度や一貫性を意識した結果と見ることができる。

前に出ることよりも、楽曲がどのように聴かれるかを優先する。その姿勢が、「3XL」の穏やかな温度感につながっているように感じられる。

「3XL」は、恋愛ソングでありながら、平野紫耀という表現者の現在地を静かに映し出す一曲でもある。
はっきりとした答えを提示しないからこそ、この楽曲は聴くたびに印象が変わる。その余白こそが、今のNumber_i、そして平野紫耀の表現を象徴しているのかもしれない。

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