
30歳の山田涼介が開く、新たな扉
Hey! Say! JUMPとしてデビューしてから約18年。
アイドルとして、俳優として、日本のエンタメ界を駆け抜けてきた山田涼介が、今あらためて“自分”という存在に向き合っている。
それはただのソロ活動の拡大ではなく、「どんな形であれ、自分の好きなことを、自分の言葉と手で届けていく」──そんな意志に貫かれた、表現者としての転換点だ。
ゲーム、音楽、ラジオ――。一見バラバラに見える3つのジャンルで、山田涼介は今、確かな存在感を示し始めている。
LEOとしての挑戦:ゲームを“語れる場所”から“戦う場所”へ

ゲーム好きで知られていた彼が本格的にその世界に足を踏み入れたのは、2021年に開設したYouTubeチャンネル「LEOの遊び場」だった。
「LEO」という名前は、自身の星座“しし座”に由来するもの。そこには、“自分のままで自由に遊ぶ場所”という意味が込められていたという。
当初はただの趣味的な活動かと思われたが、その熱量は一線を画していた。機材のトラブルにも自分で対応し、編集や配信の構成にも手を抜かない。その誠実さが多くのファンを惹きつけ、2025年には登録者数が100万人を突破。YouTuberとしても確固たる地位を築いた。

さらに今年8月、プロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」の新設部門「STAR」にLEO名義で正式加入。
東京ドームで行われた発表イベント「CR FES 2025」の大舞台で、「プロとしてゲームに向き合う」新たな覚悟を示した。
ただの芸能人の“参入”ではない。そこには「好きなことを“表現”に変える」という、彼なりの美学があった。
音楽で語る、山田涼介という“ひとりの男”

一方、音楽の面でも2025年は大きな節目となった。
4月には初のソロアルバム『RED』をリリース。タイトルの“赤”は、彼自身の情熱、衝動、そして今の自分を象徴する色だという。
収録曲には「CARNIVAL」や「No ID」といったダンサブルな楽曲から、「Snow Moon」などの叙情的なバラードまで、多彩なジャンルが並ぶ。そこには、Hey! Say! JUMPという枠を離れたからこそ出せた“音楽の自由”があった。
ソロツアーも開催され、各地でファンと直接向き合う中で、「歌で語ること」の楽しさと難しさを体感したと語っている。
自分の声で、自分の楽曲で、誰かの心に触れる。その瞬間こそが、彼にとって最もリアルな“表現”なのかもしれない。
そして今、ラジオで“素顔”を届ける
さらに11月からは、ニッポン放送で自身初となるソロラジオ番組『山田涼介のオールナイトニッポンPremium』がスタート。
毎週土曜日の夜、リスナーとリアルタイムで言葉を交わす2時間。期間は2026年3月までの限定だが、山田にとってこの挑戦は“声でつながる”という新たな体験でもある。
「皆様の日常を色鮮やかにできるような、そんな番組にしたい」と語る山田。リスナーからの手紙に耳を傾け、自分の言葉で返す時間は、これまでのどんな活動とも違う“距離感”でファンと向き合う機会になる。
俳優として台本を演じ、アーティストとして楽曲に込め、ゲーマーとしてプレイで魅せてきた彼が、今度は“言葉そのもの”で勝負する。
そこに垣間見えるのは、ただの「発信」ではない。「会話」や「共有」に重きを置く、まっすぐな想いだ。
“山田涼介”という存在の軸が、今、明確になりつつある
こうして見ると、今年の山田涼介は、まさに“自分の手で世界を広げる”フェーズにあると言えるだろう。
グループ活動で培ってきた経験を土台にしながら、自らの好きを追求し、それをプロフェッショナルのレベルで届ける。そのスタンスは、30代を迎えた今だからこそ、より説得力をもって響いている。
そして、どの活動にも一貫して流れるのは「他人の期待ではなく、自分の感性を信じて動く」という芯の強さだ。
それは決して派手な革命ではないけれど、静かに、しかし確実に“山田涼介”という人間の輪郭をくっきりと浮かび上がらせている。
表現者・山田涼介はどこへ向かうのか
俳優としての出演作も今後控えていると言われる中で、ソロ活動はますます拡大していく可能性がある。
だが、それが「グループの外に出る」という意味ではないのだろう。むしろ、山田涼介という人間が「どこにいても、自分を発揮できる」状態になりつつある──それが今の姿だ。
ゲーム、音楽、ラジオ。
すべては、“自分の声で語る”という一点に収束しているのかもしれない。
「LEO」として、「山田涼介」として。これからの彼の動きに、静かな期待が膨らむ。
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