月9ドラマ『嘘解きレトリック』第3話では、探偵・左右馬(鈴鹿央士)と刑事・端崎(味方良介)の友情がテーマとなり、端崎に対して左右馬がついた“優しい嘘”が物語の大きなポイントになりました。
嘘をテーマにしたドラマらしい展開が視聴者の心を掴んだこのエピソードを振り返ります!
端崎の恩人をめぐる再会への期待
端崎はかつて、自分を救ってくれた女性「松葉牡丹の君」と再会することを強く願っていました。偶然、雑誌に写る料亭の仲居の写真を見た端崎は、その女性が恩人であると確信します。端崎にとっては特別な存在であり、左右馬に彼女を探す手助けを頼むことに。
しかし、左右馬はその女性が“松葉牡丹の君”であると気づいていながら、端崎に**「別人だ」と嘘をつくのです。左右馬のこの嘘に、鹿乃子(松本穂香)は驚き、なぜ親友に嘘をつくのか理解できずに心を悩ませます。鹿乃子の嘘を見抜く能力**は、時に彼女を混乱させる存在にもなっているのです。
左右馬の嘘の理由
実は、左右馬が端崎に嘘をついたのには大きな理由がありました。料亭の仲居(中田クルミ)は、客を介抱するふりをして財布を盗む巧妙な窃盗犯だったのです。左右馬は、端崎がこの事実を知ったときの衝撃や心の痛みを恐れ、あえて「別人だ」と言って彼を遠ざけようとしたのです。
左右馬は、端崎に真実を伝えるのではなく、彼を守るための嘘を選んだのです。このシーンは、嘘の使い方が善意に基づく場合もあるというテーマが描かれ、視聴者にも強く響いたことでしょう。
真相の発覚と切ない別れ
料亭での真相を確かめるために、左右馬と鹿乃子が現場を訪れると、そこに端崎が登場し、窃盗容疑で仲居が逮捕されます。仲居の正体を目の当たりにした端崎は、左右馬の嘘に気づき、彼に「貴様にはかなわんな」とつぶやきながらその場を去ります。左右馬は、親友を守りたい一心でついた嘘が、結果的に端崎を傷つけたことに胸を痛めるシーンが、視聴者の心を揺さぶりました。
左右馬と鹿乃子の絆が深まる瞬間
この一件を通じて、左右馬は鹿乃子にすべてを説明し、彼の嘘の背後にあった本当の気持ちを打ち明けます。端崎のために優しい嘘を選び、そして鹿乃子に対しては、彼女の能力を含めてすべてを受け入れると誠実に伝えました。この言葉は、これまで人から受け入れてもらう経験のなかった鹿乃子にとって、非常に大きな意味を持ちます。
絆が深まる第3話
第3話は、左右馬と鹿乃子の絆が一気に深まった回であり、バディとしての関係性がより強固になっていく様子が描かれました。優しさと強さを兼ね備えた左右馬のキャラクターは、嘘というテーマを通じてますます魅力的に感じられます。
今後も2人がどのような事件に挑んでいくのか、そして端崎との友情がどう展開していくのか、次回が待ち遠しいですね!
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