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玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

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芸能20周年、30歳の節目に見せた「素顔」と「決意」

ももいろクローバーZの“黄色担当”、玉井詩織

2025年、彼女は芸能活動20周年を迎え、同時に30歳という大きな節目を迎えた。

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

この記念すべきタイミングで発表された2冊の写真集『たまゆら』『しおどき』には、ひとりの女性として、ひとりの表現者として、今の彼女を余すことなく映し出している。

ただの記念作品ではない。そこに収められているのは、“ももクロの若大将”として背負ってきた責任と、変わらない素直な笑顔、そして新たな挑戦への意志だ。

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

本記事では、そんな玉井詩織が歩んできた20年の軌跡をたどりながら、写真集に込められた思いと、今の彼女の“本音”に迫っていく。

少女から“若大将”へ──玉井詩織、ももクロと歩んだ青春

玉井詩織がスターダストプロモーションに所属したのは2005年、わずか10歳のときだった。

その3年後、2008年に「ももいろクローバー」が誕生。やがて「Z」が加わり、グループは爆発的な成長を遂げていく。

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

当初から玉井に与えられたイメージカラーは黄色

明るさ、元気さ、そして安心感を象徴する色だが、それはまさに彼女の人柄を反映していた。

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

キャッチフレーズは「ももクロの若大将」。

頼れるお姉さんポジションでありながら、どこかおっとりとした雰囲気もある玉井。グループ内では、時にまとめ役として、時にムードメーカーとして、その立ち位置を確立していった。

個人としての進化──表現者・玉井詩織の現在地

ももクロとしての活動と並行して、玉井は個人の表現者としても着実に成長を遂げてきた。

2024年にはソロアルバム『colorS』を発表。

そして2025年5月、日本武道館で開催されたソロコンサート「Maison de Poupée(メゾン・ド・プペ)」は、その存在感をより強く印象づけるものとなった。

歌、ダンス、演技、MC──グループ活動で培ったスキルに、ソロでの経験が加わり、今の玉井詩織は“ももクロの一員”という枠を超えた存在へと進化している。

「たまゆら」「しおどき」で魅せた、新たな玉井詩織

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

そんな中で発表されたのが、彼女にとって初となる写真集『たまゆら』とストーリー仕立ての『しおどき』の2冊だ。

■『たまゆら』──素顔を切り取った“旅の記録”

撮影地は、彼女がかねてから憧れていたベトナム・ホーチミン、そして“最後の楽園”とも称されるフーコック島。

青空、海、街並み、美しい自然…そのすべてが彼女の等身大の魅力を引き出している。

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

「撮影前にソロライブがあったので、自然と体も引き締まってて。一石二鳥でラッキーでした(笑)」

と語るように、準備も仕上がりも抜群。

ただし、ベトナムのご飯が美味しすぎて…

「毎日ちゃんとご飯の時間をいただけて、『これは食べるしかない!』って。たくさん食べてたら、スタッフさんから『こんなに食べる人は珍しい』って笑われました(笑)」

まさにオンとオフの切り替えができる、自然体の玉井詩織がそこにいる。

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

■『しおどき』──女優・玉井詩織としての挑戦

一方の『しおどき』は、ドラマ『silent』『いちばん好きな花』などを手がけた生方美久氏による書き下ろし脚本と、写真家・濱田英明氏の写真で構成されたストーリー写真集。

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

3つの異なるストーリーで、玉井がそれぞれ異なる主人公を演じるという構成。

カメラの前で“演じる”玉井は、これまでとはまた違う顔を見せる。

「自分だけの写真集が書店に並んでいるのを見たときは、やっぱり感動しました」と話す彼女の表情には、誇らしさと照れくささが混ざっていた。

「こんなに続くなんて思わなかった」──彼女が語る“これまで”と“これから”

活動20周年を振り返り、彼女はこう語っている。

「こんなに長く続けていけると思っていなくて、自分でも数字の大きさにびっくりしています」

そして、最大のターニングポイントを聞かれると、やはり「ももクロの結成」と即答した。

アイドルとして走り続けること。

グループの看板を背負いながら、個人としてもブレずに活動すること。

その両立は決して簡単ではないが、玉井詩織はそれを20年もの間、自然体で続けてきた。

写真集のラストには、こんなメッセージが込められている。

「1冊ずつでも楽しめるし、2冊合わせれば違う一面を楽しめる。日頃から応援してくださる皆さんへの感謝の気持ちを込めています」

玉井詩織が歩んだ20年─“黄色”を背負い続けたももクロ人生のターニングポイントとは?

“黄色”という色に宿る覚悟とやさしさ

ももクロにおける「黄色」というポジションは、単なるカラーイメージではない。

明るく、場を和ませ、時には冷静な視点でチームを支えるバランサー。

玉井詩織は、その“色”を20年間、見事に演じきってきた。だが、彼女は“演じる”のではなく、自然体のまま、その役割を引き受けてきたのだ。

「若大将」と呼ばれながらも、年齢と共に変化していくグループの中で、笑い、迷いながらも、前を向き続けてきた姿に、ファンは何度も励まされてきた。

今、30歳となった玉井詩織は、“ももクロの黄色”という肩書きを超え、表現者として新たなページを開こうとしている。

それでもきっと、彼女の中心にあるのは変わらない。

“ありがとう”を伝えたいという気持ち。

そして、“今の自分を届けたい”というまっすぐな思いだ。

書誌情報(参考用)

  • 『玉井詩織 1st写真集「たまゆら」』

     価格:3,300円(税込)/撮影:遠藤優貴
  • 『玉井詩織 ストーリー写真集「しおどき」』

     価格:3,300円(税込)/撮影:濱田英明/脚本:生方美久

    ※いずれもSDPより2025年8月27日発売

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